若林栄四 ニューヨークからの便り wakabayashi

介入がなくても…

2026/08/04
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円安材料しかないと豪語していた、エコノミスト、ストラテジストは、7月30-31日のドル・円円買い介入に、若干動揺しているように見える。

それは正しい。ドル・円相場は相場であり、経済の変数ではない。

相場である以上、もう上昇しかないと言い出したら天井である。

筆者は経済学を学んでいないので、なぜ円安しかないのか理解できないが、、相場学の世界では、これしかないという状態は、ほぼ間違いなく天井か底である。

尤も、相場学でいえば、前回ドル安値―円最高値2011年10月31日の75円53銭からの59四半期(14年9カ月)の正中点である7月31日には要注意と申し上げていた。

これは、目先の相場の天井ではなく、大天井のことである。

75円から163円まで来た相場が天井を付けて反転するということになる。

いろんな専門家といわれる人の言辞をユーチューブなどで見ると、そこまでの大きな相場の反転を見ていない人がほとんどで、わかってない人は、いつドルを買ったらいいかととくとくと話し、FRBがタカ派だから円安などとくだらない理屈をつけている。

この相場は24年7月3日の161円97銭、と今回の7月23日の163円98銭のダブルトップ天井である。

今までのドル・円の高値の歴史で2年のインタバルを置いてのダブルトップというのはない。今回はまさにダブルトップしかも黄金律162円でのダブルトップである。強力なトップである。

世界中の円キャリートレードが巻き戻されることになるはずだ。140-150円という話ではないのだ。80円台辺りまでを2030-31年にやりに来る構えだろう。

今までの円安で、ちまちま儲けてきた人は、引き続きドル・ロングで攻めるしかないが、儲かったらすぐ利食いを入れることが大事だ。利食いを入れないで、ひたすらナンピンを入れる人は一財産を失う覚悟がいるだろう。

(2026/08/01 執筆)

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プロフィール

わかばやし・えいし
若林栄四

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍中。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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