川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル円、クロス円、反発余地を探る動き。

2023/11/22

ドル/円は直近の日足が十文字の寄せ線で終え、寄り付き水準に押し戻されています。この足の下ヒゲがやや長く、下値トライに失敗した形となったことから、反発余地を探る動きが期待出来ますが、調整下げが一巡したとは認められず、下値リスクにより警戒が必要です。

日足が149.50超えで終えれるか149.70-80の抵抗をクリアすれば、“ニュートラル”な状態に変化して、下値リスクが若干後退します。この場合でも151.60-70の抵抗を上抜けて終えるか151.90-00の抵抗をクリアしない限り、“ドル強気”に変化しません。一方下値も146.00-10に強い抵抗が控えており、調整下げに留まるならこれを大きく下抜けない可能性も高い状態です。

ドル買いは様子見か146.00-10まで引き付けて。損切りは145.50で撤退です。ドル売りは149.00-10の戻り待ち。損切りは149.60で撤退です。

ユーロ/ドルは小反落し、上昇一服となりました。トレンドが強い状態を保っており、押し目買い方針継続としますが、1.09台後半の上値抵抗にもぶつかっており、小幅続落の可能性があります。買いは1日様子見か1.0850-60の押し目待ちとします。損切りは1.0790で撤退です。売りは様子見です。1.0740-50の抵抗を下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻しますが、1.0600を割り込んで終えない限り“弱気”に変化しません。

ユーロ/円は小幅続落。下げエネルギーの強いものではなく、下値トライにも失敗していますが、下値リスクがより高い状態にあるので、買いは様子見か160.50-60まで引きつけて。損切りは159.80で撤退です。売りは162.70-80で戻り売り。上値余地を163.00近辺まで見て置く必要があります。損切りは163.60で撤退です。164円台に実体を戻して引けるまで下値リスクがより高い状態です。

ポンド/ドルは小幅続伸。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、短期トレンドは強い状態を保っています。買いは1.2500-10で押し目買い。下値余地を1.2480近辺まで見て置く必要があります。損切りは1.2440で一旦撤退です。売りは様子見です。短期トレンドは1.2350を割り込んで終えない限り変化しません。

ポンド/円は陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げていますが、上値を切り下げる流れから上抜けておらず、下値リスクを残した状態です。一方で調整下げの範囲内にあり、突っ込み売りにも注意が必要です。買いは引き続き様子見です。売りは186.20-30で戻り売り。これは東京市場で付いています。損切りは186.70で浅めに一旦撤退です。これが付いた場合は“ニュートラル”な状態に戻しますが、188円台に乗せて終えるまでは上値余地も拡がり難いでしょう。

豪ドル/円は十文字の寄せ線で終え寄り付き水準に戻しています。下値抵抗を守って上値トライの可能性に繋げていますが、98.50超えで終えるまでは上値余地も拡がり難い状態です。買いは97.00-10で押し目買い。損切りは96.60で一旦撤退です。売りは様子見か98.20-30の戻り待ちとします。損切りは98.60で撤退です。96.40以下で終えた場合は下値リスクがやや高くなります。

今日のランチは丸の内のセンチュリーコートにある、レストランロゼットで鉄板焼きをご馳走になりました。まずは雲丹のスクランブルエッグから。卵の殻をくり抜いた中にスクランブルエッグと雲丹が乗ったものが入っています。温かいお料理でした。前菜はチーズの風味を感じるマッシュポテトをノルウェーサーモンで巻いたもの、お魚は厚切りの真鯛を皮目をこんがり焼いてふっくら仕上げたもの。お魚の下にはズッキーニのリゾットが敷いてあります。メインは牛フィレ肉と焼き野菜。お魚とお肉は目の前でシェフが焼いて下さいます。デザートもとても可愛い一品で、竹炭のクレープの上に小さく丸いクリームチーズが二種類、ベリー、洋ナシ、生クリームが乗ったものでした。上に乗ったものを少し食べてから、残りはクレープでくるっと巻いて頂きます。ほんのり甘くて美味しかったです。コーヒーも頂いてゆっくり1時間半かけてお食事を楽しみました。趣のあるとても落ち着くレストランで人気も高いようです。何かの記念日にも使えそうなお店でした。最近は丸の内界隈に行ったことがなく、食事の帰りはおしゃれになった街を思わずキョロキョロしながら日比谷まで歩いて帰りました。

ロゼット – 二重橋前/フレンチ/ネット予約可 | 食べログ (tabelog.com)

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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