川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル/円、クロス円、上値余地を探る動き。戻りは売り場。

2022/01/25

ドル/円は小陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げていますが、トレンドが弱く上値抵抗にぶつかる可能性により警戒が必要です。一方で、中期トレンドがまだ強く、113.40~113.60の日足、週足の下値抵抗を守っており、このレベルでの突っ込み売りにも注意が必要でしょう。

短期トレンドは”ドル弱気”の流れにありますが、115.00超えで終えた場合は下値リスクがやや後退、115.70超えで越週した場合は”ドル強気”の流れに戻します。逆に113円割れで終えた場合は新たな下落リスクが点灯、112円割れで越週した場合は中期トレンドも変化する可能性が生じます。

ドル買いは様子見か113.60-70で軽く試し買い。これは東京市場で付いています。損切りは113.30で浅めに撤退です。売りは114.40-50の戻り待ちとします。損切りは115.10で撤退です。

ユーロ/ドルは小陰線で終えていますが、下値抵抗を守っており、反発の可能性を残しています。短期トレンドの変化が認められないので、押し目買い方針継続とします。買いは1.1300-10で押し目買い。損切りは1.1240で撤退です。売りは様子見か、1.1410-20まで引きつけて。損切りは1.1440で浅めに撤退です。短期トレンドは1.1250割れで”ニュートラル”な状態に戻します。1.1200割れで終えた場合は”ユーロ弱気”に変化します。

ユーロ/円は十文字の寄せ線に近い形の足で終えています。前日に続いて下ヒゲがやや長く下値トライに失敗した形となったこと、128.40~128.60の日足、週足の抵抗に2日連続跳ね返されたことから、上値トライの動きが先行すると見られます。但し、トレンドがまだ弱いことから、戻り売り方針継続とします。買いは様子見か128.60-70まで引きつけて。これは東京市場で付いています。損切りは128.30で浅めに撤退です。売りは1日様子見か129.90-00で戻り売り。損切りは130.60で撤退です。これが付いた場合は”ニュートラル”な状態に戻しますが、131.50超えで終えない限り、”ユーロ強気”に変化しません。

ポンド/ドルは続落。昨年6月に付けた1.4248を基点として上値を切り下げて来た流れの中に再び入り込んでおり、短期トレンドが変化しています。1.3400以下の下値抵抗をトライする動きが強まると見られ、買いは様子見に転じます。売りは1.3530-40で戻り売り、損切りは1.3590で撤退です。短期トレンドは1.3650超えで終えない限り変化しません。

ポンド/円は実体が小さく下ヒゲの長い陰線引けとなり、下値トライに失敗した形で終えています。この反動で上値余地を探る動きが期待できますが、トレンドが弱い状態に変わりなく、また対ドルでのトレンドにも変化が生じており、戻り売り方針継続です。買いは様子見か152.00-10まで引きつけて。損切りは151.70で浅めに撤退です。売りは154.10-20まで引きつけて戻り売り。上値余地を154.40-50まで見て置く必要があります。損切りは154.70で一旦撤退です。短期トレンドは155円台を回復すれば”ニュートラル”な状態に戻しますが、156円台に実体を戻して終えるまでは下値リスクを残します。

豪ドル/円はタクリ足の陰線引けとなり、下値トライに失敗した形となりました。80円台を守ったものの、トレンドが弱く83円台を回復して終えない限り、下値リスクにより警戒が必要です。買いは様子見か、80.90-00の押し目待ちとします。損切りは80.70で浅めに撤退です。売りは1日様子見か81.70-80で軽く売り向かい。これは東京市場で付いています。上値余地を81.90-00まで見て置く必要があります。損切りは82.20で撤退です。

今日も期日が迫っている原稿や動画の作成があったので、お昼はハトヤさんのお弁当を買ってきてもらいました。いつもの鮭たらこMIX¥550です。ご飯も暖かく定番で外さない味です。

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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