蟹瀬誠一コラム「世界の風を感じて」

蟹瀬誠一(かにせ・せいいち)

国際ジャーナリスト
明治大学名誉教授
外交政策センター理事
(株)アバージェンス取締役
(株)ケイアソシエイツ副社長

1950年石川県生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、米AP通信社記者、仏AFP通信社記者、米TIME誌特派員を経て、91年にTBS『報道特集』キャスターとして日本のテレビ報道界に転身。東欧、ベトナム、ロシア情勢など海外ニュース中心に取材・リポート。国際政治・経済・文化に詳しい。
現在は『賢者の選択FUSION』(サンテレビ、BS-12)メインキャスター、『ニュースオプエド』編集主幹。カンボジアに小学校を建設するボランティア活動や環境NPO理事としても活躍。
2008年より2013年3月まで明治大学国際日本学部長。
趣味は、読書、美術鑑賞、ゴルフ、テニス、スキューバ・ダイビングなど。


書籍

Twitter

出演番組

おススメブログ

リンク用バナー

当ブログはリンクフリーです。
バナー画像はこちらをお使いください。

トレトレブログ

トレトレおすすめブログ

トレトレ会員無料登録はこちら
トレトレスタッフブログ
トレトレ公式facebookページ
TRADETRADE Twitter
トレトレLINE@公式アカウント登録

ワクチン政策から見える自民党政権のあや

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

kanise_20210521.jpg

ようやく自分の1回目の新型コロナワクチン接種が今月5月27日と決まりホッとしている一方で、朝から晩まで感染者数や死者数を伝えるニュース番組から目が離せない。コロナ大流行は私たちの心まで蝕む病である。

予期せぬ厄の渦中で私たちは数字に翻弄されていると、イタリアの作家パオロ・ジョルダーノが指摘していた。その通りだと思う。

そろそろ視野を広げて現実を直視するときだ。そうすれば答えが見えてくる。

答えはじつにシンプルだ。とにかく早く、出来るだけ多くの人にワクチンを接種すること。そうすればウイルスが生き延びる場所が無くなり、パンデミックは消滅してその後しばらくで日常生活が戻ってくる。

そこで再び注目されているのが「集団免疫(herd immunity)」だ。集団免疫とは一定の数以上の人々がウイルスに感染して免疫を獲得することで感染拡大を封じ込めるという策で、外出規制や飲食店閉鎖などの厳しい規制を行なわない。

ワクチンが開発以前、北欧のスウェーデンが実施して注目を浴びた。ところがコロナによる死亡率が人口100万人あたり約1200人と日本の20倍にも跳ね上がってしまった。「人殺し政策だ」という批判の声が高まったため、政府はあえなく失敗を認めて集団免疫路線を撤回した。

しかし大量のワクチン接種が可能になった昨年末から、集団免疫議論が再び息を吹き返している。これまでのようにただ自然の流れに任せるのではなく、ワクチン接種で積極的にコロナ撲滅を目指せるようになったからだ。

「もし国民の75~85%の集団免疫が達成できれば、米国でもコロナ感染爆発を終わらせることができる」

米国立アレルギー・感染症研究所所長で米政権6代に渡って大統領に助言してきたアンソニー・ファウチ博士もメディアのインタビューでそう語っている。

集団免疫という考えはもともと人間ではなく牛から始まった。1916年、獣医だったアドルフ・エイホーンが、牛の群れの半数以上が最初の感染から回復できれば、群れ全体がその疫病に対する免疫を持つようになることを発見したのである。

もちろんワクチンを打ったからといって100%新型コロナに再感染しないという確証はまだない。やっかいな変異種も登場している。だがコロナ対策の切り札がワクチンだということは世界を見渡せば専門家でなくても一目瞭然だ。

ニューヨーク州ではすでに1680万回のワクチンが投与されており、18歳以上の60%以上が少なくとも1回の接種を受けている。全米では今月1日までに3億回分を超えるワクチンが各州に供給され、2億4000万回余りが接種された。バイデン大統領が就任から100日以内に1億回接種すると宣言した目標の倍以上だ。そのお陰で米国のコロナ感染者は減少傾向にある。

ひるがえって我が祖国日本はどうか。英断できない安倍・菅政権の体たらくでワクチン接種は後手に回って大混乱だ。接種率は世界196カ国中129番。先進国の集まりであるOECD加盟37カ国中でビリだというではないか。それなのに未だに国民の命より五輪開催を優先している。延期または中止した方がいいと考える国民が8割以上(ANN世論調査)いるにも拘わらずである。

海外メディアの反応は厳しい。米ワシントンポスト紙がコラムでIOCのバッハ会長を「ぼったくり男爵」と痛烈に批判し、東京五輪の中止を促した。ニューヨークタイムズ紙も「科学に耳を傾け危険な茶番劇は止める時だ」として大会中止を求めるコラムを掲載している。

フランスのリベラシオンは「東京オリンピックはノックアウトか?」と題された特集を一面に掲載。日本政府のワクチン提供や医療体制の不投入不足を批判している。それに比べて、五輪スポンサーである日本のメディアの論調はいかにも生ぬるい。楽天の三木谷さんがCNNとのインタビューで五輪開催は「自殺行為(a suicide mission)」と述べたのは的を射ている。

「政治は豆腐の箱のごとし、箱が歪めば豆腐も歪む」と江戸時代の農政家二宮尊徳が言ったそうだ。政治という箱が歪めば国民も歪んでしまうという政治家に対する戒めの言葉である。

ところが新型コロナの猛威を侮った安倍・菅政権という箱は情けないほど歪んでしまった。国民の不安と不満も爆発寸前だ。そういえば二宮翁はこうも言っていた。

「誠実にして、はじめて禍を福に変えることができる」

どうみても日本のリーダーは誠実さが足りない。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
新型コロナウイルス検査キット トレトレ会員登録でもれなく500円相当のビットコインプレゼント!

【4/28開催】「酒匂x川口のゴールデンアワー」BTC10万円分が当たる豪華視聴者プレゼントあり!

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

みなさん、こんにちは。トレトレ編集部です。

トレトレ編集部より、無料オンライン投資セミナーのお知らせです。

4月28日(水)20時より、Youtubeライブ配信にてトレトレでもおなじみ酒匂隆雄さんと川口一晃さんによる無料オンライン投資セミナーを開催いたします!

今回より、スペシャルMCとして、『科捜研の女』『闇金ウシジマくん』などに出演されている、俳優の「崎本大海」さんが爽やかなイケメンMCとして登場します!

番組を盛り上げてくれることはもちろん、崎本さんによる為替質問コーナーもスタートします。

セミナー最後には豪華プレゼント企画も開催いたしますので、ぜひ最後までご視聴いただければ幸いです。

--------------------------------------------------
■開催日
2021年4月28日(水)[日本時間] 20:00〜21:00

■配信方法
Youtube ライブ配信

■参加方法
申込ページより事前登録

■参加費
無料

■参加特典
・ビットコイン 10万円分
・ビットコイン 1万円分
・【下馬伊勢屋】どら焼き&チョコまん詰合せセット
・【精肉「日山】国産牛すき焼きセット
・【食育ネット】特製ゆずプリン
・【ドリームファーム】こだわり米5kg
・【総本家更科堀井】鴨南蛮そばセット
・各種新型コロナウイルス対策グッズ
・講師からの豪華プレゼントもあり!(当日発表)
・いとうまい子さん直筆サイン入りカレンダー
・トレトレストア1,000円クーポン

セミナー終了後、アンケートにご回答で豪華商品をプレゼント!


--------------------------------------------------

Youtubeによるライブ配信なので、PC・スマホをお持ちであればどなたでもご参加いただけます。
参加者全員にあたるプレゼント企画を行いますので、ぜひ最後までご視聴いただければ幸いです。

▼セミナーの詳細はこちら▼
https://www.trade-trade.jp/seminar/golden-hour/

みなさまのご参加をお待ちしております。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
新型コロナウイルス検査キット トレトレ会員登録でもれなく500円相当のビットコインプレゼント!

厄介な自由と独立の象徴

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

kanise_20210421.jpg

「サタデー・ナイト・スペシャル」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか。日本では差し詰めレストランの週末サービスかテレビのバラエティ番組だろう。

しかし銃乱射事件が相次ぐ米国では違う。護身用の小型拳銃の俗称だ。マフィアが土曜日の夜に酒場で酔っ払って喧嘩騒ぎを起こした際に隠し持った小さな口径の安物銃を使ったことからその名前がついたそうだ。別名「ジャックガン(がらくた銃)」。

とくに60年代の土曜日にはこの種の銃で撃たれた負傷者が続々と病院に担ぎ込まれた。医師たちは「サタデー・ナイト・ラッシュアワー」と呼んだ。なんとも物騒な話だが、銃社会アメリカならではの事だ。銃規制が厳しい日本に住んでいる私たちには想像できない。

このほかに、拳銃はイーコライザー(equalizer)とも呼ばれる。強者と弱者を平等にするものという意味だ。たしかに銃を使えばか弱い女性でも屈強な男をなんなく倒すことができる。

「なんてこった、この国の銃暴力はもう疫病だ!国家の汚点だ!」

今月8日、ホワイトハウスの中庭に集まった記者団に対して政権初の銃規制策を発表したバイデン米大統領は青筋を立ててそう発言した。

それはそうだろう。3月にジョージア、コロラド、カリフォルニアの各州で、そして4月にはサウスカロライナ州、テキサス州で銃乱射事件が相次いだからだ。複数の女性を含む28人が死亡した。人々の怒りと不安の声を連日全国ニュースが伝えられている。非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ(GVA)」によると、今年に入ってからだけでも全米で150件以上の銃乱射事件が発生しているという。

それだけ酷いと国民は全員諸手を挙げて「バイデン頑張れ」となるかと思うとじつはそうならない。多くのアメリカ人にとって銃所有権は自由と独立の象徴であるため、厳格な銃規制は政治的リスクが極めて高いのだ。

今回発表された規制内容を見ると、ネット上で入手できる部品で製造され追跡が難しい「ゴーストガン(幽霊銃)」の取り締まりや、銃口を安定させる装置の登録義務付けなどが柱。やはり極めて限定的だ。

しかも規制措置は国民の武器保有の権利を侵害するものではないとバイデン大統領は何度も釘を刺していた。

確かに合衆国憲法修正第2条には「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、市民が武器を所有し、また携帯する権利は、これを侵してはならない」と銃保有の権利が認められている。

しかし、本来この条項が認める武器所有は、理不尽な政府に抵抗するための権利としてのみだった。それが今ではお構いなしでぶっ放す。推定4億丁の銃が巷に氾濫しており、トランプ大統領が就任した2017年に至っては過去半世紀で最多の4万人近くが銃撃で死亡した。これでは銃を向ける相手が違うだろう!

しかも、これまで乱射事件で使われた凶器の多くはアソルト・ライフルと呼ばれる連発銃。狩猟や護身用ではなく戦闘用武器だ。それでも有力政治家たち、特保守系は銃規制には極めて消極的。アメリカ最大のロビー団体である全米ライフル協会(NRA:会員約400万人)からたんまり政治資金をもらっているからだ。国民の命より金というわけである。何処の国も政治家は似たり寄ったりで恥を知らない。

「銃を持った悪い奴らに対抗するには善人も銃を持てばいい」

米国銃所持者協会(GOA、会員数30万人)会長で元共和党下院議員ラリー・プラットがテレビ番組でそう話したことを私は今でも覚えている。悪いのは銃ではなくそれを使う人間だという銃規制反対論者の決まり文句だ。

その発言に、英国出身の人気司会者ピアース・モーガンは切れた。

「私の国、イギリスでは銃で死ぬ人はほとんどいません。銃がないからです!あんたは本当に愚劣な男だ!」

よく言った!

私は心の中で拍手をしたが、モーガンには勝ち目はなかった。テキサス州の保守系ジャーナリストがモーガンの国外追放を求める署名運動を始めると、なんと10万人以上の署名が集まった。国民の多数が銃規制強化には賛成しているものの、銃所持禁止には消極的だからだ。

これで彼の番組は視聴率急落で消滅。ただ国外追放は免れた。合衆国憲法修正第1条で言論の自由が認められているからだ。なんとも皮肉な銃規制論争の結果である。今日も米国のどこかで銃声が響いている。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
新型コロナウイルス検査キット トレトレ会員登録でもれなく500円相当のビットコインプレゼント!

【無料セミナー】3/29(月)開催「酒匂x川口のビットコインにまだ利益チャンスはあるのか?」 Youtubeライブのお知らせ

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

みなさん、こんにちは。トレトレ編集部です。

トレトレ編集部より、無料オンライン投資セミナーのお知らせです。

3月29日(月)20時より、Youtubeライブ配信にてトレトレでもおなじみ酒匂隆雄さんと川口一晃さんによる無料オンライン投資セミナーを開催いたします!

今回はスペシャルゲストに「ビットコインクイーン」名波はるかさんをお迎えして、株・為替・仮想通貨の3つの視点で今後のマーケット展開を分析します。

さらに、リクエストの多かった、「なぜペンタゴンチャートが未来を予測できるのか」「初心者にもわかるペンタゴンチャートについて」をペンタゴンチャートの継承者、川口さんに解説してもらいます。

また、セミナー最後には豪華プレゼント企画も開催いたしますので、ぜひ最後までご視聴いただければ幸いです。

--------------------------------------------------
■開催日
2021年3月29日(月)[日本時間] 20:00〜21:00

■配信方法
Youtube ライブ配信

■参加方法
申込ページより事前登録

■参加費
無料

■参加特典
・10万円分のビットコイン
・1万円分のビットコイン
・香港高級中国茶「福茗堂」
・香港ディズニーランド15周年記念グッズ【非売品・限定品】
・いとうまい子さん直筆サイン入りカレンダー
・講師からの豪華プレゼントもあり!(当日発表)
・その他、セミナー参加者全員にもれなくプレゼントをご用意!
(他プレゼントの詳細はセミナー当日ご案内いたします)

セミナー終了後、アンケートにご回答で豪華商品をプレゼント!
--------------------------------------------------

Youtubeによるライブ配信なので、PC・スマホをお持ちであればどなたでもご参加いただけます。
参加者全員にあたるプレゼント企画を行いますので、ぜひ最後までご視聴いただければ幸いです。

▼セミナーの詳細はこちら▼
https://www.trade-trade.jp/kawaguchi/seminar/202103/

みなさまのご参加をお待ちしております。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
新型コロナウイルス検査キット トレトレ会員登録でもれなく500円相当のビットコインプレゼント!

彼は今、何を語るのだろうか

  • 記事URL
  • はてなブックマーク

その男とは激論を覚悟していた。私は当意即妙の生放送を得意としているが、彼の場合は突然どんな話しが飛び出すか予測がつかない。世間の反発の可能性や公安調査庁の監視の目もある。なにしろあれだけの大事件に関与していたのだから。

事件とは13人が死亡、5800人以上が負傷した「地下鉄サリン事件」のことだ。男は、犯行を行なった武装カルト教団オウム真理教の元幹部上祐史浩氏である。

kanise_20210318.jpg

今から26年前の1995年3月20日。通勤ラッシュ時の午前8時頃,東京霞ヶ関を通過する地下鉄丸ノ内線、日比谷線、千代田線の3路線の車両でほぼ同時に猛毒の神経剤サリンが散布された。口から白い泡を吹きながら駅構内から次々と運び出される乗客たち。防護服と防毒マスク姿で慌ただしく動き回る捜査員や自衛官。けたたましく鳴り響く救急車のサイレン。

現場は思い出しても身震いするような阿鼻叫喚が広がっていた。なにしろ化学兵器サリンが平和な大都会の真ん中で無差別に使われた前代未聞のテロ攻撃である。現場は大混乱し、衝撃は瞬く間に世界へ広がった。

教祖だった麻原彰晃(本名:松本智津夫)をはじめ13人の幹部や実行犯にはすでに死刑が執行されている。だから上祐氏は未だ謎が残る教団の中枢を知る数少ない生き証人だ。

事件直後から教団の広報担当として連日ワイドショーやニュース番組に出演して教団の関与を激しく否定していた姿は今も目に焼き付いている。「ああ言えば上祐」とさえ揶揄された。同氏は95年10月、有印私文書偽造の容疑で逮捕起訴され懲役3年の実刑を受けた。出所後はオウム真理教の後継団体であるアレフの代表になったが内部対立から脱会。2007年5月に新団体「ひかりの輪」を設立している。

なぜあんな凶悪事件を起こしたのか? 資金源は?今欧米で広がる陰謀論とオウムのマインドコントロールとの共通点は? そんな疑問に思いを巡らせながら3月某日夕刻、私が編集主幹を務めるウェブニュース番組『オプエド』のスタジオに入った。

新型コロナ流行のため上祐氏とはリモートでの対論となったが、まず驚いたのは彼の拍子抜けするほど穏やかな物腰だった。そして現在はオウム信仰から完全に脱却し、教祖の麻原彰晃は人格障害者だったと切って捨てた。

代表を務める「ひかりの輪」(信者数約150人)は特定の教祖や宗派を信仰せず、仏教の思想や瞑想法、心理学を学ぶ教室だという。被害者支援機構と賠償契約を締結し外部監査委員会も設けている。

しかし彼の言葉を素直に受け入れることは正直まだ私には難しかった。以前に別の国際的なカルト教団の取材をした経験があり、洗脳を解くことがいかに難しいかを実感していたからだ。一度だけだったが、上祐氏の口から麻原に敬意を表わす「尊師」という言葉が漏れたことがあった。

公安調査庁は「麻原の意志に従い、また、麻原の影響から脱していない。いわゆる麻原隠しをしている」として、アレフやひかりの輪など3団体の観察処分を今年1月からさらに3年間延長している。

1000億円とも言われたオウムの資金源も未だに不透明だ。そのことを問いただすと、上祐氏は入信者に布施として差し出させた資産やパソコンショップの売り上げなどを挙げた。しかしその程度で化学兵器開発や海外から武器調達ができたとは考えにくい。当時は暴力団への覚醒剤密売が噂された。だがそれを知るキーパーソンだった教団幹部村井秀夫は1995年に暴力団員に刺殺されてしまっている。まさに死人に口なしだ。上祐氏は暴力団との繋がりは知らないと主張したが、教団が入信者に覚醒剤などの薬物を投与していたことは認めた。

オウム幹部には理系の高学歴者が多かった。村井は大阪大学理学修士。実行犯の豊田亨は東京大学物理学専攻修士、廣瀬健一は早稲田大学理工学部応用物理学科を首席で卒業。慶応大学医学部卒業の林郁夫は優秀な心臓外科医だった。

彼らに共通していたのは何かと問うと、上祐氏からは「エリートならではの現実社会に対する絶望感」という答えが返ってきた。彼自身も早稲田大学大学院から宇宙開発事業団(現在のJAXA)に就職している。だが麻原の「世界戦争が起きる」という誇大妄想の陰謀論に引き込まれて出家したという。

カルト集団は恐怖や薬物などを巧みに使って他人の人生観や世界観を根底から覆してしまう。いちど洗脳されてしまうとそれを解くのは並大抵のことではない。オウム真理教のような狂気と幻想は、格差と不安が広がる現代社会でさらに増幅している。1月に米首都ワシントンの連邦議会議事堂を襲撃した熱狂的トランプ支持者の多くが信奉する陰謀論「Qアノン」などその最たる今そこにある危険だ。

  • 記事URL
  • はてなブックマーク
新型コロナウイルス検査キット トレトレ会員登録でもれなく500円相当のビットコインプレゼント!
500円相当ビットコインプレゼント
いとうまい子さん直筆サイン入り2021年版カレンダー プレゼント
アンケートに答えて500円相当のビットコインをゲット!
「これから始めるHSBC香港口座超入門書」2018年8月版
CCM香港 海外法人設立Wキャンペーン
香港ポスト
マカオ新聞

最近のブログ記事

月別アーカイブ

▲ TOPへ戻る

スマホサイトを表示