川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル/円、堅調。クロス/円、上値の重い展開。下値抵抗にも注意。

2022/02/28

ドル/円は直近の日足が十文字の寄せ線で終え、寄り付き水準に戻して引けています。上値抵抗を上抜けきれていませんが、前日足が、日足、週足の下値抵抗に跳ね返されており、重要ポイントに跳ね返された影響がより強い状態です。

緊張が高まるウクライナ情勢を受けて、シドニー市場では上下に振れる動きとなりましたが下値抵抗に跳ね返されており、トレンドは強い状態を保っています。但し、114円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化します。

ドル買いは115.00-10で押し目買い。損切りは114.40で撤退です。ドル売りは1日様子見です。或いは116.30-40の吹き値があれば売り向かい。損切りは116.70で浅めに撤退です。

ユーロ/ドルは陽線で切り返して続落を食い止めていますが、トレンドは弱いままです。朝方はウクライナ情勢の緊迫化を受けてユーロ売りが強まりましたが、大幅な下げにも繋がり難いと見られます。買いは様子見か1.1110-20で軽く押し目買い。損切りは1.1080で浅めに撤退です。売りは1.1240-50の戻り待ちとします。損切りは1.1290で撤退です。短期トレンドは1.1350-60の抵抗を上抜けて終えない限り変化しません。

ユーロ/円は130円台に実体を置く陽線引けとなり、”ニュートラル”な状態に戻しましたが、130.30-40の日足の上値抵抗を上抜けておらず、下値リスクを残した状態です。130.50超えで終えれば下値リスクが後退しますが、この場合でも週足が上値を切り下げる流れから上抜けておらず、133円台で終えるまでは、急伸にも繋がり難いと見られます。また、128.50以下で終えた場合は再び下値リスクが点灯、128円割れで終えた場合は中期トレンドも”弱気”に変化します。早朝のシドニー市場ではウクライナ情勢の緊迫化を受けてユーロが売られましたが、下値抵抗を守っており、128円割れを見ない限り、突っ込み売りにも注意が必要でしょう。買いは128.50-60で押し目買い。損切りは新たな下落リスクが点灯する127.90で撤退です。売りは1日様子見です。

ポンド/ドルは小陽線で切り返していますが、トレンドが弱く、反発余地が限られる展開が予想されます。買いは様子見です。売りは1.3410-20の戻り待ちとします。損切りは1.3440で浅めに撤退です。短期トレンドは1.3550超えで終えない限り変化しません。

ポンド/円は小陽線で続落を食い止めていますが、トレンドが弱く反落の可能性により警戒が必要です。買いは引き続き様子見です。売りは154.90-00の戻り待ちとします。損切りは155.60で撤退です。これが付いた場合は”ニュートラル”な状態に戻しますが、157.50超えで終えるまでは下値リスクを残します。150円を割り込んで終えない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。

豪ドル/円は高値圏で引ける陽線で終えています。日足の形状が改善しており、下値リスクがやや後退していますが、週足の形状が安定しておらず、急伸にも繋がり難いと見ています。84円台で終えるまでは下値リスクにも注意が必要でしょう。買いは1日様子見か82.50-60で押し目買い。損切りは81.90で撤退です。売りは83.70-80の戻り待ちとします。損切りは84.10で撤退です。84円台に乗せて終えれば強気に変化、逆に82円台を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、81.50割れで終えた場合は短期トレンドが変化します。

今日のランチは、値上げ前日のはと屋さんの鮭タラコMix弁当を買ってきて貰いました。¥550です。明日から50円の値上げだそうです。それでも低価格で手作り弁当を提供して下さっています。

手作り弁当ハトヤ日本橋浜町本店 (hotcom-web.com)

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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