川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル円、堅調。クロス円上値のやや重い展開。

2024/02/06

昨日の朝方のパウエルFRB議長の利上げを急がない姿勢を受けて、東京市場では上寄りのスタートとなりましたが、上値を攻めきれずに小陰線で終えています。下げエネルギーの強いものではなく、また。148.50超えで終えており、上値トライの動きが強まると見られます。先週の急伸時に147円台前半の足元の弱さを残していますが、上値トライの動きが先行すると見られ、浅い押し目を拾って流れに付いて行く方針が有効と見ています。

149.00-10の抵抗を上抜けて終えれば一段の上昇へ。逆に146.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯、146円台を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化します。

ドル買いは148.10-20で押し目買い。損切りは147.70で浅めに一旦撤退です。ドル売りは様子見か149.10に損切りを置くなら148.70-80で軽く試し売り程度に。

ユーロ/ドルは続落し、直近の陰線が昨年10月に付けた1.0448を基点とするサポートラインを若干下抜けた位置で終えています。“ダマシ”となる可能性を残していますが、1.0740以下で越週するか1.0700割れを見た場合は新たな下落リスクが生じます。買いは様子見です。売りは1.0760-70で戻り売り。損切りは1.0820で撤退です。短期トレンドは1.09台を回復して終えれば“ニュートラル”な状態に変化しますが、1.11台に実体を乗せて終えるまでは下値リスクを残します。

ユーロ/円は小反落。下げエネルギーの強いものではありませんが、上値を切り下げる流れにあることや、ユーロが対ドルで弱い状態にあるので買いは1日様子見です。売りは160.00-10で戻り売り。損切りは160.60で撤退です。160.50超えで終えれば下値リスクがやや後退、161.10-20の抵抗を上抜けて終えれば一段の上昇に繋がり易くなります。逆に157.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯します。

ポンド/ドルは続落し、この足が1.2600-10の日足の抵抗を下抜けて終えており、下値リスクが高い状態です。買いは様子見です。売りは1.2590-00で戻り売り。損切りは1.2640で撤退です。短期トレンドは1.2770-80の抵抗を上抜けて終えない限り、変化しません。

ポンド/円は陰線引けとなり、前日の上げ幅を失っています。上値トライの可能性を残していますが、上値を切り下げる流れからは上抜けきれていないことや、対ドルでのトレンドが弱く下値リスクにも注意が必要です。買いは損切りが付いたので1日様子見か175.50-60まで引きつけて。損切りは175.00で撤退です。売りは187.30-40の戻り待ちとします。損切りは188.00で撤退です。上値抵抗は186.90-00,187.30-40,187.70-80に、下値抵抗は186.00-10,185.50-60,185.00-10にあります。全て下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯します。

豪ドル/円は続伸に繋げられずに小反落して終えています。下げエネルギーの強いものではありませんが、対ドルでのトレンドが弱いので急伸にも繋がり難いと見られます。買いは96.20-30で押し目買い。損切りは95.80で一旦撤退です。売りは97.20-30の戻り待ちとします。損切りは97.70で撤退です。95.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化します。

今日も悪天候なので、朝のうちに成城石井に立ち寄り、お弁当探し。魚介のパエリア風があったのでこれを買ってみました。まぁよく出来てますが、やっぱりスペイン料理をイメージするとちょっと違うかな?って感じですね。期待しすぎでした。明日はお天気が回復するといいな。

https://www.seijoishii.com/d/115732

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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