中国株投資家のみなさん、こんにちは。
29日(木)のハンセン指数は安寄り後、持ち直し、終値は0.49%安の24586.60ポイントで引けています。
29日(木)の中国企業指数は0.08%安となりました。
参考として、2020年以降の主要4指数の値動きを示しておきます。
ハンセン指数は29日(木)、3日続落となりました。
寄りつきから大きく下げているのですが、NYダウが急落しているのですから仕方ありません。
ドイツでは28日(水)、DAX指数は4.17%下落しました。メルケル首相は感染第二波の抑制に向けて、全土で11月2日から4週間のロックダウンに入ると発表しています。
フランスでも28日(水)、CAC40指数は3.37%下落しました。
マクロン大統領は28日(水)夜、テレビ出演をしており、30日(金)から4週間、ロックダウンを開始すると発表しました。
このままでは11月中旬までにICUが足らなくなる可能性があると発言しています。
先に取引の始まった欧州市場の下落はNY市場にも伝播しました。
欧州の新型コロナウイルス感染拡大の状況を見る限り、アメリカでも感染者数が増えているだけに、ロックダウンの再開が現実味を帯びてきました。
アメリカは11月2日(火)に大統領選挙を控えていますが、結果がどうあれ、トランプ氏が今年いっぱいは大統領の座に座り続けることになります。
トランプ大統領は新型コロナ禍を軽視する発言を続けており、アメリカで感染拡大が相当進まない限り、厳しい措置は打ち出さないでしょう。
こうした状況で、NYダウも急落しています。
ただ、グローバル投資家がリスク許容度を小さくする中で、ハンセン指数は場中では戻り歩調となるなど、堅調な値動きとなりました。
中国は、新疆で新型コロナウイルス患者が出てはいますが、海外からの流入を除けば、28日(水)現在、新規感染患者は23人に過ぎません。
今のところ、感染拡大の兆候はありません。
当然、経済への悪影響もないので、景気の着実な回復が続くといった見通しに変化はありません。
加えて、29日(木)には五中全会が閉幕しました。
場が引けてからですが、会議の要点などが発表されています。
上海総合指数は29日(木)、政策期待から3日続伸しています。
ファンダメンタルズ、政策面での株価押し上げ効果がある分、ハンセン指数はNYダウよりも強い値動きとなっています。
国際市場はファンダメンタルズから言えばとてもリスクが高いようにみえるのですが、その分FRBが最大限の資金供給を行うことで、金融市場、株式市場を支えるとみられます。
国際市場についても大崩れはしないと見ています。