若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

書籍

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トランプ再選にマーケットがノーを突きつける

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共和党大会で優しいオジサンを演出し、劣勢を挽回しようというトランプ作戦が、功を奏しそうになってきたところで、待ちに待った、第2次ITバブルが崩壊し始めた。

これは2月に出たコロナウィルスによる相場崩壊に続く、神意によるトランプつぶしの第2弾である。

筆者はこれが来るはずだとずっと思っていた。

バカげた相場のラン・アップを肯定する人が増えてきて、トランプ人気の回復を演出しそうになったところで、こんな大統領に相場が塩を送ることなどありえないというのが筆者である。

トランプ再選を阻むためには、相場が決定的に崩壊する必要がある。

11月3日の選挙までの2か月、このバカげたラン・アップが徹底的に否定されることが必要である。

最も相場の崩壊は始まったばかりである。

今回の相場の下落がどうして今までの、マイナー調整と違って、相場の大崩壊の初期段階だと断言できるかというと、アメリカの3大指標である、NYダウ、SP500、NASDAQ総合の3指標がいずれも黄金分割で見て相応しいレベルに到着したところで、急落を開始したからである。

特段の材料があったわけではないブルンバーグテレビの連中も、特に説明する材料がないので困っている。

今まで米国の相場はずっとおかしいと思っていた。最後の見直しではNASDAQは12,024(現実には12,074)、SP500 は3,574が限度(現実には3,588)と見ていたが、9月2日同時にその最高値を達成して、そこから相場が急落したというところがこれまでと決定的に違う。

又NYダウは2月12日に29,568ドルで最高値を付け、その後は高値を更新できず、9月3日に29,199ドルまで迫ったが、その日800ドルの下げを演じて、2月12日とダブルトップ(369ドル差)となった。

特に材料がない所が最高に良い。

結局トランプの再選を阻止するためのDivine Intervention(神意による介入)が始まったわけで、材料などはいらない。低能の大統領が、ひたすらに自慢した株高はもう彼の口からは出ないだろう。

この世の中に正義はあるか。どうも我々は其の正義の実現を目撃中である。

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皆さん。いつも私のブログを見ていただきありがとうございます。

新型コロナウイルスの影響は収まる気配がまだありませんね。大変な時期かと思いますが頑張っていきましょう。

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まだ暑い日々が続きますが、頑張っていきましょう。皆様のプレゼントご応募、お待ちしております。

プレゼントキャンペーンについてのご質問はトレトレストアさんまでお願いします。
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誰も言わない米国株の大天井

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今年2月米国株式は天井を付けて暴落した。

NYダウは29,568ドルの天井で、これは抜かないだろうと思っていた。

なぜならば29,500という数字が、ペンタゴンの高さ(59)の半分の29.5単位であるからだ。

まさに天井に相応しい数字である。

3月23日に安値18,213ドルを付けて回復に転じ、8月11日に戻り高値28,154ドルまで見たが、やはり天井29,568ドルには遠く及ばなかった。

この8月11日の日柄をどう考えるとかというと、米国株式のレーガノミクスによる大暴騰の始まりは、大恐慌1932年7月6日の底値40.5ドルからの50年目の1982年8月9日の安値769ドルを出発点としている。その時点から黄金分割62の補数38年を経過すると2020年8月9日以降に天井をトライするというのが美しい。2月12日の高値29,568ドルに接近しようとした日柄が8月11日というのはそういう意味である。

SP500(米国大企業500社の株価を指数化)で見てみよう。

この数字も今年2月19日に3,393の高値を付けて、3月23日2,191まで35.4%の暴落を見た後、8月11日3,381まで戻した。この2週間ほどの間マーケットメディアは2月の高値を抜くのは必至と盛んに喧伝していた。間違いであった。

このSP500指数も、1982年8月9日の安値101.44が大ラリーの始まりである。これも丁度38年間の大ラリーをやって大天井ということになる。

相場は2月19日に約半年早めに3,393の高値を見たので、正式の日柄である2020年8月9日以降に高値が出るかどうか試しに来た。

果たして相場は8月11日 3,381までやったが、その日の引け値は3,333と急落した。翌12日には3,387を付けたが3,393には届いていない。

2月19日の3,393、と8月12日の3,387のダブルトップである。

しかもこの二つの天井のレベルは、2000年3月のITバブル天井1552に36.5単位1,825を加えた3,377という大事な横線レジスタンスに抵触している。

相場は大暴落含みである。

ただしこの相場の短月67.5カ月(270週)前の2015年は5月、6月、7月と3度高値をやって、そのあと暴落している。

もう一度9-10月に向けて戻り高値をトライすることが考えられる。

その場合はトリプルトップ、ヘッドアンドショルダーパターンが考えられる。

いずれにせよ、大暴落前夜である。

最後に今回の2月の暴落底からの大ラリーを主導したNASDAQである。

コロナウィルス禍で2月19日の高値9,838から3月23日まで32.5%の暴落となったが、8月7日の11,126まで68%の暴騰となった。

2月高値から、8月高値までの上昇率は13%、NYダウは29,568ドルの2月高値から8月高値28,154ドルまででマイナス4.8である。

いわゆるブルーチップスのNYダウ構成株から、ハイテクのNASDAQ株へのシフトが起こったということである。

一方でその間両者をコンバインしたSP500は3,393と3,387でほとんど変わらなかった。

つまり起こったことは、米国株全体で見れば、2月から8月までほぼ不変、ただブルーチップからハイテク成長株へのシフトが起こった結果、マーケットは誤ったシグナルを受け取っている。すなわち誤った強気の見方である。

というのは、NASDAQはこれ以上の上昇はないからだ。

第1次ITバブルの頂点は2000年3月14日に5,132を付けて、2002年10月の底値1108まで78%の暴落を見た。

今回はその高値5,132にペンタゴンの高さ59単位の5,900ポイントを加えた11,032が強力な横線レジスタンスである。

それを日足で超えたのは8月6日の11,108一日だけである。

この8月6日の日柄を見ると、第1次ITバブル頂点2000年3月14日からの81四半期(黄金分割162四半期の半分)の日柄(6月14日)を経て82四半期目に入っている。

一般的には81を過ぎて82の時間帯に入ると大きな流れの変化がある。

83までは流れは続かない。このルールで行くと83四半期目に入る9月14日より以前にこの相場の大きな天井が来る。その大きな天井が8月7日の高値11,126だったということだろう。

ウォール・ストリートの誰もが、FRBによる8兆ドルの資金供給で、株式相場が上昇するという嘘の理屈を信じ切っている。まさにそのFRBの失敗がこのバブル破裂を招く大きな要因である。

第2次ITバブル破裂に注意しよう。

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トランプVSバイデン

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トランプの苦戦が報じられるこの頃であるが、それは11月の大統領選挙が、トランプの信認投票(レファレンダム)であるという見方で、選挙民の信認を失ったトランプに勝ち目はないというのが一般の見方である。

対する民主党の候補であるバイデンはどうかというと、勝ったとしても、大統領就任時78歳という高齢で、今のウィルス禍の中で、ほとんど外出しないで、自宅の地下室から選挙選を行っている。

これに対して共和党は卑怯者とけなしている。

彼の予備選挙当時の選挙公約は、トランプに勝って何をするのかと聞かれても、オバマ政権の時の政策に戻すというおよそ夢のない話で、まったく興奮を呼び起こさない候補者であった。それが3月急に波に乗って民主党候補の地位を勝ち得た。

選挙演説は退屈で、途中退場者が続出する上に、もともと若い時には喋るのにどもり気味だった癖があり、今でも話の途中で、話が中断することがある。聞いているこちらは、中断の時間に入るとハラハラするが、何とか次の話に繋がるとほっとするといった気配で、演説を聞くのもくたびれる。

これでトランプとディベートをやって、勝てるのか。トランプもディベートは得意ではないが、喧嘩は得意なので、押すところ引くところの気合は心得ている。

バイデンはトランプと違って、底抜けの好人物なので、トランプの意地悪に対抗できるとは思えない。

3回にわたるディベートを無難に切る抜けることができるかどうか、民主党員である筆者の心配は尽きない。

ディベートで勝つ必要はなく、何とか引き分けてくれれば、今の情勢からみて、選挙はバイデンが勝てると思うが、大失敗で有名なバイデンなので最後まで気は抜けない。

後は運命論で、レーガンが1981年からのレーガノミクスで引いた路線は40年で変化して、リベラルに政治思潮が変化するという筆者の発見に頼るしかない。しかし今起きつつあるアメリカの変化は明らかに保守主義から、リベラルへの変化である。

余りにも魅力のないバイデンなので心配ではあるが、運命論で彼が大統領選を制することになるだ

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6月11日のNYダウ大幅下落の日柄とは

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コロナウィルス禍が沈静しない、全国の大都市は警察官の黒人殺害騒ぎ、大規模なデモ行進で覆われている。

その中でトランプの人気ははっきり下り坂にも拘わらず、株価だけが連日高値を追いかけるという異常事態でこれを説明するのに、中銀の圧倒的なカネの注入といった嘘の理屈をつけて、正当化してきたメディアは、先週の初めにドリュッケンミラー(著名投資家)を引っ張り出して、彼に相場がこんなに大きく戻るとは思わなかった、中銀のカネの力を過小評価していたと白状させた。

彼は相場弱気の代表選手であった。今週に入ってその立場を反省したわけである。それを聞いた途端に相場は下がると確信した。

前から下がると申し上げていたが、予想以上に上がったのでややとまどっていた。

天井によくあるドリュッケンミラーの発言を聞いてこれが相場の人気の天井であることを確信した。

6月11日相場は一気にNYダウで7%の暴落で、燥いだマーケットをたしなめた。

6月11日は実は大変な日柄で以前から注目していた。

これは世界中のだれも注目していないだろうと確信していた。

2000年のIT大バブルの破裂は2000年3月10日に5132の大天井を付けて、暴落に転じ2002年10月までの12四半期で1108まで暴落する。78.4%の大暴落であった。

その大天井が3月10日であった。そこから20年たって今年の3月10日から相場は81四半期目に入り6月10日で81四半期が終わり、6月11日から82四半期目がはじまる。

81は黄金分割162の半分で相場の分かれ目である。一般的には81まで高値をやって、82からは相場が反落するというのがこのルールである。

ということでこの6月11日はとくにNASDAQの日柄で注目していた。

案の定6月10日―81四半期目の最後の日に相場は10086の天井を付け、82四半期目の諸日の11日に5.2%の急落を見た。

余りにも日柄が美しいのでやや恐ろしいが、これで第2次ITバブルの頂点を見て相場は大きく下げることになる。3月23日の安値6631を切って2023年には4000-5000への下落となるだろう。

この日柄の美しさから見て、相場は人為でなく、神意で決められているというコンヴィクションがますます強まっている。

※コンヴィクション(conviction) 確信、信念、説得力

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