ドル/円は、直近の日足が陽線引けとなり続伸して終えています。日銀は市場の予想通り政策金利据え置きを決定、展望レポートでは物価上昇率や成長率の見通しを下方修正されたことから、利上げが後ずれするとの見方が台頭し、円の売り戻しの動きが急となっています。144.10-20の抵抗も上抜けており、短期トレンドが変化して一段の上昇に繋がっています。144円台のドル買いは様子見です。ドル売りも様子見に転じます。上値抵抗は145.10-20、145.40-50，145.80-90，146.30-40に、144.10-20，143.70-80，143.10-20にあります。短期トレンドは142円を割り込んで終えない限り変化しません。

ユーロ/ドルは陰線引けとなり、小幅続落して終えています。調整下げの範囲なですが、1.1300-10の抵抗を下抜けて終えた場合は、日足の形状が悪化して下値余地が若干拡がり易くなります。一方上値も1.1400-10にやや強い抵抗が出来ており、1.1420～1.1440の抵抗を上抜けて終えるまでは上値余地も拡がり難くなっています。買いは様子見です。売りは1.1350-60で戻り売り。損切りは1.1400で撤退です。上値抵抗は、1.1360-70，1.1400-10，1.1420～1.1440に強い抵抗が出来ています。下値抵抗は1.1260-70，1.1210-20にあります。

ユーロ/円は寄せ線で終え、寄り付き水準に戻して引けています。下値抵抗を守っており、上値トライの可能性に繋げています。但し、161.40-50の抵抗を下抜けて終えた場合は、2/28に付けた154.80を直近安値として下値を切り上げて来たサポートラインを下抜けて、下値リスクが点灯します。買いは162.80-90で押し目買い。損切りは162.40で撤退です。売りは引き続き様子見です。上値抵抗は163.70-80，164.10-20，164.40-50に、下値抵抗は162.70-80，162.20-30，161.70-80，161.40-50にあります。

ポンド/ドルは続落し、上値を切り下げています。1.3300-10の下値抵抗を守っており、トレンドの変化は認められませんが、1.3250以下で終えた場合は下値リスクがやや高くなります。1.3200を割り込んで終えた場合は調整下げ局面入りの可能性が高くなります。買いは1日様子見か、1.3250-60で押し目買い。損切りは1.3200で一旦撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は1.3330-40，1.3350-60，1.3380-90，1.3410-20に、下値抵抗は1.3290-00，1.3250-60，1.3200-10にあります。

ポンド/円は寄せ線で終え、寄り付き水準に戻して終えています。上値を若干切り下げていますが、下値を切り上げる流れを維持しており上値トライの可能性をのこしています。買いは191.40-50の押し目待ちとします。損切りは190.80で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は192.20-30，193.00-10，193.80-90に、下値抵抗は191.40-50，191.410-20，190.60-70にあります。190円を割り込んで終えた場合は短期トレンドの変化に要注意。

豪ドル/円は陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げています。92.10-20の抵抗上抜けており、上値余地がもう一段拡がり易くなっていますが、中期トレンドが弱く94円台はまだ壁となる可能性も高いと見られます。買いは1日様子見か91.80以下の押し目待ち。損切りは91.40で一旦撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は92.60-70，93.10-20，93.80-90，94.10-20に、下値抵抗は92.10-20，91.80-90，91.50-60，91.20-30にあります。