川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

ビットコイン、下げ止まることが出来るのか

2024/05/06

大型連休

大型連休の過ごし方の第1位は『自宅で過ごす』で34%を占めている。他の選択肢には『外食をする』、『ショッピング』などあるのに、なぜ、自宅で過ごすが第1位なのか。ちょっとビックリである。そして、海外旅行は1%であった。こちらは、円安、海外の物価高もあり、さもありなん、という結果である。今の経済の調子だと、海外旅行はもっと減少するかもしれないであろう。

「下げ止まることが出来るのか」

トリプルトップを形成した後、下値支持線と期待されたACラインを割り込んできた。そして、B点が位置する時間帯にB点に引き寄せられた。その後は大きな陽線を示現し、反発している。

次の注目日は5月9日前後である。

A点水準:約900万円
C点水準:約1150万円

今週のポイントは下げ止まることが出来たのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
BDラインに注目したい。下げ止まりから堅調な展開に戻るのであれば、下値支持線として存在しているBDラインを割り込むことなく推移していくことが必要になる

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開となっている。ACラインを割り込み、右下のペンタゴンの中で推移をしている。また、この先には右肩下がりのCDラインが上値抵抗線として控えている。上値の重たい展開が続くのであれば、800万円を窺がう動きになっていこう。

<第2シナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性もある。B点が位置する時間帯を通過した直後に陽線が出現している。また、下値支持線としてBDラインが存在しているからだ。この場合、1100万円を窺がう動きになっていこう。

雲の下限を割り込み上値の重たい展開となっているが、先週末には雲の中に再び戻ってきている。ここからは雲の上限をブレイクすることが出来るのか、それとも再び割り込むのかがポイントになる。

「週明けの動きに注意」

上値の重たい展開となっていたイーサリアムだが、A点が位置する時間帯に下げ止まると反発する場面もあった。しかし、BCラインを割り込むと再び値を下げてきている。

次の注目日は5月6日前と13日前後である。

A点水準:約50万円
B点水準:約40万円
C点水準:約56万円
D点水準:約46万円

今週のポイントは週明けの動きに要注目ということである。

<あくまでも個人的見解>
C点に注目したい。週明けにC点が位置する時間帯を通過する。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくのか否かがポイントになる。

<現在のシナリオ>
現在は上値の重たい展開が続いている。下値支持線として期待されたBCラインを割り込んでしまった。また、右肩下がりのCDラインが上値抵抗線として控えているからだ。この場合、40万円を試すことも考えられる。

<第2シナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性もある。C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性があることに加え、右肩上がりのBDラインが下値支持線として存在しているからだ。この場合、55万円を窺がう動きになっていこう。

雲の下限を割り込み、上値の重たい展開が続いている。ここでは、雲のねじれの位置に注目したい。早晩、雲のねじれの位置を通過する。したがって、雲のねじれの位置が変化日となり、新しい流れがどのように出てくるのかがポイントになる。

「新しい流れが出てくるのか

ペンタゴンのど真ん中の時間帯にあたるA点を通過した直後より値を下げ、上値の重たい展開が続いている。

次の注目日は5月12日前後である。

A点水準:約90円
B点水準:約70円
C点水準:約120円
D点水準:約40円

今週のポイントは新しい流れが出てくるのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
CDラインに注目したい。ペンタゴンが真横に描き足される際に超えていくライン(ここでのCDライン)に到達すると、直前の流れとは逆の動きになることが多いからだ。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開が続いている。B点が位置する時間帯を通過した後も値を下げ、BCラインを割り込んでいる。そして、右肩下がりのCDラインが上値抵抗線として存在しているからだ。この場合、60円を試す動きになっていこう。

<第2シナリオ>
堅調な展開に移行する可能性がある。C点が位置する時間帯を通過した後は下げ止まりから横這いとなっている。また、CDラインに到達すると流れが変わる可能性がある。この場合、100円を窺がう動きになっていこう。

雲の下方を推移し、上値の重たい展開が続いている。先週、雲のねじれの位置を通過したことから。新しい流れが出てくるのか否かに注目したい。

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プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

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