川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

ビットコイン、上値の重たい展開続く。このまま横ばいが続くのか。

2022/12/28

1年が早い!

早いもので、今年も終わります。年々時が経つのが早くなります。以前、NHKの『チコちゃんに・・・』という番組で、『なぜ、1年が経つのが早く感じるのか』という質問があり、『驚かなくなってくるから』との答がありました。たしかに、国木田独歩の『牛に行くと馬鈴薯』の中で、主人公が『人生とは驚きである』と話しています。しかし、僕はもう一つ。 『3歳の子供の1年は3分の1ですが、60歳の1年は60分の1になることから1年が早く感じる』と考えています。いずれにしても、どんどん早くなってくる1年を充実させたいものです。

「週明けの動きに注目」

先週のレポートではB点に注目した。B点が位置する時間帯を通過することで、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになったからだ。 しかし、実際には、横這いが続き、BCラインを超えてきた。

次の注目日は12月26日前後である。

A点水準:約220万円
C点水準:約280万円

今週のポイントはこのまま横這いが続くのかということである。

<あくまでも個人的見解>

C点に注目したい。週明けにC点が位置する時間帯を通過する。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わるのか否かがポイントになるからだ。

(現在のシナリオ)

上値の重たい展開が続いている。下値支持線と期待されたACラインおよびBCラインを割り込んでしまっている。また、右肩下がりのCDラインが控えているからだ。 この場合、200万円を試す可能性がある。

(第2シナリオ)

堅調な展開に移行する可能性はある。C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。 この場合280万円を超えていくことが求められる。

雲の下方を推移しており、上値の重たい展開が続いている。遅行スパンが20日前のローソク足を下回り始めていることからも、再度注意が必要である。

「流れは変わること出来るのか」

先週のレポートでは、BCラインに注目した。右肩下がりのBCラインの手前で大きな陰線が出現したことからも、その動向がポイントになったからだ。 実際には、その後は横這いが続き、BCラインを超えてきた。

次の注目日は12月29日前後である。

A点水準:約20万円
B点水準:約30万円
C点水準:約14万円
D点水準:約14万円
E点水準:約20万円

今週のポイントは横這いが続くのかということである。

<あくまでも個人的見解>

CEラインに注目したい。この先、右肩上がりのCEラインに到達する。したがって、堅調な展開に移行するのであれば、CEラインに沿った展開になることが期待されるからだ。

(現在のシナリオ)

上値の重たい展開が続いている。上値抵抗線BCラインおよびC点が位置する時間帯を通過しても、値を上げることなく推移しているからだ。 この場合、14万円を割り込む可能性もある。

(第2シナリオ)

堅調な展開に移行する可能性もある。右肩上がりの下値支持線CDラインおよびCEラインが控えているからだ。また、D点が位置する時間帯が変化日になる可能性もある。 この場合、20万円を超えていくことが求められる。

雲の下限を推移している限り、上値の重たい展開が続く。

「踏み止まるか」

先週のレポートでは、B点に注目した。B点が位置する時間帯を通過することで、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになったからだ。 実際には、値を下げたままで上値の重たい展開が続いている。

次の注目日は12月30日前後である。

A点水準:約40円
B点水準:約90円
D点水準:約70円

今週のポイントは踏み止まれるのかということである。

<あくまでも個人的見解>

AEラインに注目したい。AEラインは下値の節目の水準である。この水準を割り込むと、真下に新しいペンタゴンが描き足され、弱気が広がることになる。したがって、AEラインを維持できるのか否かは重要である。

(現在のシナリオ)

上値の重たい展開が続いている。B点が位置する時間帯を通過した後も値を下げている。右肩上がりのADラインも割り込んでしまったからだ。 この場合、40円を割り込む可能性がある。

(第2シナリオ)

下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性もある。C点が位置する時間帯を通過した後に陽線が続いている。下値支持線としてAEラインが控えているからだ。 この場合、60円を超えていくことが求められる。

雲の下方を推移していることに加え、転換線、基準線よりも下方を推移し、そして遅行スパンが26日前のローソク足の下方を推移している。これらは軟調な展開が続いていることを示しているものであり、この後、一つずつ、解消することが出来るのか否かに注目したい。

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プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

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