イランと戦争することは…
もともと確たる計画もなく、イスラエルのネタニヤフ首相にけしかけられて、大規模の空爆を実施し罪なき人々を大量に殺戮している米国大統領なる人物は、もちろん米国史上最悪の大統領である。その男が7月4日の独立記念日の建国250年の式典を主催するとは。
まさに250年目に米国はここまで堕ちたかと嘆かざるを得ない。
そうした中で、我々の関心であるマーケットはどうなるのだろうか。
今までTACO で何度か危機を免れてきたが、今度はそうは簡単にいかないだろう。
まずこのイラン戦争はどうなったら勝利するのかという筋道がはっきりしていない。
マルコ・ルビオ国務長官が言うように、核爆弾の元になる核燃料を押収することになると、当然地上部隊を派遣して核爆弾10個が可能な燃料をイランから撤去しなければならない。
空爆だけならよいが地上部隊となると途端に、米軍の死者が激増する。
大統領はイランが決して降伏することがないということを知らないのである。
そもそも建国250年の若造が、アレキサンダー大王と覇権を争った、2500年の歴史を誇るペルシア帝国に土足で踏み込んで、誇り高いペルシアの人々が簡単に降伏するとみるのは歴史を知らない大統領の誤算である。彼らは最終戦争に備えて準備してきている。
やや例が悪いが。第二次世界大戦で日本が国がつぶれるまで戦った最終戦争である。
日本は結局4百万人の人的被害を出して、最終戦争に敗北した。
イランは9千万人の人口のうち、何百万人死ねば、最終戦争に敗北することに決するのか。
そうした状況で、すでにぐらついている、マーケットがTACO ですんなり反転上昇に転じるとは考えにくい。
為替相場で、いつまでもドルが上昇すると考えるのも、この最終戦争に足を踏み入れた状況で、早晩、間違いであることが判明するだろう。
今の米国の状況は間違いなく米国の崩壊への道をたどっている。
米国が本来の素晴らしい建国の理想を追いかけるようになるには、一度徹底的に破壊される必要があるだろう。
他人のうちに土足で侵入して大統領を拉致してくるなどという暴挙は誰にも許されないのである。
建国250年の若造が、世界一の軍事力を誇ってする暴挙の数々、これが許されるはずはない。このような大統領を選出した米国民はその罪に見合う苦しみを味わうことになるだろう。
株価の暴落とドルの暴落がその帰結だ。


