首尾よく米国株は最後の大ラリーをやっている。
米国の評論家の中には、この大ラリーを見てトランプの税制改革は不要だと言う見方も出て来たとCNBCは報じている。
長期相場観のウォーレン・バフェットのNYダウ100万ドル説や、短期評論家の超強気説など、8月までの弱気説は陰をひそめている。
そろそろ良いところに来ているだろう。
先週のこの欄で
"そうした中で、日柄と、価格の考察をしていて気がついたが、昨年11月4日のトランプ・ラリーの安値17,883ドルからの47.75週(382÷8)~95.5(ダブルペンタゴンの高さ)の半分の日柄は304-5日で10月4-5日となる。17,883ドルの起点に4,775ドルを加えると22,658ドルとなる。
この黄金分割の日柄とプライスが4,775という数字を介して、いずれも10月5日22,658ドル近辺を示唆している。
因みにリーマン後安値6,469ドルに、黄金分割16,180ドルを加えたレベルは22,649ドルで、この22,658ドルと同レベルである。"
と書いたが現実には相場は10月5日、22,775ドル(高値は22,777ドル)まで来ている。
この22,775ドルというのも先週可能性があるかもしれないと思っていたレベルである。
それは大恐慌前の大天井1929年9月3日の高値が386ドルであり、それを黄金分割(ペンタゴンの高さ)59で乗すると22,774ドルとなる。
さらに厳密にいえば大天井は386.1ドルだったので59倍すると22,779ドルとなる。
相場は10月5日現在でそこまでやったということである。
先々週の引け22,405ドルからみて22,775ドルはさすがに高すぎると考えたが、大相場の終わりというのはすべてのエネルギーを吐き出すということだろう。1週間弱で370ドルの棒上げとなった。
こうなるとさらにもう一つ上の、1929年の大天井386ドルの61.8倍というのも考えられなくはない。
その場合23,854ドルがターゲットということになる。
何故こんな話をしているかというと、日本のバブル大天井38,957円というのは、1965年7月の証券不況安値1,020円を黄金分割38.2(100-61.8)で乗した数字が38,964円で、大天井とたった7円の誤差の、超近似値であったからである。
1929年9月3日からの88.2年(100年-11.8年)(11.8は大事である50-11.8=38.2.
50+11.8が61.8である)(100-11.8=88.2となる)を計算すると今年の11月15日辺りとなる。