たっしーが教える、中国株なら俺に聞け!!

田代尚機(たしろ・なおき)

中国株アナリスト
1958年生まれ。愛知県出身。大和総研、内藤証券、リード・リサーチ・アンド・プロダクツ(株)を経て独立、TS・チャイナ・リサーチ(株)を設立。現在は生活の拠点を中国に移し、日本と中国を行き来しながらフリーランスとして活動中。マスコミ、金融機関や、個人投資家向けに情報提供を行っている。大和総研勤務時代に1994年から9年間、北京に駐在、中国経済、個別企業の調査を担当。それ以来、中国経済、企業に関する情報提供をライフワークとしている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
【著書】
・人民元投資入門
・中国株「黄金の10年」
・レッド・センセーション好機到来!

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20日のハンセン指数は3.30%安、年初来安値更新!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

20、21日の本土市場は中秋節のため休場です。

20日(月)のハンセン指数は寄り付きから大きく売られ、前場は厳しい下げが続きました。

後場に入ると戻る気配もあったのですが動きは鈍く結局、終値は3.30%安の2万4099.14ポイントで引けました。

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20日(木)の中国企業指数は3.38%安で引けました。

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参考として、2021年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

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ハンセン指数は先週末少し戻したのですが、20日は再び大きく売り込まれました。

終値ベースでは昨年10月6日以来の安値となりました。

本土市場が休場のため香港メインボードの売買代金は先週末よりも3割弱ほど少ない1417億8000万香港ドルに留まり、相対的に強気の本土筋の資金が入ってこないこともあって、薄商いの中大きく下げるといった展開となりました。

セクター別では、不動産関連が軒並み大きく下げています。

中国奥園集団(03883)が▲12.04%、融創中国(01918)が▲10.48%、中国恒大集団(03333)が▲10.24%それぞれ下落するなど、先週に引き続き売られました。

不動産融資のリスクが嫌気され、銀行も売られています。

招商銀行(03968)が▲9.38%、中国民生銀行(01988)が▲5.94%、中国農業銀行(01288)が▲4.09%それぞれ下げています。

不動産融資リスク絡みでは、中国平安保険(02318)が▲5.78%下げるなど、保険セクターの下げも目立ちます。

残念なことに、香港市場では、不動産銘柄に関するいろいろなデマが飛び交っています。

投機的な動きが活発になっているということですが、その背景には中国恒大集団の破綻が近いとの見通しが高まっていることがあります。

 ただ、同社は資産圧縮に努めており、総負債については当局の基準をクリアしてきており、長く持ってしまった物件を上手く売り抜けることができれば、まだ生き残ることができるはずです。

はっきりとしたことは依然としてわからず、混乱は今しばらく続きそうです。

 米国でも悪材料がありました。

 イエレン財務長官は19日、連邦債務上限の引き上げを改めて議会に要求しました。

 10月中に財務省の資金が尽き、デフォルトに陥る可能性があると発言しました。

もし、デフォルトになれば、歴史的な金融危機が発生、新型コロナ禍の影響も加わり経済は大きなダメージを受けることになります。

金利の急騰を招き、株価は暴落、金融市場は大きく動揺することになります。

そうしたリスクが懸念され、アジア時間の日中、NYダウ先物は大きく下げています。

香港市場も少なからずその影響を受けています。

米中とも視界は不透明です。

 

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16日のハンセン指数は1.46%安、4日続落!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

16日(木)のハンセン指数は僅かに高寄りしたものの、すぐに売りに押される展開となりました。

後場に入ると下げ止まったものの戻りは弱く、終値は1.46%安の2万4667.85ポイントで引けました。

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16日(木)の中国企業指数は1.46%安で引けました。

20210916B2.png

参考として、2021年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

20210916C2.png

ハンセン指数は4日続落となりました。

7月20日、8月20日と下値を切り下げていましたが、16日は更に安値を更新してしまいました。

中国恒大集団(03333)の債務危機が市場全体に暗い影を落としています。

新型コロナ禍で急落した株価は昨年7月、一旦大きく戻したのですがそれ以降、厳しい下げが続いています。

月次チャートをみれば3月以降、6本連続で陰線が出ており、9月もここまでの株価を見る限り、陰線となっています。

中国政府はここ数年、不動産価格抑制策を強めています。

同社はこれまで、当局の意向を無視してレバレッジを目いっぱいかけて不動産事業を拡大してきました。

海外進出もそうですが、事業の多角化にも積極的でした。

バブルの象徴のような同社です。

不動産会社は他の業種と違って倒産しにくいとはいえ最悪の事態が起きないとは言い切れません。

そうした場合に、当局が助けるとは思えません。

金融システムの問題は国内の銀行だけを支援し、海外金融機関については市場原理での処理を押しつけるかもしれません。

1990年代後半、朱鎔基元首相が行った国際信託公司の債務処理の再現となりかねません。

この時は地方政府の暗黙の保証が付いていると考えていた海外投資家にとって、市場原理での処理には大きく失望させられました。

今回もし同じことが起これば、欧米投資家は投資意欲を大きく削がれかねません。

軟調な相場となっているのは投資家のこうした懸念も要因の一つだと思います。

足下の景気減速も株価の足を引っ張っています。

15日寄り付き前に発表された8月の経済統計は以下の通りです。

鉱工業生産:5.3%増、前月と比べ▲1.1ポイント

固定資産投資(累計):8.9%増、前月と比べ▲1.4ポイント

小売売上高:2.5%増、▲6.0ポイント

生産についてみると、自動車生産量が▲19.1%減(前月と比べ▲3.3ポイント)、鋼材が▲10.1%減(▲3.5ポイント)、原油加工量が▲2.2%減(▲1.3ポイント)、発電量が0.2%増(▲9.4ポイント)と大きく減速しています。

もちろん、昨年の大幅反動のさらにその反動といった面はありますが、それを考慮しても、この鈍化は大きく、サプライズとなりました。

需要面では、小売売上高の伸び率が大幅に鈍化したことがサプライズとなりました。

新型コロナ禍拡大に対して当局が厳しい対策を講じたことで、レストラン、小売が大きなダメージを受けました。

引き続き電子商取引の拡大は続いていますが、それだけでは吸収できませんでした。

もっとも、国家統計局は合理的な経済運行の範囲内にあるといった立場を全く崩していません。

その分、景気対策出動の可能性は薄いように思います。

ただ、当局は金融面の安定には充分注意を払っています。

8月17日に行われた中央財経委員会では共同富裕の促進が話し合われたのですが、同時に重大な金融リスクの防止・解消、金融の安定的な発展についても話し合いが行われています。

景気対策というよりも、金融リスク防止、金融市場の安定と言った観点から預金準備率の引き下げなどの金融緩和措置が行われそうです。

市場への資金供給はタイムリーにかつ十分行われるとみられます。

直接的な影響ではなく、中国経済、金融の安定と言った間接的な要因から香港市場にもその恩恵はあると思います。

また、欧米機関投資家が懸念する共同富裕の促進ですが、イノベーションを押さえつけるのではなく、イノベーションの加速による弊害を取り去ることが行われているだけで、イノベーションを加速させる大方針そのものは引き続き重視されています。

2050年に社会主義現代化国家を打ち建てる、中国を強国にするといった目標は全く揺るぎません。

そのためにイノベーションの加速は不可欠です。

テンセント、アリババ、美団など、悪材料により大きく下げているハイテク主力銘柄ですが、ここは買いのチャンスだとみています。

ただ、地合いが悪いのでいつ下げ止まるのかは分かりません。

買い下がるぐらいの強い気持ちが必要だと思います。

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13日の上海総合指数は0.33%高、3日続伸!!

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

13日(月)の上海総合指数は僅かに安寄り後、高値圏での売り買い交錯となりました。

ただ、大引けにかけては買いが優勢となり、ほぼ高値引けとなりました。

終値は0.33%高の3715.37ポイントで引けています。

セクター別では、石炭、石油、非鉄金属、港湾海運、化学などが買われました。

一方、レジャー施設・旅行、ホテル・レストラン、半導体・部品、空港・空運、国防軍事工業などが売られました。

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13日(月)の創業板指数は1.17%安となりました。

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13日(月)の上海50指数は0.32%安となりました。

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本土市場のベンチマークとなる上海総合指数は3日続伸、6年来の高値を更新しました。

それに対して、創業板指数、上海50指数はいずれも下落しています。

説明のつきにくい(?)相場付きとなっています。

もっとも、リバウンド局面に入ってからの売買代金の動きをみると、創業板指数はほとんど目立った動きはないのですが、上海50、上海総合は明らかに大きく増えています。

どこからか(?)資金が市場に流入しているので指数は上昇しているわけで、誰が資金を流入させているのか(いわゆる政府系の国家隊、ファンド?)というところがポイントでしょう。

セクター間の動きをみると、エネルギー素材関連が大きく買われています。

中国でも、環境重視の政策が採られています。

習近平国家主席が主導し、2030年までに二酸化炭素排出量をピークアウトさせること、2060年までカーボンニュートラルを達成させることが長期目標となっています。

二酸化炭素排出権取引が7月16日から始まっています。

少し遡りますが、今年3月には、「風力発電、太陽光発電などの産業について健全で秩序ある発展を促すために金融支援の度合いを強化することに関する通知」が発表されています。

こうした取り組みが前のめりになって進んでしまい、供給制約が加わることで、エネルギー価格、素材価格が上昇しています。

9日に発表された8月の物価統計によれば、CPI上昇率は前月と比べ0.2ポイント下がり0.8%となったのですが、PPI上昇率は0.5ポイント上がり、9.5%となりました。

採掘業関連、素材関連の価格指数が急上昇しています。

足下でこうしたデータが出てきたことで、関連セクターの株価が政策とは逆行するような形で上昇しています。

一方、下げているセクターをみると、レジャー施設・旅行、ホテル・レストラン、空港・空運など、秋のレジャーシーズンを受けて、足元で大きく買われていたセクターに売りが出ています。

特に悪材料があったわけではないのですが、一旦利益確定売りが一斉に出たということ、他のセクターに資金が移動したといったテクニカルな要因ではないかと思います。

9月20日(月)、21日(火)は中秋節のため休場となります。

10月に入ると1日(金)~7日(木)まで国慶節休場となります。

長期休場が意識されて9月後半は上値の重い展開となる可能性がありそうです。

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9日のハンセン指数は2.30%安、ゲーム関連への管理強化が悪材料!!

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中国株投資家のみなさん、こんにちは。

9日(木)のハンセン指数は安寄り後、終日、売りに押される展開となりました。

終値は2.30%安の2万5716.00ポイントで引けました。

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9日(木)の中国企業指数は2.81%安で引けました。

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参考として、2021年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。

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8月下旬以降の4指数の動きをみると、TOPIX、上海総合指数がよく似た動きとなっています。

大きな上昇トレンドを形成しています。

ハンセン指数もそれなりに戻り歩調となっていたのですが、9日は急落しています。

この日は、ゲーム関連企業に対して再びネガティブサプライズがありました。

中央宣伝部、国家新聞出版署、中央ネット情報弁公室、文化旅行部などは8日、テンセント(00700)、ネットイース(09999)などのネットゲーム企業やネットゲームプラットフォーム、ネットゲーム映像ライブ配信プラットフォーム企業などを呼び出し、会議を行いました。

先日、「未成年者がネットゲームに没頭してしまうことをさらに一歩進んで厳しく管理し、切実に防止することに関する通知」、「文化娯楽領域の総合ガバナンス業務の展開に関する通知」を発表したが、これは社会の各方面から熱烈な反応があり、積極的な支持を得たと指摘しています。

その上で、改めて、未成年者に提供するネットゲームの時間の制約をしっかりと守り、如何なる形での未成年者に対するゲーム者登録の貸出サービスも許さないことを伝えました。

両通知をしっかりと守るよう強調しました。

その結果、ネットイースは▲11.03%、ビリビリ(09626)は▲8.89%、テンセントは▲8.48%、創夢天地科技(01119)は▲6.72%それぞれ下落しました。

これはネットゲーム関連企業に対する悪材料ですが、企業への管理、特にネット系企業、教育関連企業に対する管理が強化されるとの連想から、その影響は市場全体に広がりました。

アリババ(09988)は▲5.79%、JDドットコムは▲5.63%それぞれ下落しました。

教育関連の卓越教育集団(03978)は▲5.97%、新東方在線科技(01797)は▲4.66%下落しました。

また、フィナンシャルアドバイザー業務の違法行為を問われた海通証券(06837)が▲5.54%下落、地合いが悪い中、信用不安の出ている恒大関連株が売られました。

売りの目立つ相場でしたが、鉄鋼価格の上昇が好感され、重慶鋼鉄(01053)が7.56%、アンガン・スチール(00347)が6.23%上昇しました。

上昇トレンドに乗れそうで乗り切れない感じのハンセン指数ですが、上海総合指数は9日、悪材料が多い中でも、0.49%上昇しています。

当局は特定産業への管理を厳しくしていますが、一方で、イノベーションの加速を目的として北京取引所を設立するなど、資本市場改革を加速させています。

締め付けは解放とセットだとの認識で本土投資家は強気に転じているわけですが、こうした見方が正しいとすれば、早晩、ハンセン指数も上海総合指数を追う形で上昇トレンドがはっきりと出てくるでしょう。

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6日の上海総合指数は1.12%高、優良株、小型材料株が急騰!!

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中国株投資家の皆さん、こんにちは。

6日(月)の上海総合指数は安寄り後、上昇、終日買い優勢の展開となりました。

終値は1.12%高の3621.86ポイントで引けています。

セクター別では、石油開発、飲料(白酒)、バイオ・医薬、半導体・部品、電子部品、証券などが買われました。

一方、種苗林業、レジャー施設・旅行などが軟調でした。

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6日(月)の創業板指数は4.06%高となりました。

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6日(月)の上海50指数は1.11%高となりました。

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上海総合指数の6日終値は、6月2日に記録した場中高値まで、あと8ポイント足らずまで迫っています。

ここを抜けると2月の年初来高値が見えてきます。

さらにそこを一山超えると、6年来高値となります。

一方、上海50指数は年初来安値近辺の値固めが終わり、やっと上昇に転じたところです。

創業板指数は8月26日の急落以来、はっきりとした下げトレンドが出ていたのですが、6日は急反発しています。

指数間でこれまで相場感は随分と差があったのですが、ここにきて地合いは大きく改善しています。

セクター別にみると、外国人投資家や機関投資家が好む白酒が上昇しています。

安徽迎駕貢酒(603198)がストップ高、酒鬼酒(000799)が7.83%高、新疆伊力特実業(600197)が6.31%高となりました。

高級白酒はどこも中間決算を見る限り、業績は市場予想通り、堅調でした。

これまで下げがきつかったことでバリュエーションが低下していました。

白酒のような利益率が高く、ある程度成長性もある優良株が買われるということは、内外の機関投資家のリスク回避姿勢がようやく収まり、正常化しつつあることを示していると思います。

また、証券セクターが買われています。

習近平国家主席は2日、中国国際サービス貿易交流会において、北京証券取引所設立の方針を示しました。

中国証券監督管理委員会は3日、記者会見を開き、北京証券取引所を設立すると発表しました。

5日には、上場規則など4つの関連規則に関する公開意見徴収案が発表されました。

さすがに習近平国家主席主導の政策だけに、関連組織の動きは早いのですが、当然、成果を出すべく、関連部門は今後、必至に取り組むことになるでしょう。

未上場のベンチャー企業株を取引する新三板市場の一段上位となる取引所を作るといった内容なのですが、イノベーションを加速させるための政策としては急所を突いていると思います。

如何に新市場に資金を集めるのか、決して簡単なことではないかもしれませんが、投資家の期待は大きく広がっています。

証券セクターは既に急騰してしまっていますが、それでもまだ上昇余地があるとみています。

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