川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

石破首相辞任で円売り優勢に。

2025/09/08

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ドル/円は、直近の日足が予想を下回る米雇用統計を受けてドル売りが優勢となり、陰線引けとなりました。147.00-10の日足の抵抗を実体ベースで守って終えており、反発に繋がる可能性を残していますが、148円台に強い上値抵抗が出来ており、これらをクリアし切れない可能性も高く、下値リスクがより高い状態です。但し、148円台の抵抗をクリアして149.10-20,149.60-70の抵抗を全て上抜けて終えれば、短期トレンドが変化して上値余地が拡がり易くなります。

一方下値も、147.00-10,146.60-70に日足の下値抵抗があり、これらを支えとして反発に転ずる可能性を残していますが、146.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じて一段のドル下落に繋がり易くなります。

昨日の石破首相辞任表明で早朝のシドニー市場から円売りが優勢ですが、ドルの下値リスクがより高い状態にあるので買いは1日様子見か147.00-10まで引き付けて。損切りは146.40で撤退です。ドル売りは148.40-50で戻り売り。これは東京市場で付いています。損切りは14149.20で撤退です。日足の上値抵抗は148.40-50,149.10-20,149.60-70に、下値抵抗は147.50-60,147.00-10,146.60-70,146.00±10銭にあります。

ユーロ/ドルは寄り付き安値の陽線引けとなり上値余地を探る動きに繋げています。実体ベースで1.1720-30の抵抗を上抜け切れておらず、下値リスクが払しょくしきれない状態ですが、下値を切り上げる流れを維持しており、押し目買い方針継続とします。買いは1.1680-90で押し目買い。損切りは1.1640で撤退です。売りは浅い損切りが付いたので1日様子見です。上値抵抗は1.1720-30,1.1750-60,1.01780-90にありますが、全てクリアして1.1800超えに実体を乗せて終えれば新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇に繋がり易くなります。下値抵抗は1.1680-90,1.1660-70,1.1640-50にあります。1.1580~1.1600を下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯、1.1550以下で終えた場合は短期トレンドが変化します。

ユーロ/円は小陰線で終え、小反落して引けています。173円台乗せには失敗していますが、下げエネルギーの強いものではなく、下値を切りあげる流れを維持しています。東京市場では政局不透明感で円売りスタートとなっており、上値トライの流れが継続中です。買いは172.50-60の押し目町とします。損切りは171.70で一旦撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は173.80-90,174.00-10,174.20-30に、下値抵抗は172.50-60,172.00-10,171.60-70にあります。174.20-30を上抜けて終えれば一段の上昇へ。逆に171円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯します。

ポンド/ドルは寄り付き安値の陽線引けとなり、上値トライの可能性に繋げています。1.3550-60の抵抗を上抜け切れずに押し戻されており、上値トライに失敗していますが、下値を切り上げる流れを変えておらず、再度これをトライする可能性に繋げています。買いは1.3460-70で押し目買い。損切りは1.3420で一旦撤退です。売りは1日様子見です。上値抵抗は1.3550-60,1.3570-80,1.3610-20にあります。1.3560超えで終えれば下値リスクが後退、1.3610-20の抵抗を上ぬけて終えた場合は“強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなります。下値抵抗は1.3470-80,1.3440-50,1.3420-30,1.3390-00にあります。1.3350以下で終えた場合は短期トレンドが“弱気”に変化します。

ポンド/円は小反落して終えています。続伸には繋げられませんでしたが、下げエネルギーの強いものではないので200円超えトライの可能性に繋げています。198~200円台のレンジ内での動きから抜け出しきれていませんが、下値を切り上げる流れを維持しており、押し目買い方針継続とします。買いは198.50-60の押し目待ちとします。損切りは197.80で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は200.10-20,201.10-20,201.60-70に、下値抵抗は198.80-90,198.50-60,198.00-10にあります。198円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯します。

豪ドル/円は小幅続落して終えています。下げエネルギーの強いものではなく、下値を切り上げる流れを維持しており、上値トライに転ずる可能性を残していますが、97.20-30の抵抗を上抜けて終えるまでは上値余地も拡がり難い状態です。買いは96.50-60で軽く買って96.20で浅めに一旦撤退です。売りは1日様子見か97.50に損切りを置くなら97.10-20で軽く戻り売りこれは東京市場で付いています。上値抵抗は97.10-20,97.40-50,97.80-90に、下値抵抗は、96.50-60,96.30-40,96.00±10銭、95.70-80にあります。95.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯、95円割れで終えた場合は短期トレンドが変化します。

今日は午後から外出の予定があるため、ピーコックでまい泉のヒレカツサンド(小)¥486と牛乳、ブルーベリーヨーグルトを買って出社です。実は昨日、友人たちと自宅で手巻き寿司パーティーで盛り上がり、少々食べすぎたのでランチは軽めにしておきます。残暑、厳しいですね。あと少し頑張りましょう!

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。
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