7月の終わりに思うこと
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今年も早、7月が終わろうとしている。
この間NYダウは、昨年12月4日の天井45073ドルを超えることがなく、7か月を経過、8か月目に入ろうとするタイミングである。
その間にNASDAQは昨年12月16日の高値20204を超えて7月29日に21303まで高値を更新した。もっともその日の引けは21098と、昨年の高値20204に95.5単位の955ポイントを加えた21159より下で引けた。
この相場は概ねこの955単位の高値21159が限度のように見える。
それはNYダウが45073ドルの天井を更新することがなければという意味である。NYダウが横這いより若干下値に位置しているときにNASDAQは5.4%の上昇を示したということになる。この5.4%のレベルがファンダメンタルズで見て妥当かどうかはわからないが、マグニフィセント・セブン(※)の株価がこのいたずらの背景にある。
1929年の米国大恐慌前の高値を振り返ると、1929年9月3日に386ドルで天井を付けた相場は、11月13日の安値195ドルまで10週間で49%の暴落を示した。
その後1930年4月16日に戻り高値297ドルまで戻したが、戻りはそれまでで1932年7月の40ドルまでの大暴落となった。
以上の例を日柄で見ると天井から225日目の1930年4月16日(1か月28日の月足で8か月)の戻り天井をやった後、戻りが尽きて、暴落に転じたわけである。
今回はどうかというとNYダウが、昨年12月4日に45073ドルの天井を付けて231日目の7月23日に45018ドルの高値を見て、下げに転じ7月30日には44557ドルまでの安値を見ている。この日柄は天井からの231日目に戻り高値を見たということで月足で8.25か月のインタバルで戻りを見たわけで1929-1930年の戻り相場に酷似している。大恐慌相場のケースではこの8か月の戻りの後、次の8か月で48%の大暴落となっている。NASDAQ相場がなかったNYダウの相場で見ると、今回の相場は日柄ではまさに、恐怖の8か月戻しを演じたばかりといえる。
100年に一度の株価崩壊が今回起こるかどうかについては確信はないが、少なくとも今の相場付きに警戒を要することは確かだろう。
※マグニフィセント・セブン
GAFAM(ガーファム)と呼ばれるグーグル(Google)、アップル(Apple)、メタ(Meta Platforms、旧Facebook)、アマゾン・ドット・コム(Amazon.Com)、マイクロソフト(Microsoft)の5社に、テスラ(Tesla)とエヌビディア(NVIDIA)を含む。

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