川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

ビットコイン、上値が抑えられる展開に

2024/04/15

冬から夏へと

3月末まで寒い日が続いたと思ったら、夏がやってきた。心地よい春という季節はどこに隠れてしまったんだろうか。例年、桜の満開は3月末となっていたのだが、今年は入学式に桜が間に合うほど、春の訪れはおそかった。ここから12月まで暑い日が8カ月も続くのであろうか。

「堅調な展開を維持している」

ビットコインは1,000万円に乗せた後は高値でもち合いを続けている。ただし、上値も抑えられている。

次の注目日は4月18日前後である。

A点水準:約900万円
B点水準:約1150万円

今週のポイントはこのまま堅調な展開を維持出来るのかということである。

<あくまでも個人的見解>
B点に注目したい。先週末にB点が位置する時間帯に到達した。したがって、B点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになる。週明けの動きに注目である。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。A点が位置する時間帯を通過した後も値を上げている。また、右肩上がりのADラインが下値支持線として存在している。この場合、BDラインを超えていくことが考えられる。

<第2シナリオ>
先週末にB点が位置する時間帯を通過したことに加え、BDラインが上値抵抗線として存在していることから上値の重たい展開に移行する可能性がある。この場合、900万円を試す動きになっていこう。

上値を抑えられながら、雲の上限に接近してきている。ここでは、雲の上限が下値支持線となり、堅調な展開を維持出来るのか否かに注目したい。

「正念場を迎える」

ペンタゴンのど真ん中の時間帯より再び上昇したものの、ACラインが上値抵抗線となっている。先週末にはCDラインに沿って下落をしている。

次の注目日は4月16日前後である。

A点水準:約56万円
B点水準:約46万円
D点水準:約49万円

今週のポイントは堅調な展開を維持することが出来るのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
ACEラインに注目したい。堅調な展開が続くのであれば、上値抵抗線として存在しているACEラインを超えていくことが求められる。

<現在のシナリオ>
堅調な展開を維持している。右肩上がりのBDEラインが下値支持線として存在していることに加え、D点が位置する時間帯が変化日となり下げ止まりから上昇に転じる可能性がある。この場合、CEラインを超えて60万円を窺がう動きになっていこう。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。上値抵抗線としてACEラインが存在している。また、C点が位置する時間帯より下落に転じているからだ。この場合、44万円を試す動きになっていこう。

現在値が雲の中に入ってきた。雲の下限を維持することが出来るのかが焦点となる。雲の下限を割り込むと、上値の重たい展開になっていこう。遅行スパンも26日前のローソク足を下回ってきた。

「上値の重たい展開に移行

堅調な展開を維持していたのだが、ペンタゴンのど真ん中の時間帯A点を通過した直後より大きく値を下げてきた。

次の注目日は4月18日前後である。

A点水準:約90円
B点水準:約40円
C点水準:約70円
D点水準:約120円

今週のポイントは上値の重たい展開が鮮明になるのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。堅調な展開に戻るのであれば、右肩上がりのADラインを意識した動きが求められる。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開に移行した。ペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過した直後に大きく値を下げている。下値支持線ADラインから下放れた。この場合、70円を試す動きになっていこう。

<第2シナリオ>
堅調な展開に移行する可能性はある。B点が位置する時間帯が変化日となり、下げ止まりから堅調な展開に戻る可能性もある。この場合、100円を窺がう動きになっていこう。

雲を割り込んできたことから弱気が鮮明になっている。ここでは、雲の中に戻ることが出来るのか否かがポイントになる。

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プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

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