川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

ビットコイン、再び高値に接近

2023/12/25

33という数字

今年の流行語大賞は『アレ』が選ばれました。では、金融界の流行語といえば、おそらく『新NISA』ではないのかなと思うのですが、筆者は『33年振り』という言葉を上げたいと思います。日経平均株価が33年ぶりの高値。そして、為替も33年ぶりの安値となりました。

特に日経平均株価は33,000円台ですので、3が並びます。そして、忘れてはならいのが、マーケットは『3』という数字を好むのです。

「週明けの動きに注目」

高値から下落し時間の逆行を回避したビットコインだが、上値抵抗線AEラインを超えて再び高値に接近している。

次の注目日は12月31日前後である。

A点水準:約640万円
B点水準:約540万円
C点水準:約480万円

今週のポイントは週明けの動きに注目したいということである。

<あくまでも個人的見解>
C点に注目したい。先週末にC点が位置する時間帯に到達した。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになるからだ。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。B点が位置する時間帯より上昇に転じている。また、AEラインを超えて右上に新しいペンタゴンが描き足されたからだ。
この場合、高値更新の期待も膨らむ。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。また、ADラインが上値抵抗線として存在しているからだ。
この場合、BEラインを試す動きになっていこう。

堅調な展開は続いている。一時は現在価格が基準線を下回る場面もあったのだが、現在は基準線および転換線の上方を推移している。

「高値更新となるのか」

高値から値を下げたもののA点が位置する時間帯で下げ止まると、その後は横這いが続いていた。しかし、選手末にかけてAEラインに沿って値を上げ始めている。

次の注目日は12月25日前後である。

A点水準:約30万円
B点水準:約40万円
C点水準:約14万円

今週のポイントは高値を更新することは出来るのかということである。

<あくまでも個人的見解>
AEラインに注目したい。堅調な展開が続き、高値を更新するのであれば、右肩上がりのAEラインに沿って推移していくことが期待されるからだ。

<現在のシナリオ>

堅調な展開を続けている。B点が位置する時間帯より値を上げている。また、AEラインに沿って推移をしているからだ。
この場合、高値を更新することが期待される。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性も残っている。C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。
この場合、28万円を試す動きになっていこう。

雲が下値支持線となり下げ止まりから高値を狙う動きになっている。また、遅行スパンも26日前のローソク足を維持しながら堅調な動きを保っている。

「踏み止まることが出来るのか」

高値を示現した後は中段でのもち合いが続いている。

次の注目日は12月20日前後である。

A点水準:約120円
B点水準:約70円
C点水準:約90円

今週のポイントは堅調な展開を維持することが出来るのかということである。

<あくまでも個人的見解>
C点に注目をしたい。週央にかけてC点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過する。したがって、ペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり新しい動きが出てくるのか否かがポイントになる。

<現在のシナリオ>
堅調な展開を維持している。B点が位置する時間帯を通過した後も下落することなく推移している。また、右肩上がりのBCラインが下値支持線として存在しているからだ。
この場合、100円に乗せていくことが期待される。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性も残っている。ペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。また、右肩下がりのACラインが上値抵抗線として控えているからだ。
この場合、80円を割り込んでいくことになろう。

雲の下方を推移している。故に、雲の中に戻ることが出来るのか否かがポイントになる。雲から下放れると弱気が広がることになる。

この記事をシェアする

前の記事 次の記事

プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

ブログランキング

  • にほんブログ村 投資ブログ 仮想通貨へ

最新の記事

カテゴリー

アーカイブス

無料会員募集中