川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル円、クロス円、強気を維持。上値抵抗にも注意

2023/08/02

ドル/円は小幅続伸し、下値を急角度で切り上げています。短期トレンドは非常に強い状態を維持していますが、一方で144.00~144.20ゾーンに日足、週足の上値抵抗が控えていることや、今回の急伸時の過程で140円台の足元の不安定さを残したままとなっていることから、上値抵抗を上抜けきれずに反落する可能性にも注意が必要でしょう。
ドルの押し目買い方針継続としますが、買いは利食いを小まめに入れる方針で良さそうです。

朝方は格付け会社フィッチが、米国債の格付けをAAAからAA+に一段階格下げしたとの報道で143円台を割り込む展開となっています。

日足の終値が140.70以下で終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して、139~140円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。逆に144.50超えで終えれば下値リスクが後退、145.00超えで終えれあ新たな上昇トレンド入りの可能性が生じます。

ドル買いは142.00-10の押し目待ちとします。損切りは141.30で撤退です。売りは様子見か144.00-10まで引きつけて。損切りは144.50で撤退です。

ユーロ/ドルは小陰線で終え小幅続落しました。下げ渋りの傾向が見られますが、下値リスクがまだ高いので、買いは様子見か1.0950-60で軽く買って1.0920で浅めに撤退です。売りは1.1040-50の戻りを軽く売って1.1080で浅めに撤退するか、1.1090-00の戻り待ちとします。この場合の損切りは1.1150で撤退です。1.12台を回復して終えない限り下値リスクがより高い状態です。

ユーロ/円は続伸。下値を急角度で切り上げています。157.80-90の抵抗を上抜けて158.00超えで終えれば一段の上昇に繋がり易くなります。逆に、155.40以下で終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して下値余地が若干拡がり易くなります。買いは156.80-90で押し目買い。これは東京市場で付いています。損切りは156.30で一旦撤退です。売りは様子見か158.20に損切りを置くなら157.80-90で軽く試し売り程度に。

ポンド/ドルは小幅続落。単体では下げエネルギーの強いものではありませんが日足の形状が悪化しています。1.2720-30にやや強い抵抗がありますが、1.2700を割り込んで終えた場合は下値余地がさらに拡がり易くなります。買いは様子見か1.2730-40まで引きつけて。損切りは1.2690で撤退です。売りは1.2820-30で戻り売り。損切りは1.2860で撤退です。短期トレンドは1.3020超えで終えない限り変化しません。

ポンド/円は小幅続伸して終えています。直近の日足が上昇エネルギーの強いものではないことや、対ドルでのトレンドが弱いので小反落の可能性が高く、買いは1日様子見か182.00-10まで引きつけて。損切りは181.40で撤退です。売りは様子見です。181円台を守り切れずに終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。

豪ドル/円は小反落して終えています。トレンドは強い状態を保っていますが、日足の上値抵抗にぶつかっており、この反動で下値余地が若干拡がる可能性があります。買いは損切りが付いたので1日様子見です。売りは95.60-70の戻り待ちとします。損切りは96.10で撤退です。93.30以下で終えた場合は下値リスクが点灯します。

今半のステーキ弁当を初めて食べてみましたが柔らかい赤身でとても美味しかったです。ステーキソースが付いて、柴漬けが添えてありました。¥1836とちょっとランチ弁当としてはお高いですが、美味しいし、パワーが付いた感じがします。夏バテにはやはりお魚よりお肉ですね。

人形町今半 惣菜本店 – 人形町/惣菜・デリ | 食べログ (tabelog.com)

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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