川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

ビットコイン、時間の逆行は回避

2023/11/20

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歳は取りたくない

昨年、20年近く愛用していたメガネを落としてしまいました。自分の不注意からなのですが、相棒がいなくなる寂しさに似た感情がありました。そして、今年の初めに新しい相棒2がやってきたのですが、なんと、また自分の不注意で落としてしまいました。ここまでくると、自分の不注意と言いながらも自分に腹が立つし、歳を取った自分にがっかりします。

「時間の逆行は回避」

A点が位置する時間帯にA点に引き寄せられたビットコインだが、その後はAEラインを超えて『時間の逆行』状態が続いていた。しかし、そのAEラインを割り込み、時間の逆行は解消されている。

次の注目日は11月20日前後である。

A点水準:約540万円
B点水準:約380万円
C点水準:約480万円

今週のポイントは堅調な展開は維持されるのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。堅調な展開を維持するのであれば、下値支持線として存在しているADラインを割り込むことなく推移していくことが求められるからだ。

<現在のシナリオ>
堅調な展開を維持している。A点が位置する時間帯を通過した後も値を上げている。下値支持線としてADラインが存在しているからだ。
この場合、600万円を窺がう動きになっていこう。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性も残っている。AEラインを超えることは時間の逆行となり、確率が低い。そして、B点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。
この場合、480万円を試す動きになっていこう。

堅調な展開が続いている。ここでは、基準線を割り込む動きになるのか否かに注意をしたい。

「踏み止まることが出来るか」

上値抵抗線として存在していたACラインを超えて、堅調な展開を維持しているイーサリアムだが、ペンタゴンのど真ん中の時間帯より下落に転じるとACラインを割り込んできた。

次の注目日は11月22日前後である。

A点水準:約30万円
B点水準:約39万円
D点水準:約24万円

今週のポイントは堅調な展開を続けることが出来るのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ACラインに注目したい。堅調な展開を維持するのであれば、ACラインを超えて推移していくことが求められるからだ。逆に、ACラインを超えることが出来ないでいると、上値の重たい展開に移行する確率が高くなる。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。A点が位置する時間帯より上昇に転じている。現在値を下げてきているが、C点が位置する時間帯が変化日となり、下げ止まる可能性があるからだ。
この場合、35万円を窺がう動きになっていこう。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯より下落に転じている。また、下値支持線と期待されたACラインを割り込んでしまっているからだ。
この場合、25万円を試す動きになっていこう。

堅調な展開は維持している。ただし、雲のねじれの位置を通過した後も陰線が続いていることに加え、基準線まで下落していることに注意をしたい。基準線を割り込むと、流れが変わる可能性がある。

「週明けの動きに注目」

堅調な展開の中、一時は100円台を回復したリップルではあるが、ペンタゴンのど真ん中の時間帯より下落。先週末には、D点が位置する時間帯にD点に引き寄せられた。

次の注目日は11月25日前後である。

A点水準:約120円
B点水準:約70円
C点水準:約90円

今週のポイントは週明けに新しい動きが出てくるかということである。

<あくまでも個人的見解>
D点に注目したい。先週末にD点が位置する時間帯に到達した。したがって、D点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくる可能性がある。

<現在のシナリオ>
堅調な展開を維持している。右肩上がりのBDラインが下値支持線として存在しているからだ。また、D点が位置する時間帯で下げ止まる可能性もある。
この場合、100円を超えていくことが期待される。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性がある。B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯より下落に転じている。また、右肩下がりのCDラインが上値抵抗線として存在しているからだ。
この場合、80円を割り込んでいくことになろう。

堅調な展開を維持しているものの、先週末の終値が基準線を割り込んできた。したがって、流れが変わる可能性がある。

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プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

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