FRB議長を巡って
本日米国上院での、FRB 議長候補のケビン・ウォーシュの公聴会をテレビで視聴した。
56歳のグッド・ルッキング・ガイで、スタンフォードを出た秀才であり、若干35歳でFRBの理事に選ばれた人物である。結婚した相手はエステー・ローダー(化粧品メーカー)の後継者である大金持ちである。
彼自身の資産も、公聴会の席上で1億㌦―2億㌦(160億円―320億円)と、民主党の上院議員のエリザベス・ウォーレンに徹底的に攻撃されていた。
この資産の大きな部分をトランプと関係あるドリュッケンミラーのファンドに投資しているというもので、それに対してウォーシュは、直接には答えず、個人資産については、FRB の規則にのっとって全部公開する予定と語っている。
論客のエリザベス・ウォーレンが、2005年から2011年までのウォーシュのFRB の理事時代にリーマンショックでつぶれそうになった銀行を救済するために、巨額の政府資金を導入することに献身したと非難しても、少しも動じることもなく、それが必要だったと述べている。
民主党の議員から金融政策の独立性の問題が、トランプの下では難しいのではないかといわれていたが、そんなことはなく完全に独立に政策を決定すると誓った。
民主党としては、パウエル議長の任期5月15日までに、この上院の決定を終わらせることなく、トランプ政権がパウエル議長とクック理事の不祥事にかかわる調査を司法省に命じているのを引っ込めないと、この議会承認を行わないといっている。
しかし上院の委員会の共和党有利の状況で、ウォーシュの議会承認は5月15日まで通る可能性が高く、これ自体がマーケットの混乱を招くものとは思えない。


