若林栄四 ニューヨークからの便り wakabayashi

まだ損切りせず

2025/06/30

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前回の76号で悩みを打ち明けて、SP500 のショートポジションを、損切するかもしれないと申し上げた。これをするとポジション、結構な額の評価損が、実現損になるので、必死で相場を見直してみた。その結果まだ損切をしていない。

前回高値2月19日の6147を更新したが引けは6173、高値は6187であり、新値を取った割には、相場の伸びがさほどでもなかった。

何よりも絶対値の水準が、黄金律そのものの61.8単位6180であることが、損切を妨げている。

この差額61.8単位とかではなく、絶対水準が黄金律そのものというのはバブル天井で出現することが多い。1929年9月のNYダウ386ドルの高値は、61.8単位6180の16分の一の386.25ドルそのものであった。これは米国大恐慌前の天井でその後1932年7月に向けて40ドルまで89.6%大暴落を見て大恐慌に入った。

同じくこの38625の数字の近似値は1989年12月28日の日経225バブル頂点38957円である。これは332円(0.8%)の誤差でやはり38.625の黄金律天井を見ている。その結果は2009年10月28日の6994円まで82%の大暴落を見ている。この黄金律絶対値バブル天井は、大暴落の前兆であることが証明された。

今回のSP500はまさに黄金律そのものの6180に天井が絡んでいる。

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ここで日柄を考えると、2009年3月9日のリーマン安値666からの黄金律16.2年のタイミングを誤差の範囲で超過した16.3年が6月27日である。まさに大天井を付けるのにふさわしい日柄である。(ちなみに16.2年の正中点は25年5月21日である)

もし今回のこの6180が天井なら、2月19日の高値6147とほぼ完ぺきなダブルトップとなり、日柄の大きさからみれば、これからの下落は、2月19日から4月7日までの下落21.3%のようなものではなく、もっとはるかに大きい下落を時間をかけてやる構えとなるだろう。

ちなみに、過去の高値安値からの比較で見るとやはりこの6180は天井臭い。

22年1月4日の天井4818̟+54単位1350=6168
22年10月13日の安値3491+54単位2700=6191
25年4月7日の安値4835+54単位1350=6185

25年4月7日の安値4835+36.5単位730+61.8単位618=6183

もっと古いものでは2002年10月のITバブル破裂底768+54単位5400=6168

6月27日の相場は高値6187、安値6132、引け値6173となっている。

以上の数字を見ても黄金律6180(若干の誤差を見ても)が今回の天井である確率は高いだろう。

リーマン安値からの16.3か月という日柄も大天井にふさわしいひがらである。

実は日柄についても詳細な研究をした結果6月27-6月30日が、22年1月の天井からの182.5週(36.5単位)であることが分かっている。この週足での日柄で見ても 天井ではないかというのはそれほど偏見に支配された意見ではないだろう。

今のところは上記の見方から、損切を思いとどまっている。

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プロフィール

わかばやし・えいし
若林栄四

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍中。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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