若林栄四 ニューヨークからの便り wakabayashi

トランプ有罪判決:今後の影響

2024/06/07

\選べるプレゼント!お肉かお米が貰える/ 詳しくはこちら→

\\お肉かお米がもれなく貰える!?// 詳しく見る→

トランプの有罪判決から1週間たった。

判決が12人の陪審員の全員一致の評決で決定されるので、事前には有罪判決は難しく、ミストライ
アル(裁判で決定できない)による、acquittal(無罪放免)となるという専門家が多かった。

それが予想外の34の罪状についてすべて有罪の全員一致の判決が出た。

この訴訟についてはトランプ陣営の完敗である。

40年以上にわたり、米国司法の網の目をぎりぎり、くぐり続けた男がついにお縄になった。

7月11日に予定されている判決が注目される。

専門家の中でもトランプを収監すべきだという見方もある。最長4年間の懲役である。

素人の筆者にはわからないが、いずれにせよ有罪なので、彼にはconvicted felon (既決の悪人)の名
称がこれから一生付きまとうのである。

共和党は民主党による司法の武器化(weaponization)と非難している。

もともと大統領候補に罪人を選んだ予備選挙の結果が狂っていたのであるが、まともなセンスを持
った共和党が予備選挙ではMAGA(make America great again)アメリカンの狂気に席捲されてこ
ういうことになった。

問題は11月5日の大統領選挙の行方だが、国民の有罪に対する審判はまだはっきりしない。
それは別として、トランプのツキの波動は明らかに下降線をたどっている。

今年に入っての2件の訴訟で、続けて敗訴し、巨額の罰金を払わされる上に今回の有罪判決である。
一部にはこの有罪判決でさらにトランプ支持のMAGAの勢力が強まり、トランプが選挙で勝利する
という見方もある。

MAGAだけでは選挙に勝てない。共和党の大盛り上がりが必要である。

このトランプ人気も盛り上がりはある程度メディアが作り出したものである。

60年前の1964年に一種の保守カルト(宗教団体)の象徴であった、バリー・ゴールドウォーターが
事前の人気がすさまじく、選挙での圧勝が予想されたが、実際は民主党のさえないリンドン・ジョ
ンソンに歴史的大敗を喫した大統領選挙のことが思い出される。

さえないバイデンが保守カルトで人気のトランプに勝利するという図式である。

投票者は圧倒的にセンター(右でも左でもない)にいたという当時の識者のコメントが参考になる
だろう。

\嬉しい特典!お肉かお米がもらえる/ 詳細を見る→

この記事をシェアする

前の記事 次の記事

プロフィール

わかばやし・えいし
若林栄四

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍中。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

ブログランキング

  • にほんブログ村 為替ブログへ

最新の記事

カテゴリー

  • カテゴリーなし

アーカイブス

無料会員募集中