若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

書籍

トレトレブログ

トレトレ会員無料登録はこちら
トレトレスタッフブログ
トレトレ公式facebookページ
TRADETRADE Twitter
トレトレLINE@公式アカウント登録

日柄で推察する米デフレ経済の軋み

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

米国長期金利10年物が1.25%近辺まで下がってきた。

今年第1四半期には1.77%まで上昇し、2%超を見る人が大勢を占めたが、筆者はやや懐疑的であった。

というのは1981年9月30日の利回り最高値15.84%から、四半期足で下げ18度チャネルの加速54度チャネルの下げパターンから外れていないと見ていたからである。

この54度チャネルの上限に最初に触れたのは、2018年10月の3.26%である。

この時54度チャネルの上限は3.125%で、これに抵触した金利はその後急落、2020年3月には0.31%で底を打った。それから一年後の今年4月に1.77%まで反騰したが、その時の54度チャネル上限は1.5%であり、それを約0.27%オーバーしたが、その後は徐々に1.5%に向けて修正安、今期はその54度チャネル上限が1.25%にある。

筆者はずっと米国はインフレではなくデフレだとこの金利を見ながら申し上げてきたが、これで今期1.25%以下で期末相場が保たれると、1.77%への戻しは騙しであり、米国金利はまだ下げ54度チャネルから抜け出していないことをマーケットが証明することになる。FRBのまやかしのインフレ懸念などに騙されてはいけない。彼らはエコノミストだから何もわかっていない。

文明世界の歴史的最低金利は1619年イタリアのジェノバで記録された1.125%であるが、その36.5単位、365年後の1984年5月に米国金利は2番天井の13.85%をつけている。筆者の見方では、この1619年からの大きな日柄が米国デフレの底になるはずと考えている。その日柄は黄金律1.618単位の1618年の4分の1の404.5年を1619年に加えた2024年が、そのデフレの底のタイミングではないかと考えている。

このデフレの底は、米国株式バブルが破裂し、底を見るタイミングではないかとみている。

 米国株式相場は、NYダウは21年5月10日の35,091ドルで天井を見たと思われる。

一般的にはバブル破裂の大相場は2年8-10ヵ月継続、底を見るが、NYダウでは2024年第1四半期がそのタイミングである。

 その5月10日の天井の日柄は、2015年5月19日の高値18,351ドルからの309週(短月77.25ヵ月、すなわち77.25×8=618ヵ月の黄金律)の日柄であった。2015年5月の日柄はリーマンショック底値2009年3月からの6年2ヵ月【323.6週―短月80.9ヵ月】の美しい日柄であった。2009年3月のバブル破裂底からの短月81ヵ月【161.8単位】からの短月77.25ヵ月が今年5月10日の高値であったことがわかる。

 SP500 は2015年5月20日2,134、7月20日2,132ときれいなダブルトップであり、今回7月まで相場崩壊が遅れたのは、その7月20日からの309週-77.25ヵ月(短月)の日柄を待っていたということになる。

同じことはNASDAQでもいえる。2015年7月20日がNASDAQの高値5,231を見た後、翌年2月世界同時株安で4,209まで約20%下落している。

NASDAQの今回の高値は7月7日の14,755であった。第1次ITバブル頂点2000年3月10日5,132にダブルペンタゴン9550単位、9550ポイントを加えると14,682が限度ではないかとみていたが、70ポイントほどオーバーシュートして相場が崩壊を始めたものと理解している。

時あたかも原油相場(WTI )が7月6日の高値76.98から71ドル台へ急落を開始した。

2008年7月の天井147ドルに36.5単位73ドルを当てはめると74ドル以上は無理筋である。

原油相場は2年ほど暴落するのではないかと思われる。

突如として起こったデフレ波の到来は、テクニカル分析の日柄のスタディーからすればそれほど突如ではないが、これからエコノミストがどうこれを説明していくのか、やや意地悪な楽しみである。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

<7/14(水)開催>Nintendo Switch やビットコイン5万円分が当たる!無料投資セミナーのお知らせ

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

みなさん、こんにちは。トレトレ編集部です。

毎月、定期的に開催しているYouTubeライブセミナー「酒匂x川口のゴールデンアワー」。今月も7/14(水) 20:00より開催いたします!

今回の内容は、これまでセミナーのお申込み時にご入力いただいた質問にお答えしていく内容となっております。もちろん、今回のお申込み時にいただいた質問もチェックさせていただきます!

寄せられた質問全てにお答えしていくことは時間に限りがあるので難しいですが、なるべく多くのご質問にお答えしていきますので、ぜひご質問いただければと思います。

酒匂さん、川口さんはもちろんのこと、スペシャルMCの崎本さんにお聞きになりたいことがありましたら、もしかしたら答えて頂けるかも・・・?

そして、毎度おなじみの豪華賞品プレゼントキャンペーンも開催します!

今回の目玉賞品は・・・Nintendo Switch !!!

ビットコイン5万円相当、1万円相当など豪華賞品が盛りだくさん!!

セミナー最後にお知らせするキーワードを応募フォームに入力して、アンケートに回答すると抽選でプレゼントいたします!詳しくはセミナー案内ページを御覧ください。

▼第5回 酒匂x川口のゴールデンアワー▼
https://www.trade-trade.jp/seminar/golden-hour/

皆様のご参加を、お待ちしております!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

バイデン政権最初の躓き

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

6月7日付のNYタイムズに、民主党上院議員のマンシーン(ウェスト・バージニア州選出)の反乱の記事が出ている。

彼はもともと共和党の強い、ウェスト・バージニア州という貧乏州の代表で、民主党議員でありながら今まで何度も共和党から鞍替えのオファーがあった人物であり、一時騒がれたブルーウェイブ(上院、下院、大統領府の民主党支配)のときに、筆者はそうは簡単に民主党の議案が議会を通過するとは思えないという一文をものにしたことがある。

上院は基本がスーパーマジョリティー=フィリバスターといい60票以上を獲得しないと重要案件は通過できない。

今回は特にイデオロギーにかかわる重要案件、連邦議会が、州議会の選挙抑圧立法を抑え込むという、民主主義の根幹にかかわる立法に対し、マンシーンが反対を表明したのである。

民主党対共和党は上院の議席は50対50なので民主党議員が一人反対に回ると、51対49となり、法案の成立は難しい。50対50ならば最後は議長採決で、上院議長(副大統領)が議案を通過させることができるが、最初から49対50ではそれもできない。

バイデン政権の売りである、大型経済対策は、1.9兆ドルの部分は、緊急予算執行行為として、スーパー・マジョリティーではなく、シンプルマジョリティー(51-49)の例外措置が取られたが、さらに大統領が提唱している、大型の財政支出にマンシーン上院議員が反対し続けると、その例外措置による議案通過も難しくなる。そうなるとこれらの大型財政支出を当てにして、上がってきた株価などは非常に危険なことになりかねない。

ことはそう簡単ではなく、本コラムで説明できるようなものではないが、バイデンが得意とする議会対策が身内から反乱者を出して失敗するのは、バイデンの政策の実行可能性について疑問符をつけることになってしまう。

以下上記の問題についての筆者の過去の拙文を参考までにご披露する。

【米国連邦上院にはフィリバスタ―という議事妨害が制度化されている。このフィリバスターを破るには。上院議員の60%以上の賛同を得る必要がある。すなわち議事妨害をできなくするには、60議席が必要ということになり、ある議案が確実に議会を通過するには60議席のスーパー・マジョリティーが必要というのが、このフィリバスターの制度である。

しかし昨今の党派対立の激化から、超党派での合意というのがほとんど不可能になっており、スーパー・マジョリティー方式ではよほど毒にも薬にもならない法案でない限り、議会を通過することはできなくなっている。あるいは一つの議案を投票に持ち込むためにはクローチャーという制度があり、それを議案ごとに発動することによりフィリバスターを回避して投票に持ち込むことができるが、これは手続きが煩雑でしかも時間がかかる。

そこで2013年の民主党上院で、重要議案について、単純多数決(シンプル・マジョリティー)すなわち51対49で法案通過、最高裁判事、閣僚のコンファメーションを強行した。そうしないと議会の生産性が極度に落ちるから、議会の役目を果たすことができないというのが民主党のいい分であった。

その後トランプ政権になって、共和党もこのシンプルマジョリティーを多用するようになる。(これを核オプションと称する) そこで、バイデン民主党は、上院のルールを変えて、重要法案についても単純多数決方式に切り替えようとしている。そのルール変更については上院の単純多数決で決めることができる。従って民主党全員の50票があれば単純多数決方式にすることができる。

シンプル・マジョリティー(単純多数決)で行けば、今バイデン政権が考えている、共和党の選挙抑圧を封じる立法、あるいは2兆㌦のインフラ投資、あるいは企業増税といった重要法案がいまなら議会を通過することができる。

ところがそのフィリバスターの廃止に反対しているのがこのマンシーン上院議員なのである。彼以外の民主党上院議員は全員フィリバスター廃止に賛成だが、ただ一人首を縦に振らない。

正にこれから始まるリベラル革命の首根っこを押さえるのが民主党議員という皮肉な図式になっている。マンシーン上院議員が反対したら何事も議会を通過することはない、という大実力者になってしまったこの頑固おやじを、どう説得して、歴史が予見しているリベラル革命を実現していくのか、議員歴が長いバイデンの腕の見せ所だろう。】

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

FRBの受難

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

バイデン政権の財政、金融政策の総動員でマーケットにはインフレ懸念が高まっている。インフレ関連の経済指標は確かに1年前のコロナ禍最悪期と比べると、YOY (前年比)で高い目の数字が出るが、それはもちろん本質を映していない。

今の経済の問題点はバイデノミクスが指摘するように、slack が問題の本質であり、それが長年の低金利の背景であり、3%超のマイナス成長の後、GDPの15%になる財政支出をばらまいたとしても、それが一気にインフレにつながるとは到底思えない。

そもそもこのパンデミックは、強制的に需要と供給を同時に消滅させるという極めてデフレ的な現象である。そこで起こった経済のストック面のダメージは巨大である。ストック面のダメージはFRBのように資金供給だけでは何の意味もない。というのは国民経済のプライベートセクターのバランスシートが、痛んでいるからである。キャッシュフローを確保することは悪いことではないが、バランスシートの改善にはつながらない。タックスペイヤー(納税者)のカネを無償でギブアウトすることにより初めてバランスシートの改善につながるのである。

今回の財政の巨額の出動はその無償のギブアウトである。しかし、傷んだバランスシートの改善はいきなり効果を発揮するものではない。長い時間をかけてバランスシートを改善し、初めて前向きの経済活動が可能になるのである。そのうえでフルシリンダー エンジン全開となる。それまでインフレの恐れは杞憂に終わるだろう。

そもそも米国のインフレはドルが金の縛りを離れた1968年の金2重価格制の採用から始まっているとみるべきで、2021年では日柄が合わない。少なくとも59年の日柄とみると2027年あたりまでは基本的にインフレの心配はないだろう。むしろリスクはデフレということではないかと思われる。

1913年に設立されたFRBは今年で108年目の黄金分割の節目のタイミングを迎える。

1980年以降大過なく暮らしてきたFRBに何らかのクライシスが訪れてもよい日柄である。FRB が一番困るのはインフレではなくデフレである。デフレに対してはもう打つべき手段を持っていない。9.5兆ドルまで膨らんだFRBのバランスシートをさらに膨らまして、民主主義の正当性を欠く中央銀行の経済介入を繰り返すのか。

今年から来年にかけてFRBの危機が訪れるような気がする。

その危機は対処が簡単なインフレではなく、対処が難しいデフレではないか。それでなければ108年目の危機にふさわしくないだろう。

9.5兆ドルのQE (量的緩和)をやってしまい、エコノミストであるFRB 官僚がこれ以上は手を拱くしかないデフレに直面、右往左往するところをバイデン政権の財政出動がかろうじて米国経済の大崩壊を防ぐというシナリオになりそうだ。そのためにジャネット イェレン元FRB議長がバイデン政権の財務長官に座っているとみれば極めて説得的なシナリオである。それが名実ともに財政金融のポリシーミックスの交代ということなのだろう。

4月末米国株式市場は、第1四半期の企業決算特にビッグ・テックの絶好調に、新高値を更新している。そうした中で誤ったインフレ懸念が盛り上がっている。

しかし、パンデミックによる一時的な落ち込みからの反動である景気回復は当然長続きしない。

IMFの見方では、このパンデミックで、労働、資本の供給量が減少、潜在成長率は低下し、需給ギャップはデフレギャップを拡大させる。その結果物価は下落する。

経済の先行きに対する期待も今がピークで、これ以上は高まらないだろう。その中で先進国経済は1-2%の低成長が続くというのがIMFなど国際機関の見方である。反動ユーフォリアは、はげ落ちるのは時間の問題だろう。

なにせこの株式市場のラリーは一番直近の底から見ても12年間の大ラリーである。

直近の底は2009年3月の、リーマンショック後安値は、NYダウは6469ドル、SP500は666が底値となっている。

2009年3月の悲観の大底から48四半期―12年は黄金律でいけば95.5単位47.75四半期のタイミングで21年3月あたりで楽観の極に振れ、そのユーフォリアは継続、すでに4月末には12年間で5.3倍、SP500で6.3倍まで株価を押し上げている。

NASDAQは12年間で実に10.4倍である。

Roaring Twenties(怒涛の20年代)と言われた大恐慌前の好景気でNYダウは1921年7月の63ドルから1929年9月の386ドルまで8年間で6.12倍の上昇であった。それから大恐慌が訪れるのである。

どこから見ても異常な現在の株高がいつ崩れてもおかしくないとみるのは極めて自然である。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

【4/28開催】「酒匂x川口のゴールデンアワー」BTC10万円分が当たる豪華視聴者プレゼントあり!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

みなさん、こんにちは。トレトレ編集部です。

トレトレ編集部より、無料オンライン投資セミナーのお知らせです。

4月28日(水)20時より、Youtubeライブ配信にてトレトレでもおなじみ酒匂隆雄さんと川口一晃さんによる無料オンライン投資セミナーを開催いたします!

今回より、スペシャルMCとして、『科捜研の女』『闇金ウシジマくん』などに出演されている、俳優の「崎本大海」さんが爽やかなイケメンMCとして登場します!

番組を盛り上げてくれることはもちろん、崎本さんによる為替質問コーナーもスタートします。

セミナー最後には豪華プレゼント企画も開催いたしますので、ぜひ最後までご視聴いただければ幸いです。

--------------------------------------------------
■開催日
2021年4月28日(水)[日本時間] 20:00〜21:00

■配信方法
Youtube ライブ配信

■参加方法
申込ページより事前登録

■参加費
無料

■参加特典
・ビットコイン 10万円分
・ビットコイン 1万円分
・【下馬伊勢屋】どら焼き&チョコまん詰合せセット
・【精肉「日山】国産牛すき焼きセット
・【食育ネット】特製ゆずプリン
・【ドリームファーム】こだわり米5kg
・【総本家更科堀井】鴨南蛮そばセット
・各種新型コロナウイルス対策グッズ
・講師からの豪華プレゼントもあり!(当日発表)
・いとうまい子さん直筆サイン入りカレンダー
・トレトレストア1,000円クーポン

セミナー終了後、アンケートにご回答で豪華商品をプレゼント!


--------------------------------------------------

Youtubeによるライブ配信なので、PC・スマホをお持ちであればどなたでもご参加いただけます。
参加者全員にあたるプレゼント企画を行いますので、ぜひ最後までご視聴いただければ幸いです。

▼セミナーの詳細はこちら▼
https://www.trade-trade.jp/seminar/golden-hour/

みなさまのご参加をお待ちしております。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
第5回 ゴールデンアワー
500円相当ビットコインプレゼント
アンケートに答えて500円相当のビットコインをゲット!
「これから始めるHSBC香港口座超入門書」2018年8月版
CCM香港 海外法人設立Wキャンペーン
香港ポスト
マカオ新聞

最近のブログ記事

月別アーカイブ

▲ TOPへ戻る

スマホサイトを表示