川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

正念場を迎えたビットコイン、このまま下げ止まるか

2023/08/28

旨いラーメン

先日、あるゴルフ場で麻婆ラーメンを作ってもらった。大変美味しかったことからレストランの人に「このラーメンは本当に美味しいです。特に、僕の住んでいる街に半世紀にわたってソウルフードと呼ばれているラーメンの味にそっくりです」と言った。でも、ゴルフ場の明細を見て、首を傾げた。わが町のソウルフードは約700円なのに、ゴルフ場のラーメンは1980円と書いてあったからだ。

「正念場を迎えている」

A点が位置する時間帯を通過した直後より横這いとなり、その後、大きく下落し下値支持線ABラインを割り込みADラインに到達した。

次の注目日は8月29日前後である。

A点水準:約380万円
B点水準:約440万円
D点水準:約320万円

今週のポイントはこの水準を維持することが出来るのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。下げ止まりから堅調な展開に移行するのであれば、下値支持線ADラインを割り込むことなく推移していくことがもとめられるからだ。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開となっている。A点が位置する時間帯以降、値を下げている。また、下値支持線ABラインも割り込んでしまった。そして、右肩下がりのBDラインが上値抵抗線として存在しているからだ。この場合、350万円を割り込んでいくことになろう。

<第2シナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性はある。下値支持線ADラインが存在している。また、B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。この場合、420万円を窺がう動きになっていこう。

雲を割り込んでしまったビットコインは、そのまま雲の下方を推移している。ここでは、雲の中に入ることが出来るのか否かがポイントになってくる。

「下げ止まることが出来るのか」

もち合いを下放れ、上値抵抗線として期待されていた右肩上がりのACラインを割り込んできた。

次の注目日は9月1日前後である。

A点水準:約24万円
B点水準:約14万円  
C点水準:約30万円
D点水準:約20万円

今週のポイントは下げ止まることが出来るのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
BCラインに注目したい。右肩上がりのBCラインが下値支持線となり、下げ止まりから堅調な展開に移行することが出来るのか否かがポイントになる。特に、真横に新しいペンタゴンが描き足される際に超えていくライン(ここではBCライン)に到達すると、直前の流れと逆になることが多い。

<現在のシナリオ>

上値の重たい展開となっている。下値支持線ACラインを割り込んできた。また、B点が位置する時間帯を通過した後も値を上げることなく推移しているからだ。この場合、20万円を試す動きになっていこう。

<第2シナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性もある。下値支持線としてBCラインが存在している。また、C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性もあるからだ。この場合、28万円を窺がう動きになっていこう。

雲の下方を推移し、上値の重たい展開が続いている。だが、この後、雲のねじれの位置を通過する。したがって、雲のねじれの位置が変化日となり、流れが変わるのか否かがポイントになる。

「週明けの動きに注目」

A点が位置する時間帯を通過した直後より大きく値を下げていたが、ABラインを超えて真横のペンタゴンに入ると横這いとなっている。

次の注目日は9月3日前後である。

A点水準:約40円
B点水準:約120円
C点水準:約70円

今週のポイントは新しい動きが出てくるのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
B点に注目したい。先週末にB点が位置する時間帯に到達した。したがって、B点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否か。週明けの動きに要注目である。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開が続いている。A点が位置する時間帯より下げ始め、下値支持線としていたいされたABラインを割り込んでしまっている。そして、右肩下がりのBCラインが上値抵抗線として控えているからだ。この場合、60円を試す可能性がある。

<第2シナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性もある。B点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。また、右肩上がりのACラインが下値支持線として控えているからだ。この場合、100円を窺がう動きになっていこう。

雲から大きく下放れた状態が続いている。まずは、転換線、基準線を超えて雲の下限に近づけることが出来るのか否かがポイントになる。

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プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

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