円安の終焉
又トランプにやられたか。
毎日違うことを発信しながら、もう誰も47代大統領の言うことなどまともに耳を傾けなくなったところで、2週間の戦闘停止は結構ショックが大きい。
イランも意外に脆い。TACOの再来である。
この世の中にはついている人間がいるもので、この47代はそのツキだけで、世の中を渡っている。これが大統領の功績だとはだれも信じたくない。
世の中はそんなに甘いものではないので、この戦闘停止は米国株の下げ第1波の終わりを宣言したに過ぎない。
しかしかねてから要注意と申し上げているドル・円相場がいよいよ方向転換に向かい始めているものと思われる。
2022年10月21日の高値151円94銭(ヘッドアンドショルダーの左肩)からの45カ月の正中点が4月5日であった。
このTACO騒ぎで相場は久しぶりに157円台を見ている。
上記ヘッドアンドショルダーパターンのネックラインを形成する左腰の安値は2023年1月16日の安値127円22銭である。そこから上げた月足で見るとカウンター72度線が3月には160円91銭に位置していたが、4月には1円54銭低下して159円37銭まで下りてくる。5月は157円83銭となり急速に円高方向に転換しそうだ。
この圧倒的な円安局面というのはあとで振り返れば、なぜみんなで円安を叫んだかという集団狂気の典型的なものだろう、
時あたかも1995年4月19日の超円高79円75銭からの黄金律61.8単位の30.9年の日柄が、正中点2026年3月14日にやってきている。30年間の円安の狂気はこの日柄の到来でますます盛り上がり、今や国民的合意事項のようにエコノミスト、トレーダーの間で取り扱われている。
その歴史的な日柄に相場は79円75銭の超円高からちょうど2倍の159円50銭まで来てドル上昇が止まっている。
値ごろ、日柄、人気どれをとっても申し分ない結節点と言わざるを得ないだろう。
毎日昼飯に27ドル払って、国内ドルの弱さを身に染みて実感している筆者からすれば1ドル160円という海外ドルの強さはばかげたレベルである。27ドルは160円で換算すると4300円である。毎日昼飯に4300円というのは耐えられない非合理である。
今から25~6年前に日本ではやった、国債暴落説、あるいは日本からの資本逃避の恐怖は結局一部のエコノミストの燥ぎに過ぎなかった。
当時の日本経済の脆さに比べれば格段に良くなった経済の中で、財政赤字で国が亡びるというのは議論のための議論で、日本は平和な国だという印象を強めるだけだろう。


