若林栄四 ニューヨークからの便り wakabayashi

米国株、黄金律の乱舞が示す大天井到達

2025/07/25

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7月21日のマーケットで、SP500とNASDAQの双方が、時間、値ごろの双方で明らかに天井の形を示した。NYダウは昨年12月4日に45073ドルの天井を付けて、いまだに新値を更新していない。

NYダウの天井は、その前の天井2022年1月5日の高値36952ドルに黄金律161.8単位8090ドルを加えた45042ドルに31ドル差の近似値であった。

前回の天井は2002年10月10日の、ITバブル破裂底の7197ドルからの38.2単位19.1年の日柄で出たものであり、今回の昨年12月の天井は、その前の17年サイクルの天井2007年10月11日の14198ドル(リーマン前高値)からの224か月(162+62)すなわち17.18年の天井であった。

これに対してSP500は今年2月19日に6147で高値を見て4月7日に4835まで21.3%の 下落を見たが、6月には6147を超えて新値を更新した。

7月21日相場は高値6336まで見たが引けは6305まで下りてきた。日柄で見ると今回の高値は2009年3月12日からの四半期足で16.5年の大事な時間を踏み、また2002年10月のバブル底値768からの295か月(1か月28日で計算する)(黄金律590÷2)と黄金律の大事な日柄を踏んでいる。

値ごろは2000年3月のITバブル頂点1552に黄金律95.5÷2=4775ポイントを加えた6327を見て退却したという美しいレベルである。また7月21日の高値6336から引けにかけて急落6305で引けている。これは4月7日の安値4835からの59単位5900÷4=1475で算出する限度6310の範囲内に収まったのである。

2月19日の天井6147からの618÷4=154.5日である7月23-24日からこの相場ははっきり下落に転じるはずだが、その前の日足の引けの高値が6310に達しない6305にとどまったということだろう。

NASDAQでこの天井説を検証するともっとすごい。

前回の天井は2021年11月22日の16212からの黄金律95.5か月単位の47.75か月(これは1か月28日=4週間で換算すると)191週となる。その正中点は7月22日である。その前日の7月21日に16212の前回天井からの95.5単位4775ポイントを加えた20987を達成したのである。47.75か月目に4775ポイントの節目をやりに来た。午前中やりすぎで21077まで高値を見たが、引けは20974と見事に4775ポイント20987の範囲内に相場が収まったのである。

この宇宙のルールである黄金律の乱舞は何を意味するのか。
これを見るとまさに相場は神業である。
これが大きな天井でなくて何なのか。

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プロフィール

わかばやし・えいし
若林栄四

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍中。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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