川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル円、クロス円、強気を維持。ターゲット圏内に近づく。

2024/10/24

ドル/円は直近の日足が寄付き安値の大陽線で終え。大幅続伸して終えています。150円台乗せから新たな上昇エネルギーを得た形ですが、151~152円台にあった強い上値抵抗を素通りしていることや、やや伸び切った形となったことから、上値余地が限られ易く、小反落の可能性が高いと見られます。短期トレンドは強い状態を保っていますが、中期トレンドが強いわけではないので、戻り余地を試した後の反落にも注意が必要です。また、161.95の天井と9/16に付けた安値139.58からの61.8%戻しが153.40近辺となり、これをほぼ達成していることから、目先天井が近い可能性も高いと見ています。

短期トレンドは151円割れで終えた場合は“ニュートラル”な状態に変化、149円を割り込んで終えた場合は、145~146円方向への一段の下落リスクが生じます。

ドル買いは151.70-80の押し目待ちとします。損切りは“ニュートラル”な状態に戻す150.90に置く必要があります。ドル売りは様子見か153.00-10で戻りを軽く試し売り。損切りは153.50で撤退です。

ユーロ/ドルは小幅続落。上値を切り下げる流れを変えておらず、下値リスクが高い状態です。1.0740-50に強い下値抵抗がありますが、1.0740以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じます。トレンドが弱いので買いは様子見か1.0760台を軽く買って1.0730で浅めに撤退です。浅い利食いも着実に。売りは1.0800-10で戻り売り。上値余地を1.0820近辺まで見て置く必要があります。損切りは1.0850で撤退です。上値抵抗は1.0800-10,1.0820-30,1.0840-50,1.0880-90に、下値抵抗は1.0740-50,1.0710-20にあります。短期トレンドは1.10台を回復して終えれば“ニュートラル”な状態に戻します。

ユーロ/円は寄付き安値の陽線引けとなり、この陽線がレンジ内での揉み合いから上抜けており、上値トライの流れが継続すると見られますが、対ドルでのトレンドがまだ弱く、また165.10-20超えに強い上値抵抗が散在するため、上下動を繰り返す可能性があります。また、中期トレンドがまだ弱く、8/5に付けた154.43と直近高値175.42との61.8%戻しが167.40近辺となり、これを大きく上抜けるほどの上昇にも繋がり難いと見ています。短期トレンドが強い状態を保っていることから目先は押し目買い方針継続とします。買いは163.70-80の押し目待ちとします。損切りは下値リスクが点灯する162.90で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は165.10-20,166.30-40,166.70-870,167.00-10に、下値抵抗は164.20-30,163.70-80,163.20-30にあります。163円割れで終えた場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻します。162.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化して下値余地が拡がり易くなります。

ポンド/ドルは陰線引けとなり上値を切り下げる流れを変えていません。短期トレンドは弱い状態にありますが、4/22に付けた1.2300を基点として下値を切り上げて来たやや中期的なサポートラインが1.2910-20に位置しており、終値ベースではこれを守っていることから、これを下抜けきれずに小反発に転ずる可能性を残しています。短期トレンドが弱いので、買いは様子見か1.2910-20で押し目買い。損切りは1.2870で一旦撤退です。売りは1日様子見です。短期トレンドは1.3160-70の抵抗を上抜けて終えない限り、下値リスクがより高い状態です。上値抵抗は1.2970-80,1.3000-10,1.3040-50に、下値抵抗は1.2910-20,1.2880-90,1.2850-60にあります。全て下抜けた場合は新たな下落リスクが点灯します。

ポンド/円は、大幅続伸し、下値を切り上げる流れを維持しています。また195.70-80にあった上抵抗をしっかり上抜けており、新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇に繋がりましたが、この陽線の上ヒゲがやや長く、上値トライにも失敗しており、198円台の上値抵抗にぶつかる可能性にも注意が必要です。トレンドが強い状態を保っているので押し目買い方針継続とします。買いは196.80-90で押し目買い。損切りは浅い場合で196.40,深い場合は“ニュートラル”な状態に戻す195.90に置く必要があります。売りは様子見です。上値抵抗は198.10-20,198.80-90,194.40-50,200.00-10に、下値抵抗は196.70-80,196.40-50,196.10-20にあります。196円割れで終えた場合は“ニュートラル”な状態に変化しますが、194円を割り込んで終えない限り、調整下げの範囲内となります。

豪ドル/円は陽線引けとなり、続伸して終えています。上値トライの流れを変えていませんが、101.40-50の日足の抵抗を実体ベースで上抜けきれておらず、これを上抜けきれない可能性にも注意が必要です。一方下値も100.70-80以下に強い下値抵抗が出来ており、100円を割り込んで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。トレンドが強い状態を保っているので押し目買い方針継続とします。買いは101.00-10で押し目買い。損切りは100.50で一旦撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は101.50-60,101.80-90,102.20-30に、下値抵抗は100.70-80,10040-50,100.10-20にあります。100円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、99.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化します。

今日のランチはW氏のお兄様と3人で小舟町の高嶋家さんで鰻をご相伴させて頂きました。長兄の88歳の米寿のお祝いでした。肝焼き、鰻ざく、鰻巻き卵、そして共水鰻のお重と肝吸いです。久しぶりに食べるうな重はやはり変わらず美味しかったです。ご馳走さまでした。

高嶋家 (たかしまや) – 小伝馬町/うなぎ | 食べログ

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。
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