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ドル円、クロス円、上値トライの動き。

2023/01/06

ドル/円は3手連続陽線引けとなり、下値を切り上げる流れを変えていませんが、133.50-60の抵抗を実体ベースで上抜けておらず、下値リスクを残した状態です。133.50超えで終えれば、日足の形状がさらに改善して来週も上値トライの動きへ。さらに134.50超えで終えれば一段のドル上昇に繋がり易くなります。逆に131.90-00の抵抗を下抜けて終えた場合は、下値リスクがやや高くなり、131.00前後の足元を固め直す動きへ。さらに130.50以下で終えた場合は”ドル弱気”の流れに戻して、130円割れトライの動きが強まり易くなります。

ドル買いは132.70-80の押し目待ちとしています。損切りは131.90で撤退です。売りは様子見です。

ユーロ/ドルは陽線を繋げられずに陰線引けとなりました。日足の形状が悪化しており、下値リスクがやや高くなっています。1.0500-10の下値抵抗を守って終えていますが、下抜けて終えた場合は調整下げ局面入りへ。買いは様子見か1.0500-10で軽く買って1.0480で浅めに撤退です。売りは1日様子見か1.0600-10の戻りを軽く売り狙い。損切りは1.0660で撤退です。

ユーロ/円は前日足から下寄りのスタートとなりましたが、実体が小さく上ヒゲの長い陽線引けとなりました。上値トライに失敗して押し戻されていますが、前日の大陽線が138円台の足元を支えており、上値トライの可能性を残しています。買いは140.00-10で軽く買って139.70で浅めに撤退するか、139.20-30の押し目待ちとします。この場合の損切りは”ニュートラル”な状態に戻す138.90で撤退です。141.00超えで終えれば来週も上値トライの動きが期待出来ますが、中期トレンドがまだ弱く、145円台で越週するまでは下値リスクを残します。可能性が低い状態ですが、138.00以下で終えた場合は”ユーロ弱気”の流れに戻して一段の下落へ。

ポンド/ドルは反落。1.1900-10の抵抗を実体ベースで守っていますが、日足の形状が弱く、トレンドは弱い状態です。買いは様子見です。売りは1.2000-10で戻り売り。損切りは1.2070で撤退です。1.2100超えで終えれば下値リスクが後退します。

ポンド/円は続伸に繋げられずに陰線で終えています。上ヒゲがやや長く上値トライに失敗した形ですが、1/3に付けた155.36で底打ち、反転の流れを変えておらず、突っ込み売りにも注意が必要です。但し、158円台を割り込んで終えた場合は再び下値リスクが点灯します。買いは無理せず158.40-50で軽く押し目買い。損切りは157.90で撤退です。売りは1日様子見です。165円台を回復して引けるまでは下値リスクを残した状態です。

豪ドル/円は小反落。底打ち、反転の流れにありますが92円台を回復して引けるまでは下値リスクを残した状態です。買いは89.70-80の押し目を軽く拾って89.40で一旦撤退するか、88.90-00の押し目待ちとします。この場合の損切りは88.40で撤退です。売りは様子見か90.90-00の戻りを待って軽く売り向かい。損切りは91.30で浅めに撤退です。88円を割り込んで終えた場合は”弱気”の流れに戻します。

今日は米12月の雇用統計の発表があります。市場予想は失業率3.7%、NFP+20万人となっています。短期的にはドル全面高、円独歩安の流れに戻っています。

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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