11日のハンセン指数は0.84%高、米中協議の結果を好感!!
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中国株投資家のみなさん、こんにちは。
11日(水)のハンセン指数は高寄り後、上値を試す動きとなりましたが、大引けにかけてやや売りに押されたことで、終値は0.84%高、2万4366.94ポイントで引けました。

11日(水)の中国企業指数は1.12%高で引けました。

参考として、2025年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

ハンセン指数は6月2日(月)に底打ちした後、多少の上げ下げはありますが、比較的強い上昇トレンドが出ています。
3月19日に記録した高値2万4874.39ポイントがそろそろ視野に入ってきました。
9日(月)、10日(火)にロンドンで行われた米中協議についてですが、商務部を代表して出席した李成鋼副部長が中央テレビ局の取材を通じて、会議の結果を伝えています。
「6月5日に行われた米中首脳による電話会談、5月10、11日にジュネーブで行われた米中協議で達成されたコンセンサスの実行について、原則としてフレームワークを作ることで合意した」などと述べています。
日本のメディアが伝える米国側の情報によれば「ラトニック商務長官はレアアースの輸出規制問題は解決されるだろうといった見通しを示した」などと伝えています。
中国側について、鳳凰衛星テレビ局のイギリス駐在記者による報道などをみると「ベッセント財務長官に一定の決定権が与えられているのだろうが、どこまでなら妥協が許されるのか、また、妥協したのか、外部にはわからなかった」などと示しています。
現地時間10日夜、会議も終わりに差し掛かった段階で米国側は「双方が一部の技術的な小さな範囲でのコンセンサスには達したが、急いで解決しなければならない問題をたくさん残している」と発表しました。
通商代表部のグリア代表が発言しているように、いくつかの問題は相当複雑なようです。
協議終了後のブリーフィングで、グリア代表とラトニック商務長官は「関連する問題について米国に持ち帰り、トランプ大統領と意思疎通を図ってからでないと、中国側の要求に応えることができるかどうか確定しない」などと答えています。
中国側の代表に与えられた譲歩の余地は、ほとんどないのではないかと考えています。
つまり、中国側はジュネーブ合意の後に米国が発表した「華為技術などに対する半導体輸出規制、半導体設計ソフトの販売停止、中国人留学生のビザ取り消しなど」を解消することが条件となっているとみられます。
中国の米国へのレアアース輸出規制の解消が先か、米国の諸問題の解消が先かといった問題についても、中国側が簡単に折れるとは思えません。
とにかく今は、トランプ大統領の決断待ちということなので、次回の会議日程は決まっていません。
米国側から見るとうまくいっていないのですが、中国側から見れば想定通りでしょう。
もっとも、本土(上海総合指数0.52%高)も香港も相場はポジティブな反応を示しています。
「決裂しなかった以上、問題は解決される可能性の方が高い」、「トランプ大統領は妥協せざるを得ない」などと考える投資家が多かったのでしょう。
セクター別では証券が買われています。
光大証券(06178)が6.26%高、広発証券(01776)が6.17%高、興証国際(06058)が5.41%高と上昇しています。
共産党中央弁公庁、国務院弁公庁は10日(火)、「深セン市の総合改革テスト、改革・イノベーションを深く推進し、開放を拡大することに関する意見」を発布しました。
深セン証券取引所の政策、規定に従い、広東香港マカオグレーターベイ企業の香港証券取引所への上場を許可するなどといった項目が含まれており、深セン業務に強みのある銘柄中心に資金が流入しました。
お知らせ:当面の間、香港市場に関するブログは毎週水曜日に更新する予定です。
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