川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル/円、クロス円、下げ渋り。下値リスクがより高い状態変わらず。

2022/11/30

ドル/円は直近の日足が、前日足から下寄りのスタートとなりましたが、下値を攻めきれずに実体の小さい陰線引けとなりました。下げ渋りの形ですが、上値抵抗も上抜けておらず、短期トレンドは弱いままです。

トレンドの変化が認められないので、ドルの戻り売り方針継続としています。
日足の上値抵抗が139.50-60にありますが、上抜けて終えれば下値リスクがやや後退して140円台の抵抗をトライする動きが強まり易くなります。この場合でも142.10-20,142.70-80に一段と強い抵抗が控えており、142.80超えで終えない限り、”ドル強気”に変化せず、下値リスクを残します。また、138.00-10の抵抗も下抜けて終えた場合は、新たな下落リスクが点灯します。

ドル買いは様子見か137.40に損切りを置くなら137.90-00まで引きつけて軽く試し買い。売りは139.00-10で戻り売り。損切りは139.60で撤退です。

ユーロ/ドルは小幅続落となりました。短期トレンドの変化は認められませんが、1.05台乗せに失敗した流れにあるので、買いは引き付ける必要があります。買いは1.0270-80まで引きつけて。損切りは1.0240で浅めに撤退です。これが付いた場合は”ニュートラル”な状態に変化します。また、1.0180以下で終えた場合は下値リスクが点灯して1.0000~1.0100近辺の足元を固め直す動きへ。トレンドの変化が認められないので売りは様子見か1.0460-70の吹き値があれば売り向かい。損切りは1.0520で撤退です。

ユーロ/円は小幅続落。下げエネルギーの強いものではありませんが、トレンドが弱く、下値リスクがより高い状態にあるので買いは様子見です。売りは143.80-90で戻り売り。損切りは144.40で一旦撤退です。145.60-70の抵抗を実体ベースで上抜けて終えない限り、短期トレンドは変化しません。

ポンド/ドルは上ヒゲがやや長く実体の小さい陰線引けとなり、小幅続落して引けています。9月に付けた1.0350を基点とするサポートラインを守っていますが、11/4に付けた1.1150を基点とする短期的なサポートラインを2手前の陰線が下抜けており、下値リスクが点灯中です。買いは1日様子見です。売りは1.2050-60の戻り待ちとします。損切りは1.2110で撤退です。1.2150超えで終えれば浅い調整下げを終えて”強気”の流れに戻します。

ポンド/円は小幅続落。下げエネルギーの強いものではありませんが、下値リスクがより高い状態にあるので買いは様子見か164.00-10まで引き付けて。損切りは163.50で撤退です。売りは166.40-50で戻り売り。損切りは167.10で撤退です。164円台を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。逆に168円台を回復して終えれば”強気”の流れに戻します。

豪ドル/円は小陽線で続落を食い止めていますが、下値リスクがより高い状態に変わりありません。買いは様子見か、91.80に損切りを置くなら92.10-20まで引きつけて軽く買い狙い。売りは93.00-10で戻り売り。損切りは93.50で撤退です。94.20超えで終えれば下値リスクが後退します。逆に92円を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。

昨日の夜は釉月で食事会。久しぶりの顔合わせで盛り上がりました。定番のお刺身の盛り合わせは、鮪赤身、中トロ、白身、しめ鯖、鰆のスモークでした。これにカキフライや、もろこの焼いたもの、厚揚げ(お豆腐を揚げて作る自家製の厚揚げです)、銀杏焼き、ふろふき大根の牡蠣味噌乗せなどな。締めはいくらご飯を少々。日本酒のぬる燗が良く合いました。このお店のお料理はどれも外れがありません。

釉月 – 馬喰横山/割烹・小料理 | 食べログ (tabelog.com)

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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