川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル/円、クロス/円、上値トライの動き。153円割れで下値リスクが点灯。

2025/11/17

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※今週から不定期ですが、SP500、日経225、Nasdaqなどについても分析を掲載します。参考にして頂ければ幸いです。今日は午後からお休みを頂きますので少し早めにコメントを掲載します。

ドル/円は直近の日足が実体が小さい陰線引けとなり、小幅続落して終えていますが、この陰線の下ヒゲがやや長く下値トライに失敗した形となったことや、短期トレンドが強い状態を維持していることから、週初の下値追いには限りがあると見られます。

但し、154円台を割り込んで終えた場合は10/2に付けた146.60を直近安値として下値を切り上げて来た短期的なサポートラインを下抜けて、下値リスクがやや高くなります。153円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化して、調整下げ局面入りとなり、ドルの下落幅拡大に繋がり易くなります。

短期トレンドが強い状態を保っているので押し目買い方針継続とします。ドル買いは154.00-10で押し目買い。損切りは153.40で一旦撤退です。ドル売りは1日様子見です。

日足の上値抵抗は154.80-90,155.30-40,155.80-90、156.10-20に、下値抵抗は154.00-10,153.80-90,153.00-10,152.00±10銭にあります。

ユーロ/ドルは小反落し、続伸に繋げられずに終えています。短期トレンドはまだ弱いものの、直近の陰線が、下げエネルギーの強いものではないことや、前日の陽線が、9/17に付けた1.1917を直近高値として上値を切り下げて来た流れから若干上抜けた位置で終えており、下値余地が限られる可能性が生じています。この日足の下値抵抗は1.1570-80にあり、これを割り込んで終えない限り、突っ込み売りにも注意が必要でしょう。買いは様子見か1.1580-90で軽く買って1.1550で浅めに撤退です。売りは1.1650-60で再度戻り売り。損切りは1.1710で撤退です。上値抵抗は1.1650-60,1.1690-00,1.1720-30にありますが、全て上抜けて終えれば短期トレンドの変化が確認されて1.1800超えトライの動きが強まり易くなります。下値抵抗は1.1570-80,1.1540-50,1.1510-20にあります。

ユーロ/円は小反落。続伸には繋げられませんでしたが、日足の形状は悪化しておらず、トレンドは強い状態を維持しています。買いは179.30-40で押し目買い。損切りは178.70で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は179.70-80,180.00-10,180.30-40,180.70-80に、下値抵抗は179.30-40,179.00-10,178.70-80,178.50-60にあります。177.50以下で終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。

ポンド/ドルは、東京市場で前日足から下寄りのスタートとなりましたが、下値を攻めきれずに前日の陽線の値幅内に実体の小さい陽線が入り込んだ形で終えています。上値を切り下げる流れからは上抜けていませんが、下げ渋りの傾向がみられるので突っ込み売りにも注意が必要です。買いは様子見か1.3130-40で軽く買って1.3080で撤退です。売りは1.3200-10で再度戻り売り。損切りは1.3260で撤退です。上値抵抗は1.3200-10,1.3240-50にありますが、1.3250超えで終えれば“ニュートラル”な状態に戻して上値余地が若干拡がり易くなります。下値抵抗は1.3130-40,1.3100-10,1.3080-90にあります。

ポンド/円は前日足から下寄りのスタートとなりましたが、下値を攻めきれずに寄り付き水準に押し戻されて実体の小さい陽線で終えています。204円台に乗せきれていませんが、下値トライに失敗した反動で上値余地を探る動きが先行すると見られます。買いは202.90-00で押し目買い。損切りは202.00で撤退です。売りは様子見か204.30に浅い損切りを置き、203.90-00で軽く試し売り程度に。上値抵抗は、203.90-00,204.30-40,204.60-70,205.10-20に、下値抵抗は、202.90-00,202.40-50,202.00-10にあります。202円を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。

豪ドル/円は十文字の寄せ線で終え、寄り付き水準に押し戻されています。下ヒゲがやや長く、前日とは逆に下値トライに失敗した影響がより強い形です。トレンドが強い状態を保っており、再度101.50超えトライの可能性に繋げていますが、強い上値抵抗ゾーンにあるので買いは利食いを小まめに入れる方針で良さそうです。買いは100.50-60の押し目待ちとします。損切りは100.20で一旦撤退です。売りは様子見か101.90に損切りを置き、101.50-60で軽く戻り売り。上値抵抗は、101.50-60,101.80-90,102.30-40に、下値抵抗は100.50-60,100.10-20,99.80-90にあります。99円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯します。

SP500 下値リスクが点灯中。6,650以下の越週で短期トレンドが変化。

直近の日足は前日足から大きく下寄りのスタートとなりましたが、下値を攻めきれずに陽線で切り返しています。上値トライの可能性を残していますが、5/23に付けた5,767を基点とするサポートラインが6,730-40にあります。終値ベースではこれをかろうじて守って終えていますが、6,730以下で終えた場合は下値リスクが点灯します。また、週足を見ても、前週の陰線の値幅内に実体の小さい陰線が入り込んだ形となっています。「陰の陰孕み」と言われるもので、天井圏に出た場合は下値リスクに注意を要するものです。今週の値動き次第では短期トレンドが変化する可能性があり、新たな買いは今週いっぱい様子を見た方がよさそうです。週足は下値を切り上げる流れを維持していますが、このサポートラインが今週は6,650-60に位置しており、これを割り込んで越週した場合は、短期トレンドの変化に要注意。

日経225 強気を維持。下値リスクを内包中。

直近の日足は前日足から下寄りのスタートとなり、陰線引けとなりした。調整下げの範囲内に留まっていますが、49,800円を割り込んで終えた場合は調整下げ局面入りの可能性が高くなり。下値余地が拡がり易くなります。この場合でも48,000円を割り込んで終えない限り、短期トレンドは変化しません。一方で上値も、51,000~51,200円ゾーンにやや強い抵抗が出来ており、これを上抜けて終えるまでは上値余地も拡がり難いでしょう。また、52,000円台に実体を戻すまでは下値リスクを内包した状態です。短期移動平均線と長期戦との乖離が大きくなっており、調整下げの動きが強まってもおかしくない状態と見ています。新たな買いは飛びつかず慎重に。

Nasdaq 天井圏の可能性。22,400割れで越週した場合は下値リスクが点灯、22,000割れで終えた場合は短期トレンドが変化。

Nasdaq指数は2週連続陰線引けととなり、前週と同水準で越週しています。直近の陰線が下げエネルギーの強いものではなく、また、下値トライにも失敗していますが、5月に付けた18,472を基点として下値を切り上げて来たサポートラインが今週は22,430~22,450に位置しており、22,400割れで越週した場合は下値リスクが点灯します。(日足の下値抵抗は22,800近辺にあり、終値ベースでかろうじて守って終えています。)日足が、22,800を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。22,400を割り込んで越週するか、日足が22,000を割り込んで終えた場合は短期トレンドの変化が明らかとなり20,000方向への一段の下落リスクが生じます。逆に、23,350~23,400を上抜けて越週した場合は、下値リスクが若干後退しますが、24,000超えに実体を戻すまでは上値余地も拡がり難いでしょう。

先週末は遅めのランチを人形町の交差点に近い「かつ好」でヒレカツ150gとご飯セットを頂きました。少し風邪気味だったのですが、食欲は衰えずがっつり頂いて帰りました。混雑する時間帯を外したおかげでゆっくりヒレカツを堪能できました。ご飯も艶々、お味噌汁、お新香も美味しいです。キャベツもかなり細かい千切りでお仕事の丁寧さが際立っています。¥2980ですがお値打ちです。

かつ好(かつよし) 日本橋人形町

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。
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