川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル全面高。ドル円、クロス円、押し目買い。

2022/09/14

今日は午後から外出の予定です。朝のコメントの一部を掲載しておきますので参考にして頂けたらと思います。

ドル/円は直近の日足が高値圏で引ける大陽線の出現となりました。この足が、141円台の日足の抵抗に跳ね返されたこと、2手前の大陰線を抜き返して144円台に戻しており、調整下げが一巡して再び”ドル強気”の流れに戻した格好となっています。145.00-10の抵抗をクリアした場合は、新たな上昇エネルギーを得て一段のドル上昇に繋がり易くなります。短期トレンドは142.50割れで”ニュートラル”な状態に戻しますが、141.50以下で終えない限り、 “ドル弱気”に変化しません。

ドル買いは144.20-30の押し目待ちとします。これは東京市場で付いています。損切りは143.70で撤退です。売りは様子見です。

ユーロ/ドルは大陰線の出現となり、この足が重要な上値抵抗にぶつかっており、下値リスクが高い状態です。0.9950-60の下値抵抗を守って引けていますが、0.9950以下で終えた場合は下値リスクが再び高くなり、0.98台の下値抵抗の強さを確認する動きが強まり易くなります。買いは損切りが付いたので1日様子見か0.9950-60で軽く買って0.9940で浅めに撤退です。売りは1.0040-50の戻り待ちとします。損切りは1.0080で撤退です。0.9950以下で終えた場合は下値リスクが点灯、0.9800を割り込んで終えた場合は一段の下落に繋がり易くなります。1.0200超えで終えるまでは下値リスクが軽減されません。

ユーロ/円は小反落。上ヒゲがやや長く上値トライに失敗した形となりましたが、下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドの崩れは認められません。買いは143.90-00で押し目買い。これは東京市場で付いています。損切りは143.40で撤退です。これが付いた場合は”ニュートラル”な状態に戻します。売りは様子見か、145.60に浅い損切りを置くなら145.30-40まで引きつけて軽く試し売り程度に。

ポンド/ドルは大陰線で終え、この足が8/10に付けた1.2276を基点とするレジスタンスラインを下抜けて終えており、前日の陽線が”ダマシ”に終わった格好となりました。買いは様子見に転じます。長期的な下値抵抗ポイントにあるので1.14台の売りは様子見とし、1.1540-50の戻り待ちとします。損切りは1.1600で撤退です。1.1400以下で終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。短期トレンドは1.1700超えに値を戻して引けない限り変化しません。

ポンド/円は上ヒゲがやや長く、実体の小さい陰線引けとなりました。下値を切り上げる流れには変化が認められませんが、上値トライに失敗した形となったことから、小幅続落の可能性があります。買いは1日様子見か、165.80-90まで引きつけて。これは東京市場で付いています。損切りは165.40で撤退です。これが付いた場合は”ニュートラル”な状態に戻します。売りは様子見です。

豪ドル/円は反落。98円台乗せに失敗していますが、下値を切り上げる流れには変化が認められません。買いは損切りが付いたので1日様子見か97.00-10まで引きつけて軽く押し目買い。損切りは96.70で浅めに撤退です。売りは様子見です。短期トレンドは96.00以下で終えない限り変化しません。

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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