若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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来年6月にトランプ危機再来か!?

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12月2日の月曜日から相場の下落がはっきりし始めたようだ。

相場は上がり続けている時は、強気の材料を作って囃すので、材料で相場が動くと誤解している人たちは典型的に失敗する訳だ。

しかし相場の上昇にも限度があり、どこかで行き詰まり反落してくる。

本当はそれだけのことで、相場の自律的上下動が出現するだけのことである。

ところがその時にそれらしい材料が出ることが多く、人々はその材料が相場を動かしたと誤解する。

 

その典型的な例が今回のトランプ大統領による、米中貿易協議に対する悲観的なコメントである。そもそもマーケットが強く上昇している時に使われた材料が貿易協議に対する楽観的な見方と新聞報道されているから(それも嘘)、その逆のニューズが出た時に逆回転することになり、ますますトランプなどと言うとんでもない男の半言一句がマーケットを動かすことになる。

 

相場は正しい時間が来ればしかるべく反転する。トランプがいてもいなくても関係なく反転するのである。トランプが次に何を言うかなどと考えるのは時間の無駄である。

さてそのトランプも、NATO では各国首脳の陰口の対象となり、それに怒って急遽帰国すると、ワシントンでは弾劾決議に向けて下院は着々と行動中である。

3か所で出ているトランプの納税を含むファイナンシャル・ディーリングの明細を提出しろと言うサピーナ(召喚状)に対してホワイトハウスは裁判所に苦情を申し立てているが、3件とも控訴審まで行って、全部ホワイトハウスの敗訴、あとは最高裁に最後のお願いをしている状態である。

最高裁では9人の判事のうち4人が同意すれば、この案件を採り上げることになる。

4人に達しないと最高裁はこれを採りあげず、前段階の控訴審の裁定がファイナルとなり、トランプの犯罪記録の宝庫と言われる納税記録、銀行取引などが明らかになる。

一方、4人以上判事が同意し最高裁が採りあげる場合、来年6月が最高裁の1年の終わりなので、6月までに9人の判事の多数決でホワイトハウスの言い分が通るかどうか決まる。

来年6月はトランプの危機の再来である。

来年7月は民主党大会で、民主党大統領候補が決まる。筆者はエリザベス・ウォレンとみているが、いずれにせよ先の大統領選では腐敗の極みであるトランプが再選されることは無いだろう。

 

少なくとも史上3人目の弾劾決議の対象になることは確かだ。

ニクソンが同じようなスキャンダルに問われた時、弾劾確定まで1年ほどの時間がかかった。トランプもまだ始まったばかりで、そう簡単に無罪放免とはいかないだろう。

この哀れな大統領は包囲網がじりじり狭まっているので焦っており、米中協議の話題などを振りまいて、視線をそらそうとしているのだろう。

まじめにこの人の意図を忖度するのは馬鹿げている。

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実の無い米中貿易交渉

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米中の貿易戦争の関税協議の部分合意がありうるという報道あるいは宣伝でにわかに市場に楽観的な空気が出たが、どうせ合意と言っても大した合意はできないだろう。

何せ習近平は、経済政策の失敗で、党内掌握が揺らぎ始めていると聞く。又トランプは来年の再選を目指すものの、国民の支持率は42%前後、不支持率55%と相当な苦戦である。

おまけに弾劾審議がいよいよ始まり、弾劾決議は必至である。もちろん弾劾決議とは別物の罷免に届く可能性は低いものの、この審議の過程で誰が見ても大統領の不品行は否定できない。少なくとも国民の支持率が上がるということは非常に考えにくい。

そうした米中の政治情勢の中での米中協議は極めて政治的な動きであり、本質的な議論は横に置いて、米中両国の国内政治状況をにらんだ協議となるだろう。

動機が不純であるだけに、大したインパクトのある合意に達することは難しいだろう。

本格的な合意に達するには、あまりにも政治状況が脆弱である。

指導力に揺るぎのない指導者がいるなら、本格的な譲歩に伴う解決もありうるが、片や共産党と言う秘密結社の内部抗争、もう一方はトランプと言うとんでもない男が、就任以来12000回のトウィ―トを発信し、その約半分は悪口と言う状況で、いつでも周りのプロの助言に耳を貸さず,トウィ―トの発信で勝手に大きな政策を決めてしまう。朝令暮改の典型的な不安定な状態で精神の安定に問題がある大統領が仕切っている。

こうした状況で米中合意などと騒ぐのは、まことに不適切な騒ぎ方である。

いかにもブルマーケット()の最後に出るばか騒ぎだろう。

合意のニュースが出たところで相場は終わりそうだ。

ブル・マーケット(Bull Market) 
値上がりが続く強気相場の意味。「Bull」は雄牛、角を下から上へ突き上げる動作から来ている。逆の弱気市場はベア・マーケット、熊は上腕を上から下へ振り下ろすことから。

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11/9(土)アメジスト香港特別セミナーで若林栄四・川合美智子が講師を務めます。

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11月9日(土)アメジスト香港主催、トレードトレード社共催の特別セミナー(会場:六本木アークヒルズクラブ)が開催されます。「混迷深まる令和経済」―2020年生き残る投資とは、と題するこのセミナーで第二部では若林栄四が登壇します。川合が進行役を務める予定です。有料ですが、お時間のある方は是非ご参加下さい。

第一部:これからの常識!仮想通貨の税務対策 (税理士 八木橋泰治氏)

第二部:パーフェクトストームは起こり得るのか? (若林栄四/川合美智子)

第三部:海外投資の新形態-最高年利20%の商品とは?(アメジスト香港スタッフ)

第四部:株、為替、仮想通貨、2020年を見据えて(酒匂隆雄氏/川口一晃氏/名波はるか氏)

懇親会 18:30~20:30 

詳細、お申し込み要領等は下のURLからご覧ください。

https://www.amethyst.hk/seminar/seminar_form_ark1109.html

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米経済を支えたNYダウ続落のスタート

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10月に入っての2日間で800ドルのNYダウの急落はISM製造業景況指数が47.8と急落、米国経済の先行きを懸念する売りと解説されている。

しかし相場的には7月16日の天井27,398ドルからの下落第1波が8月15日の25,339ドルまでの急落を見た後の、反動高が9月12日の27,306ドルへの戻りと言うことである。そこから今度はエリオット波動第3波の本格的な下げに入り始めたものと考えられる。

第1波の底値25,339ドルを下に抜くことは確かである。この25,500ドル近辺はそれなりに強いサポートである。24,600ドル辺りも強いサポートであるが、所詮天井を見た相場なので、いくらトランプが騒ごうが大幅下げが待っている。

目先は年末、年始24,500-700ドルを目指すだろう。ただし筆者の了解では、2019年は恐慌の始まりの年であり、想像を絶するような相場が出る可能性は否定できない。

平時の相場ではなく非常時の異常相場が出ることも頭の隅に入れておく必要がありそうだ。

長期の相場で行けば2021年初めには17,000-18,000ドルの水準が出るものとみている。

いよいよ米国経済崩壊の始まりだろう。

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11年11ヶ月に見えてくる市場のサイン

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2007年10月11日にNYダウはリーマンショック前の天井14,198ドルを付けている。

その1年半後の2009年3月6日に相場は6,469ドルでリーマンショックの大底を付けた。

54%の暴落であったが、その前の天井の日柄が2007年10月11日であったのは鮮明に記憶している。

筆者は黄金律の研究をしているが、その月足の研究では11年11カ月というのが大事な日柄と認識している。

この11年11カ月という日柄は黄金律で見れば、月足18度線上(一番強いトレンドライン)の161.8カ月(黄金律の最重要数字の一つ)から導かれる。

18度線上の短月(1カ月28日⇒1年=13カ月=364日。)161.8カ月は、これを水平展開すると95.5%の距離となり154.5カ月となる。この水平展開した短月154.5カ月を今度は、長月(1カ月30.4日⇒365日÷12)に直すと154.5÷13×12=142.6カ月となる。

我々が使っている暦でいえば、142.6カ月は11年(132カ月)に10.6カ月加えたものであるが一年364日の短月と、365日の長月では一年に1日ずつずれてくる。それが11年続くと11日ずれる。したがって11年と10.6カ月ほぼ11年11カ月となる。

この11年11カ月の天底のインターバルというのは非常に多い。

それでリーマン前の天井2007年10月11日からの11年11カ月目が2019年9月10-15日あたりにやってくるので、このタイミングは注目していた。

7月16日に天井27,398ドルを見ているので、戻り高値がこの9月前半にやってくるのではないかとみていたが、9月5日米中貿易戦争の緩和などといういい加減な材料で400ドルの急騰を示した。

これは典型的に上記の大事な日柄を狙ってきた2番天井であり、予想通りの動きといえよう。

場合によってはこのラリーはもう少し長続きするかもしれないが、事件で相場が動くのか、日柄が来ると事件らしきものが出てくるのか、それらしきニュースが大事な日柄に出てくるというのは、相場が自然界と同じルールで動いていることの証明であると筆者は考えている。

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