米国長期金利はどこまで…
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米国長期金利10年物が4%を超えてきた。
筆者の相場観は4%に達しないというものであったが、7月6日には4.08%の利回り高値を見ている。
2020年3月9日の利回り最低0.31%からの13四半期を終え、14四半期目に入った。14は変化の日柄なのでこの第3四半期に利回り高値を見て反落に転じるものと思われる。0.31%の最低利回りに、3.65-3.82%を加えると3.96%‐4.13%辺りがよいレベルだと思われる。この4.14%は54度交差点のあるレジスタンスレベルである。
もう一つ、2000年の1月21日の利回り高値6.8%からのペンタゴン最後のカウンター54度線が4.05%にあり、レジスタンスである。これで見るとその6.8%の高値からの95.5単位23.875年の正中点は、2023年12月7日となっている。
それ以降このペンタゴンの端まで走った相場は、大きく下落することになるのではないかと思われる。利回り急落である。
執拗なインフレ、あるいは雇用の好調といったものは時間の問題で本来の景気下落局面に移るものと思われるが、それがはっきりやってくるのは12月7日以降ということになるのだろうか。
それより前に景気の下落がはっきりするが、金利が下がり始めるのが12月7日ということかもしれない。
1984年5月30日の13.95%の最高利回りから157.3四半期(95.5+61.8)の正中点は23年9月28日となるので、その辺りから全般に米国経済の不調がはっきりし始めるものと思われる。
いずれにせよ4%超えの10年物金利は長続きしないだろう。
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