若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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景気好転していると言われる米国の、住宅産業はまだ回復していない!?

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米国住宅産業が景気回復でも思ったほど伸びていない。

2000年から2006年まででそれまでの年率1.5百万戸のペースを上回り、2.1百万戸のオーバービルディングがあったといわれている。ハウジングバブルが破裂した2007年から2013年までの間には、年率1.5百万戸の過去のアベレージに比べて4.8百万戸少ない住宅しか建築されなかった。

したがって2000年から2006年までの建て過ぎの分は十分消化されてしかるべきである。

にもかかわらず2008年に底を打った住宅建築件数は、まだ1百万戸前後で、歴史的な1.5百万戸の標準レベルに遠く及ばない。

この原因には、年間の世帯形成数が大幅に落ちているということが挙げられている。2001年からの2006年までは年間1.35百万世帯が毎年新たに形成されていた。これは子どもが親から独立するとか、移民がはいってきて新しく世帯を持つという数字である。

ところが2007年から2013年の間にはこの世帯形成数が年間平均569千世帯にまで激減している。全体であるべき世帯数から2.3百万世帯が消えている。おそらく若者が親から独立するのが経済上難しくなっている。あるいはリタイアした両親も家を出て別に済むというのが難しくなっているという辺りがその背景にある。この世帯形成が増えなければ、住宅産業の本格的な回復はない。

さらに最近の住宅建築は1戸建てが減り、2012-13年では全体の住宅建築許可の34%が集合住宅(たとえばマンション、アパート)となっている。平均224千ドルの1戸建てに比べて集合住宅の建築コストは平均102千ドルと大分安い。また1戸建てなら翌年にかけて3.7人分のジョブがクリエイトされるが、集合住宅の場合は1.8人のジョブしか作り出さない。

こうして本来であればもっと米国経済の回復に寄与すべき住宅産業が、その役割を担えていないところに、米国景気回復のスローペースの一つの原因がある。

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若林栄四x川合美智子 特別セミナー、6/21開催決定!

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トレトレスタッフよりお知らせです。

2014年6月21日(土)、赤坂アークヒルズクラブで「世界のマーケットはこう動いている!」特別講演の開催が決定したことをお知らせいたします。

講師は、ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ代表取締役、若林栄四氏。そして、同社代表取締役である川合美智子氏のダブル講演となっております。

アベノミクスの不発がドル安を招くのか?ドル円をはじめ、注目のユーロ、豪ドル、金、そして日経平均の行方など気になるマーケットを若林氏と川合氏が読み解きます。

<タイトル>
世界のマーケットはこう動いている!

<日程>
2014年6月21日(土)

<時間>
13:00~17:40(若林特別セミナーは16:10~17:40)

<場所>
赤坂アークヒルズクラブ

お申込・その他詳細については、セミナー主催者となりますアメジスト香港様のHPよりご確認下さい。
http://www.amethyst.hk/seminar/seminar_form_ark0621.html

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