NVIDIA決算前に迫る株価の天井線
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NYタイムズの8月24日の日曜版に『ジェフ・ソマーズ』というNYタイムズ専属のストラテジストの記事が出ている。内容はいかに現在の米国株式市場がトップヘビーになって危険であるかというものである。
これは日本でも常識であるが、これらのトップストックの中でもNVIDIAが断然テック株の柱で、時価総額4.3兆ドルでSP500の全体の時価総額の8%を占めている。
今年のSP500のトータル・リターンの26%がNVIDIA株で占められている。2位はマイクロソフトで21.6%となっている。この2社だけでほぼ全体の半分のトータルリターンを稼いでいる。
いうまでもなく、このテックジャイアントの株が崩れれば米国株は深刻な打撃を受ける。8月27日にはNVIDIAの決算発表が予定されている。もちろんどのアナリストに訊いても素晴らしい決算であることはまず間違いない。
問題はそこからの株の動きだ。よいことはわかりきっているから、良い数字が出れば安心で上がるかもしれない。しかし決算と株価はパラレルではない。
そこで黄金律のペンタゴンでNVIDIAの株価を解析してみることにした。
とりあえずの最高値は8月11日の184.84ドルであった。
直近の大きい相場の発射台は22年10月14日の11.23ドルである。
その発射台からの36.5カ月の節目のタイミングは今年8月2日に入り始めている。
その9日後の8月11日にとりあえずの天井を付けている。その後8月20日には170ドルまで下落するも25日には181ドルまで戻している。
11.23ドルの起点からの月足で見ると8月は179ドルに強力な最後の18度抵抗線が来ている。
2023年12月8日の48.83ドルから相場は横ばいを抜け暴騰に入る。翌年5月には126.57ドルでとりあえずの高値を見る。その暴騰開始の起点の48.83ドルから見ると18度大チャネルの上限は182ドルであり、22.5カ月目の正中点8月31日には183ドルから下方にメジャーカウンタ―54度線が派生し始める。
となるとこの180-185ドルが結構なレジスタンスで、9月に入ると上から54度線が頭を押さえる構えに入る。このカウンター54度線は来年12月には148ドル以下に相場を抑え込みそうな構えである。しかしこの相場は収斂型ではなく、拡大型(上値も下値も拡大する)なので5波で拡大の天井を見て、暴落という形もある。
その意味で5波の高値である184.84ドルの高値はひょっとする拡大5波の天井であったかもしれない。要注意である。
月足で見て8月31日以降は下げ54度線が派生し始めるのでNVIDIA急落の構えに十分注意すべきだろう。
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