ドル/円は直近の日足が小陽線で終え、続落を食い止めています。上昇エネルギーの強いものではなく、147.20-30の日足の抵抗を上抜けきれていませんが、下値を切り上げる流れを維持しており、押し目買い方針継続とします。

147.70-80の抵抗を上抜けて終えれば、上値トライの流れが継続。逆に146円台を維持出来ずに終えた場合は、下値リスクがやや高くなります。145.50以下で終えた場合は調整下げ局面入りの可能性が生じます。

今日は東京時間21：30に米CPIの発表を控えています（市場予想：是月日+0.6％、前年同月比+3.6％）

ドル買いは146.30-40まで引きつけて。損切りは浅い場合で145.80，深い場合は下値リスクが点灯する145.40に置く必要があります。

ユーロ/ドルは実体が小さい陽線引けとなり、小幅続伸しました。ECBのインフレ見通し引き上げの報で買われました。トレンドの弱さに変わりありませんが、1.0710-20にやや強い下値抵抗が出来ており、1.0700を割り込んで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。トレンドが弱いので買いは様子見か1.0710-20まで引きつけて軽く押し目買い。損切りは1.0680で浅めに撤退です。上値余地が若干拡がる可能性があるので、売りは1日様子見か1.0810-20まで引きつけて。損切りは1.0870で撤退です。短期トレンドは1.09台を回復すれば“ニュートラル”な状態に戻しますが1.1050超えで終えるまでは下値リスクを残します。

ユーロ/円は陽線引けとなり上値余地を探る動きに繋げていますが、調整下げが一巡したとは認められず、159.30-40の抵抗を上抜けて終えるまでは下値リスクにも注意が必要です。買いは様子見か156.60-70まで引きつけて。損切りは156.30で浅めに撤退です。売りは1日様子見か158.80-90まで引きつけて。損切りは159.40で撤退です。

ポンド/ドルは寄せ線で終え、寄り付き水準に戻しています。トレンドは弱い状態ですが、下げ渋りの傾向が見られるので突っ込み売りにも注意が必要でしょう。買いは様子見か1.2450-60で軽く買って1.2420で浅めに撤退です。売りは1.2570-80の戻り待ちとします。損切りは1.2640で撤退です。1.2650超えで終えれば下値リスクが後退します。

ポンド/円は小反発。上昇エネルギーの強いものではなく、トレンドの変化も認められないので買いは様子見か182.70-80まで引きつけて。損切りは182.30で浅めに撤退です。売りは184.40-50の戻り待ちとします。損切りは185.20で撤退です。185円台を回復して終えれば“ニュートラル”な状態に戻します。逆に、180円を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。

豪ドル/円は小幅続伸となり、上値トライの流れにあります。95.00超えで終えれば一段の上昇へ。但し、93.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯、93円割れで終えた場合は新たな下落リスクが生じます。対ドルでのトレンドがまだ弱いので、買いは94.10-20の押し目待ちとします。損切りは93.70で撤退です。売りは様子見です。