川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル円、押し目買い。クロス円も押し目は買い場。

2022/09/29

ドル/円は小陰線で終えており、上昇一服となりましたが、下げエネルギーの強いものではないので、深い押しにも繋がり難いと見ます。押し目買い方針継続です。但し、142.50割れを見た場合は”にユートラル”な状態に戻して142.00以下の足元を固め直す動きが強まり易くなります。逆に144.80-90の抵抗を上抜けて終えるか145.00-10の抵抗をクリアした場合は、先週失敗した146円超えトライの動きが強まり易くなります。

ドル買いは143.60-70の押し目待ちとしていますが1440-10の抵抗に跳ね返されており、ここまで降りて来ない可能性がやや高くなっています。損切りは143.20で撤退です。ドル売りは144.70-80で軽く売って145.10で浅めに撤退するか145.70-80の戻り待ちとしています。この場合の損切りは146.30で撤退です。

ユーロ/ドルはは高値圏で引ける陽線引けとなり、短期的な底を見た可能性が点灯しました。1.0150超えで終えるまでは下値リスクを残しますが、0.9600近辺に強い下値抵抗が出来ており、押しは一旦買い場と見ます。買いは0.9630-40の押し目待ち。損切りは0.9580で撤退です。売りは様子見に転じます。0.9540以下で終えた場合は再び下値リスクが点灯します。

ユーロ/円は高値圏で引ける陽線引けとなり、実体を140円台に乗せており、短期トレンドを”ニュートラル”な状態に戻しています。但し、上値を切り下げる流れには変化なく、142.50超えに実体を戻すまでは買いも慎重に。買いは139.50-60の押し目待ちとします。これは東京市場で付いています。損切りは138.80で撤退です。売りは様子見か、141.30に浅い損切りを置くなら140.80-90で軽く試し売り程度に。138円を割り込んで終えた場合は再び下値リスクが点灯します。

ポンド/ドルはタクリ足の陽線引けとなり、下値トライに失敗した形となりました。上下に振れる展開ですが、9/26に付けた1.0350で一旦底打ちした可能性が点灯しており、突っ込み売りにも注意が必要でしょう。買いは1.0750-60の押し目待ちとします。損切りは1.0690で一旦撤退です。売りは損切りが付いたので様子見です。1985年3月に付けた1.0520との二番底を確認した可能性が生じていますが、1.1260超えで終えるまでは下値リスクが軽減されません。

ポンド/円はタクリ足の陽線で切り返しており、下値トライに大きく失敗した形となりました。9/26に付けた148.86で底打ちを確認しましたが、日足の形状がまだ不安定で上下に振れる可能性も高いと見ています。160円台に乗せて越週するまでは反落の可能性にも注意が必要です。買いは155.30-40まで引きつけて。損切りは154.80で撤退です。売りは様子見です。

豪ドル/円は、下ヒゲが長く高値圏で引ける陽線引けとなりました。下値トライに失敗した反動で上値余地を探る動きが先行すると見られますが、上値を切り下げる流れからはまだ上抜けきれていないので買いも慎重に。買いは93.00-10の押し目待ちとします。損切りは92.50で一旦撤退です。売りは様子見か95.00に損切りを置くなら94.60-70まで引きつけて軽く売り向かい。

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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