川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

ビットコイン、なかなか下げ止まりから脱せず、上値の重たい展開

2022/05/30

ロッキー

体重計に乗ると、そこには人生最大の数値が現れる。さすがに、『これはまずい』と思うのだが、代謝が落ちていることから、ちょっとやそっとの食事の工夫ではなかなか体重は落ちてこない。また、残りの人生における食事の回数を考えると、食事を制限するのは抵抗がある。ということで、映画ロッキーのテーマ曲を聴きながらジョギングをすることにした。ジョギングをしてみて分かったのだが、ロッキーのテーマ曲を聞くと、妙にペースがあがる。それに比例してダイエットのペースも上がると良いのだが。

「週明けの動きに要注目」

先週のレポートでは、AEラインに注目した。AEラインに絡みながら推移していることから、このAEラインからどちらの方向に放れていくのかがポイントになったからだ。 実際には、先週末よりやや下放れてきている。

次の注目日は6月4日前後である。

A点水準:約380万円
B点水準:約440万円
C点水準:約320万円

今週のポイントは週明けの動きに要注目したいということである。

<あくまでも個人的見解>

D点に注目したい。先週末にD点が位置する時間帯に到達した。したがって、D点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになるからだ。

(現在のシナリオ)

現在は上値の重たい展開が続いている。B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯より値を下げている。また、AEラインから下放れてきている感がある。そして、上値抵抗線としてBEラインも存在している。 この場合、350万円を割り込んでいくことになろう。

(第2シナリオ)

下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性はある。右肩上がりのCEラインが下値支持線として存在しているからだ。 この場合、440万円を超えていくことが必要になる。

雲のねじれの位置を通過した後も値を下げていることから、軟調な展開が鮮明になってきたのか。

「軟調な展開が続く」

先週のレポートでは、A点に注目した。A点が位置する時間帯を通過することで、A点が変化日となり、流れが変わるのか否かがポイントになったからだ。 実際には、A点が位置する時間帯を通過した後も下げ止まることなく、右肩下がりのABラインに沿って下落が続いている。

次の注目日は5月31日前後である。

A点水準:約29万円
C点水準:約24万円

今週のポイントは下げ止まることが出来るのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>

B点に注目したい。週明けにB点が位置する時間帯を通過する。したがって、B点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わるのか否かがポイントになるからだ。

(現在のシナリオ)

軟調な展開が続いている。ABラインに沿って下落し、安値のp点を割り込んでしまった。また、右肩下がりのACラインが上値抵抗線として存在しているからだ。 この場合、20万円を割り込む可能性がある。

(第2シナリオ)

下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性も残っている。B点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性がある。また、右肩上がりのBCラインが下値支持線として存在しているからだ。 この場合、30万円を窺がう動きになっていこう。

依然と転換線の下方を推移している。少なくとも、基準線を超えてくる動きにならない限り、軟調な展開が続くことになろう。そして、雲のねじれの位置が接近していることから、変化日になるのか否かにも注目したい。

「週明けの動きに注目」

先週のレポートでは、ADラインに注目した。右肩上がりのADラインが下値支持線となり下げ止まるのか否かがポイントになったからだ。 実際には、そのADラインを割り込み軟調な展開が続いている。

次の注目日は5月30日前後である。

A点水準:約40円
B点水準:約90円
C点水準:約120円
D点水準:約70円

今週のポイントは週明けに流れが変わるのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>

C点に注目したい。週明けにC点が位置する時間帯を通過する。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。

(現在のシナリオ)

軟調な展開が続いている。B点が位置する時間帯を通過した後も値を下げている。また、下値支持線として期待されたADラインを割り込んでしまった。 この場合、40円を試す動きになっていこう。

(第2シナリオ)

下げ止まり落ち着いた動きに移行する可能性も残っている。C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性がある。また、下値支持線としてAEラインが控えているからだ。 この場合、70円を超えていくことが求められる。

雲のねじれの位置を通過した後も軟調な展開が続いている。そして、転換線の下方を推移している。

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プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

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