川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

ビットコイン、上値が重い展開が続く。500万円割り込み止まるかどうか注目。

2022/04/18

たまにはと思いつつ

身体が疲れているのか、たまには思いつつ、つい食べたくなるんです。これでも、チョコレートよりはイチゴの方がカロリーは少ないと、カロリーの数字を見て選んではいます。

「下げ止まることが出来るか」

先週のレポートでは、BCラインに注目した。すなわち、右肩上がりのBCラインが下値支持線となり下げ止まることが出来るのか否かがポイントになったからだ。
実際には、そのBCラインも割り込み、上値を抑えられた形となっている。

次の注目日は4月25日前後である。

A点水準:約540万円
B点水準:約440万円
D点水準:約380万円
E点水準:約480万円

今週のポイントは下げ止まりから堅調な展開を維持することが出来るのかということである。

<あくまでも個人的見解>

CFラインに注目したい。上値抵抗線として存在しているCFラインを超えることが出来ないと、上値の重たい展開に移行する可能性が高くなるからだ。

(現在のシナリオ)

堅調な展開を維持している。C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わり可能性がある。また、CDラインに到達することで流れが変わる可能性があるからだ。
この場合、540万円を超えていくことが期待される。

(第2シナリオ)

上値の重たい展開に移行する可能性はある。下値支持線として期待されたBCラインを割り込んでしまった。また、上値抵抗線としてCEラインが存在している。さらに、CEラインを超えたとしても、CFラインが上値抵抗線として控えているからだ。
この場合、480万円を割り込んでいくことになろう。

雲の上限が下値支持線になっているのがわかる。したがって、この水準で下げ止まることが出来るのか否かがポイントになる。

「週明けの動きに注目」

先週のレポートでは、ACラインに注目した。堅調な展開を維持するのであれば、上値抵抗線として存在しているACラインを超えていくことが求められたからだ。
実際には、ACラインを超えることは出来ず、そのACラインに沿って下落が続いている。

次の注目日は4月18日前後である。

A点水準:約45万円
B点水準:約29万円
C点水準:約39万円
E点水準:約36万円

今週のポイントは週明けに新しい流れが出てくるのかということである。

<あくまでも個人的見解>

C点に注目したい。週明けにC点が位置する時間帯を通過する。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになるからだ。

(現在のシナリオ)

堅調な展開を維持している。C点が位置する時間帯が変化日となり、下げ止まることが考えられる。また、右肩上がりのBCラインが下値支持線として存在しているからだ。
この場合、戻り高値を窺う動きになっていこう。

(第2シナリオ)

上値の重たい展開に移行する可能性も出てきた。上値抵抗線としてACラインが存在している。また、A点が位置する時間帯を通過した後より下落に転じ、B点が位置する時間帯を通過した後も下落が続いているからだ。
この場合、36万円を割り込んでいくことになろう。

先週末に雲のねじれの位置に到達した。したがって、新しい流れが出てくるのか否か、週明けの動きに注目したい。

「再び高値を窺うのか」

先週のレポートでは、C点に注目した。C点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出るのか否かがポイントになった。
実際にはC点が位置する時間帯を通過した後も下落が続いていた。しかし、D点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯に到達すると大きな陽線が出現している。

次の注目日は4月23日前後である。

A点水準:約120円
B点水準:約70円
C点水準:約40円
D点水準:約90円

今週のポイントは高値を窺う動きにつながるのかということである。

<あくまでも個人的見解>

D点に注目したい。先週末にペンタゴンのど真ん中の時間帯にあたるD点に到達すると同時に大陽線が出現していることから、下げ止まりから上昇に転じる可能性があるからだ。

(現在のシナリオ)

堅調な展開を維持している。右肩下がりの上値抵抗線ADラインを超えてきた。ペンタゴンのど真ん中の時間帯に陽線が出現している。そして、右肩上がりのDFラインが下値支持線として存在しているからだ。
この場合、110円から120円を試す可能性がある。

(第2シナリオ)

上値の重たい展開に移行する可能性がある。D点が位置する時間帯を通過した直後より値を下げる可能性も残っているからだ。
この場合、DFラインを割り込んでいくことが考えられる。

雲が下値支持線となり、下げ止まっているのがわかる。したがって、この後も雲を割り込むことなく推移することが出来るのか否かに注目したい。

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プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

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