川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル円、クロス円、上値の重い展開

2022/12/19

ドル/円は直近の日足が陰線引けとなり、続伸に繋げられずに終えています。単体では下値リスクがやや高いものですが前日の大陽線が135円台前半の足元を支えた形となっており、このレベルからの売りも慎重に臨む必要があります。

短期トレンドは”ニュートラル”な状態にあり、135~138円ゾーンでのレンジ内の動きに留まる可能性がありますが、134.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯、134円台を維持出来ずに終えた場合は、”ドル弱気”に変化して下落幅拡大の可能性が生じます。逆に137.70-80の抵抗を上抜けて、138.00超えで終えれば、下値リスクが後退してドルの上値余地がさらに拡がり易くなります。

ドル買いは下値リスクがやや高いので1日様子見か、134.90-00の押し目があれば買い狙い。損切りは134.40で撤退です。売りは136.60-70の戻りを軽く売って137.10で浅めに撤退するか、137.20-30の戻り待ちとしています。この場合の損切りは137.90で撤退です。

ユーロ/ドルは2手連続陰線引けとなり、上値を切り下げています。トレンドの崩れは認められないので押し目買い方針継続とします。買いは1.0550-60で押し目買い。損切りは1.0490で撤退です。これが付いた場合は”ニュートラル”な状態に戻します。売りは様子見か1.0700-10の戻り待ち。損切りは1.0740で浅めに撤退です。1.0450以下で終えた場合は下値リスクが高くなります。

ユーロ/円は値幅の大きい陰線引けとなり、前日の大陽線をほぼ切り崩して終えています。終値ベースでは144.50-60の下値抵抗を守って終えていますが、朝方の下げでこれを下抜けており、下値リスクがやや高くなっています。買いは1日様子見です。売りは144.80-90の戻り待ちとします。上値余地を145.20-30近辺まで見て置く必要があります。損切りは145.60で一旦撤退です。短期トレンドは”ユーロやや弱気”に変化しています。143.50以下で終えた場合はもう一段下値余地が拡がり易くなります。141.00以下で終えた場合は中期トレンドが変化します。

ポンド/ドルは小幅続落となりました。調整下げの範囲内ですが1.2000を割り込んで終えるか、1.1950割れを見た場合は”弱気”に変化して下落余地がさらに拡がり易くなります。買いは1日様子見です。売りは1.2210-20で戻り売り。損切りは1.2260で撤退です。

ポンド/円は安値圏で引ける陰線引けとなり、日足の形状が悪化しています。164円台も維持出来ずに終えた場合は一段の下落リスクが点灯します。買いは様子見か163.50に損切りを置くなら164.00-10まで引きつけて軽く試し買い程度に。売りは166.30-40の戻り待ちとします。損切りは167.20で一旦撤退です。168円台に実体を戻すまでは下値リスクにより警戒が必要です。

豪ドル/円は続落。一段の下落リスクに注意が必要です。90円台に中期的な下値抵抗がありますが、週足が90円台を維持出来ずに越週した場合は中期トレンドの変化に要注意。買いは様子見か90.70に浅い損切りを置くなら91.00近辺で軽く試し買い程度に。売りは92.10-20の戻り待ちとします。損切りは92.50で撤退です。

今日のランチはセブンの中華丼。寒いので外に出ずに野菜もたくさん摂取できるこのお弁当にしました。炒めた白菜が香ばしくて結構イケます。具材も多いので飽きずに食べれます。これに家から持参した柿と洋ナシのカットしたもの、インスタント味噌汁で今日はおしまいです。

コク旨あんの中華丼|セブン‐イレブン~近くて便利~ (sej.co.jp)

この記事をシェアする

前の記事 次の記事

プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

ブログランキング

  • にほんブログ村 為替ブログへ

最新の記事

カテゴリー

  • カテゴリーなし

アーカイブス

無料会員募集中