川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル円小じっかり、クロス円、強気の流れ。

2024/02/21

今日はこれから外出の予定がありますので、朝のコメントを掲載しておきます。参考になさっていただけたらと思います。明日の朝4:00にはFOMC(1/30-31開催分)の議事録が公表されますので要注意。

直近の日足は実体の小さい陰線引けとなり上下の抵抗を攻めきれずに終えています。上値を切り下げていますが、直近の陰線が下げエネルギーの強いものではなく、また短期トレンドも強い状態を保っており、押し目買い方針継続としています。但し、148.90-00の下抜けて終えた場合は、下値リスクが点灯、148.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化して調整下げ局面入りの可能性が高くなります。逆に150.50-60の抵抗を上抜けて終えれば日足の形状が改善して一段の上昇に繋がり易くなります。

ドル買いは149.20-30の押し目待ちとしています。損切りは148.50で撤退です。売りは様子見か150.50-60で軽く戻り売り。151.00で撤退です。

ユーロ/ドルは陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げています。12/28に付けた1.1139を直近高値として上値を切り下げて来た流れから若干上抜けかけており、日足の形状が改善し始めていますが、1.0840-50の抵抗を上抜けきれずに押し戻されており、下値リスクを残した状態です。買いは1日様子見です。売りは1.0810-20で軽く売って1.0850で浅めに撤退です。1.0850超えで終えれば下値リスクがやや後退、1.09台を回復すれば短期トレンドが変化します。逆に1.0700を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが生じます。

ユーロ/円は実体の小さい陽線引けとなり、下値を着実に切り上げる流れを維持しています。押し目買い方針継続とします。買いは161.80-90で押し目買い。損切りは161.30で一旦撤退です。売りは様子見です。160.50以下で終えた場合は日足の形状が悪化して下値余地が若干拡がり易くなります。159.50割れを見た場合は“ニュートラル”な状態に戻します。

ポンド/ドル陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げていますが、短期トレンドがまだ弱いことや、直近の陽線の上ヒゲがやや長く、上値トライに失敗して押し戻されており、下値リスクを残した状態です。一方で1.25台の下値抵抗も守っており、突っ込み売りにも注意が必要です。買いは様子見か1.2530-40まで引き付けて。損切りは1.3490で撤退です。売りは損切りが付いたので1日様子見か1.2660-70で戻り売り。損切りは1.2710で撤退です。上値抵抗は1.2660-70,1.2700-10,1.2740-50に、下値抵抗は1.2600-10,1.2560-70,1.2530-40にあります。短期トレンドは1.2770-80の抵抗を上抜けて終えない限り、変化しません。

ポンド/円は実体の小さい陽線で終え、上値トライの可能性に繋げていますが189.70—80の抵抗にもぶつかっており、これをしっかり上抜けて来ないと上値余地も拡がり難い状態です。買いは1日様子見か188.40-50まで引き付けて。損切りは187.80で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は189.70-80,190.10-20,190.60-70に、下値抵抗は189.00-10,188.40-50,188.00-10.にあります。188円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して、下値リスクがやや高くなります。

豪ドル/円は続伸して終えており、短期トレンドは強い状態にありますが、直近の陽線の上ヒゲがやや長く、上値トライに失敗して押し戻されており、今日については上値余地が限られる可能性が高いと見ています。買いは1日様子見です。短期トレンドが強い状態にあるので、売りも様子見か98.70に浅い損切りを置くなら98.40-50で軽く試し売り程度に。97円台を維持出来ずに終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。

で行ってきます。

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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