川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

上値の重たい展開のビットコイン、1300万円を割り込むか

2025/12/08

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2度目の疾患

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「週明けの動きに注目

ACラインが下値支持線となり下げ止まったビットコインはC点が位置する時間帯を通過した直後も値を上げている。

次の注目日は12月15日前後である。

A点水準:1300万円
B点水準:1550万円
D点水準:1150万円

今週のポイントは週明けの動きに要注目ということである。

<あくまでも個人的見解>
D点に注目したい。先週末にD点が位置する時間帯を通過した。したがって、同点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになる。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開が続いている。上値抵抗線BEラインが存在していることに加え、D点が位置する時間帯が変化日となり、再び値を下げることも考えられる。この場合、1300万円を割り込んでいくことになろう。

<第2シナリオ>
堅調な展開に移行する可能性も残っている。C点が位置する時間帯を通過した後も値を上げている。また、下値支持線としてCEラインが存在しているからだ。この場合、1550万円を超えていくことになろう。

基本的には上値の重たい展開が続いている。まずは遅行スパンが26日前のローソク足を超えることが出来るのか否かがポイントになる。

「下げ止まることが出来るのか

B点が位置する時間帯で下げ止まったイーサリアムは荒い値動きではあるが、値を戻している。

次の注目日は12月19日前後である。

A点水準:61万円
B点水準:75万円
C点水準:65万円
E点水準:52万円

今週のポイントは下げ止まることが出来たのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。下げ止まりから堅調な展開に移行するのであれば、上値抵抗線として存在しているADラインを超えていくことが求められる。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開が続いている。上値抵抗線ADラインが存在している。また、ADラインの真下にはBDラインも上値抵抗線として存在している。この場合、40万円を試す可能性も残る。

<第2シナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性もある。B点が位置する時間帯より値を戻していることに加え、右肩上がりのCDラインが下値支持線として存在している。この場合、55万円を窺う動きを期待出来よう。

上値の重たい展開が続いている。まずは、雲の中に現在値が入ることが出来るのか否かに注目をしたい。

「週央の動きに注目

A点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯で下げ止まったものの、戻りは弱く、B点が位置する時間帯より再び値を下げている。

次の注目日は12月10日前後である。

A点水準:310円
B点水準:350円
C点水準:240円
D点水準:425円

今週のポイントは週央の動きに注目ということである。

<あくまでも個人的見解>
C点に注目をしたい。週央にC点が位置する時間帯を通過する。したがって、同点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになる。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開が続いている。B点が位置する時間帯より値を下げ、右肩下がりのBCラインに沿って推移している。この場合、再び300円を割り込んでいくことになろう。

<第2シナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性もある。C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があることに加え、右肩上がりのCDラインが下値支持線として存在している。この場合、400円を窺う動きになっていこう。

雲の下限が上値抵抗線となり上値の重たい展開が続いているのがわかる。故に、まずは雲の中に入ることが出来るのか否かに注目をしたい。

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プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

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