川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル/円、クロス/円、上値抵抗に注意。

2025/08/18

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ドル/円は直近の日足が陰線引けとなり、続伸に繋げられずに終えています。下げエネルギーの強いものではないことや、146円台の下値抵抗を守っており、反発に転ずる可能性を残していますが、146円を割り込んで終えた場合は、4月に付けた139.89と6/13に付けた142.80を結ぶ短期的なサポートラインを下抜けて、下値余地がもう一段拡がり易くなります。逆に下値トライに失敗して148.10-20の抵抗を上抜けて終えた場合は、日足の形状が改善して上値余地がもう一段拡がり易くなります。この場合でも149.10-20の抵抗を上抜けて終えるまでは下値リスクを残します。また、これをクリアした場合でも150円台はまだ壁となる可能性も高いと見ています。

ドル買いは下値余地が若干拡がる可能性があるので、1日様子見か146.10-20の押し目があれば買い狙い。損切りは145.70で一旦撤退です。ドル売りは147.70-80で戻り売り。損切りは148.30で撤退です。

日足の上値抵抗は147.70-80,148.10-20,148.40-50,148.90-00に、下値抵抗は146.50-60,146.10-20,145.40-50,145.00±10銭にあります。

ユーロ/ドルは小陽線で切り返して続落を食い止めています。上値トライの流れを変えていませんが、7/1に付けた1.1829を直近高値とする短期的なレジスタンスラインが1.1740-50に位置しており、上値抵抗として働く可能性があります。また1.1800-10に一段と強い上値抵抗があり、これをしっかり上抜けて終えるまでは上値余地も拡がり難いでしょう。上値トライの流れを変えておらず、押し目買い方針継続です。買いは1.1640-50の押し目待ちとします。損切りは1.1590で撤退です。売りは様子見か1.1780に浅い損切りを置くなら1.1740-50で軽く戻り売り。上辺抵抗は1.1720-30,1.1740-50,1.1780-90,1.180010に、下値抵抗は1.1670-80,1.1640-50,1.1600-10にあります。短期トレンドは1.1500を割り込んで終えない限り変化しません。

ユーロ円は実体が小さい陽線引けとなり、続落を食い止めていますが、上昇エネルギーの強いものではないことや、163.00-10の抵抗にぶつかって反落した流れにあり、下値リスクにも注意が必要です。一方下値は、171.30-40,171.00-10にやや強い抵抗が控えており、これを守って上値トライの可能性に繋げていますが、171円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、170円を割り込んで終えた場合は調整下げ局面入りの可能性が高くなります。逆に173.00-10の抵抗を上抜けて終えれば下値リスクが後退、173.80-90の抵抗をクリアして174円台に乗せて終えれば“強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなります。買いは1日様子見か171.10-20まで引き付けて。損切りは170.50で一旦撤退です。売りは172.30-40で戻り売り。これは東京市場で付いています。損切りは173.10で撤退です。上値抵抗は172.30-40,172.70-80,173.00-10に、下値抵抗は171.60-70,171.30-40,171.00-10,170.10-20にあります。

ポンド/ドルは小陽線で終え、上値トライの可能性に繋げています。短期トレンドは強い状態を維持していますが、直近の陽線が上昇エネルギーに欠けるものであることや、1.3590~1.3610にやや強い上値抵抗が出来ており、これを上抜けて終えるまでは上値余地も拡がり難い状態です。買いは1日様子見か1.3510-20で軽く買って1.3470で撤退です。売りは様子見か1.3620に浅い損切りを置くなら1.3580-90で軽く戻り売り。上値抵抗は1.3580-90,1.3600-10,1.3640-50に、下値抵抗は1.3510-20,13480-90,1.3450-60にあります。1.3400を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯します。

ポンド/円は小幅続落して終えました。下値を切り上げる寄り付き水準に戻して引けていますが、トレンドは強い状態を維持しています。買いは198.80-90で押し目買い。損切りは198.30で一旦撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は、199.90-00,200.60-70,201.10-20,201.60-70に、下値抵抗は199.10-20,198.80-90,198.30-40,197.90-00にあります。全て下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯します。

豪ドル/円は小幅続落し、上値を切り下げていますが、直近の陰線が下げエネルギーの強いものではないことや、95.50-60の下値抵抗を守っており、反発に転ずる可能性を残しています。一方で、上値切り下げる流れにあり、96.90-00,97.20-30の抵抗を全て上抜けて終えるまでは下値リスクがより高い状態です。買いは1日様子見か95.30-40の押し目があれば軽く買い狙い。損切りは94.90で撤退です。売りは96.40-50で戻り売り。損切りは97.00で撤退です。上値抵抗は96.40-50,96.60-70,96.90-00,97.20-30に、下値抵抗は95.50-60,95.20-30,95.00-10にあります。95円を割り込んで終えた場合は、新たな下落リスクが生じます。

昨日は友人たちと東京駅の駅中にあるステーションギャラリーで「藤田嗣治絵画と写真展」を観てきました。暑いので少し時間をずらして15時近くに入館。同じことを考える方も多いのか館内は見学者でかなり混雑していました。絵画が少ないのがやや残念でしたが、藤田嗣治の写した写真を見るのは初めてだったのでこれはこれでとても興味深かったです。フランスだけでなく中南米や中国など様々な国を旅する間にその時代の人々の生活、風俗などがうかがい知れる写真や、これらから描かれた絵画と並べて展示されており、よくこれだけ多くのものを集められたものだと感心します。当時としては珍しいと思われるカラー写真もありました。写真家藤田嗣治としての才も見ることが出来る展示です。8月31日まで開催されています。このギャラリーは、旧東京駅の駅舎の赤レンガの一部も利用されていて、以前から興味があったのですが、たまたま大好きな藤田嗣治展が開催されていることを雑誌で知り、見に行くことができました。館内は趣があってとても落ち着くスペースでした。ミュージアムショップではポストカードやクリアファイルなどを買い求めましたが、少しお高い感じがしました。

東京ステーションギャラリー

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。
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