ドル円、クロス円、下値リスクを残した状態。
今日はこれから田舎のある富山（城端）まで行ってきます。チャートから見た各通貨の戦略を掲載しておきますので参考になさっていただけたらと思います。今日は米雇用統計の発表がありますが、昨日の雇用関連指数がやや弱めであったことからドル/円の上値が重くなっているようです。市場予想は失業率：3.9％、NFP：180～190千人です。
ドル/円は直近の日足が実体の小さい陰線引けとなり、上値トライに失敗して引けていますが、下値を切り上げる流れを維持しており、調整下げの範囲内に留まっています。但し、154.50以下で終えた場合は下値余地がもう一段拡がり易くなります。153円を割り込んで終えた場合は、昨年12月に付けた140.25を基点とするサポートラインを下抜けて、短期トレンドが“ドル弱気”に変化します。この場合は150円方向への一段の下落に繋がり易くなります。逆に157.20-30の抵抗をクリアして157円台で終えれば下値リスクが後退、157.60-70の抵抗を上抜けて終えた場合は“ドル強気”に変化して一段のドル上昇に繋がり易くなります。
下値リスクを残した状態にあるので、買いは1日様子見か154.90-00まで引きつけて。損切りは154.40で撤退です。売りは156.00-10の戻りを軽く売って156.50で撤退するか、156.60-70の戻り待ちとします。この場合の損切りは下値リスクが後退する157.20で撤退です。
ユーロ/ドルは陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げています。1.0910-20の抵抗を上抜け切れていませんが、しっかり上抜けて終えれば一段の上昇に繋がり易くなります。1.0800を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなりますが、短期トレンドは1.0740を割り込んで終えない限り変化しません。上値抵抗は1.0910-20，1.0940-50，1.0980-90に、下値抵抗は1.0860-70，1.0840-50，1.0800-10にあります。
ユーロ/円は、実体が小さく上ヒゲのやや長い陰線引けとなりました。上値トライに失敗した形で終えており、この反動で上値余地が限られる展開が予想されますが、昨年12月に付けた153.23を基点として下値を切り上げて来た流れを変えておらず、このサポートラインが166.00-10近辺に位置していることから、これを大きく割り込んで終えない限り、トレンドは変化せず、調整下げの範囲内となります。下値リスクがより高い状態にあるので、買いは1日様子見か168.50-60まで引きつけて。損切りは167.90で撤退です。売りは169.90-00で戻り売り。損切りは170.60で撤退です。上値抵抗は169.90-00，170.20-30，170.60-70に、下値抵抗は169.30-40，168.80-90，168.50-60，168.00-10にあります。
ポンド/ドルは寄せ線で終え寄り付き水準に戻して引けていますが、下値を切り上げる流れを維持しています。1.2810-20にやや強い上値抵抗がありますが、上抜けて終えれば一段の上昇へ。短期トレンドは1.2600を割り込んで終えない限り、変化しません。買いは1.2760-70で軽く買って1.2730で浅めに撤退するか1.2700-10の押し目待ちとします、この場合の損切りは1.2670で撤退です。売りは引き続き様子見です。上値抵抗は1.2810-20，1.2840-50，1.2880-90に、下値抵抗は1.2760-70，1.2730-40，1.2700-10にあります。
ポンド/円は小反落。200円台乗せに失敗していますが、単体では下げエネルギーの強いものではなく、再度200円超えトライの可能性に繋げています。買いは1日様子見か198.10-20まで引き付けて。損切りは197.40で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は199.60-70，200.10-20，200.70-80に、下値抵抗は198.80-90，198.10-20，197.50-60にあります。全て下抜けて終えた場合は下値リスクがやや高くなります。
豪ドル/円は、直近の日足が値幅の小さい足で終え、上昇一服となりました。104円台に実体を戻せずに終えており、下値リスクを残した状態ですが、一方で、103.00-10に強い下値抵抗が出来ており、これを割り込んで終えない限り下値余地も拡がり難い状態です。3手前の値幅の大きい陰線（高値104.62）を上抜けて終えるまでは下値リスクを残しているので、買いは103.00-10まで引き付けて。損切りは102.70で浅めに一旦撤退です。売りは104.20-30まで引きつけて。損切りは104.80で撤退です。
では皆さま良い週末をお過ごしください。
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