雇用か物価か?
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先週のドル円相場は、米長期金利上昇と中東情勢悪化の影響を受けての原油価格上昇によるドル買い意欲と、介入警戒感との綱引きで158.00を挟んでの狭い取引に終始したが、週明け東京市場とニューヨーク債券市場が休場で薄商いの中、ドル買いが優勢となり節目とされた200日移動平均線であった158.50を上切ると高値158.75迄ドルが買われることとなった。

只依然として高値では介入警戒感が勝っており、本日午前10時過ぎには先週までのレジスタンス(上値抵抗線)であった158.50を割り込んで取引されている。
筆者は依然としてドル円に対して弱気のままであり、160円を上切るよりは155円を下切る可能性が高いと思っているが、今週は何といっても水曜日に発表される9月米国個人消費者物価指数(CPI.)が注目される。
市場予想は前月比0.6%(8月0.4%)、前年比3.6%(8月3.4%)で何れも物価上昇を見込んでいる。
月初は市場予想を大きく下回った8月雇用統計の発表により10月27日~28日に開催されるFOMC.に於ける利上げ期待が大きく後退してドル円相場も一時156円台に下落したが、CPI.の結果次第で再び利上げ議論が復活するのか、興味のあるところである。
言い換えれば、10月のFOMC.において雇用の鈍化と物価上昇の何方に重きを置いた議論が為されて政策金利変更が有るか、無いかが注目される。

ドル円相場は158円を挟んでのもみ合いが続いたが、CPI.が大きく市場予想を上回らない限りドルの上値は限られたものであろう。
市場予想を下回ればドルは素直に下がると見て良かろう。
適度のボラティティーが欲しい元トレーダーとしては、
-CPI.が予想通り高くてドルが上昇した時点で介入が出てドスンと下がる。
-CPI.が予想を下回ってドルが下落し出したタイミングを見計らって介入が出て更に押し下げる。
などの展開を希望したいところであるが、まあそう上手くは行くまい。
何れにせよ、ドルの高値は極めて限られたものであると確信する。
シカゴ・IMM.は10月6日に158円台に上昇した時点で円の買い持ち(ドルの売り持ち)を僅かに5億ドル分増やして49億ドルのショートとなった。


我が国個人投資家は買いと売りの比率が58対42でニュートラルと見て良かろう。


(外為ドットコム社のホーム・ページ参照。)
今週のテクニカル分析
今週のテクニカル分析の見立てはレンジを見込むが、ドルの買われ過ぎを指摘している
今週のレンジ


ドル円:154.00~159.00
ユーロ円:173.00~178.00
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