川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

大きく上昇したビットコインだが、A点を超えた後は横ばい状態

2023/07/10

インディジョーンズ

久しぶりにインディジョーンズが帰ってきた。このシリーズはどれを見ても傑作である。年を取ったハリソン・フォードの演技にも注目したい。ということで、近々にこの映画は観に行くつもりである。既に観に行った友人からは、『かなり面白い』という報告を受けている。

「週明けの動きに注目」

大きく上昇しA点に引き寄せられたビットコインだが、A点を過ぎるとほぼ横ばい状態が続いている。そして、先週末にはペンタゴンのど真ん中の時間帯に到達した。

次の注目日は7月15日前後である。

A点水準:約440万円
B点水準:約480万円
C点水準:約380万円

今週のポイントは週明けの動きに注目ということである。

<あくまでも個人的見解>
B点に注目したい。ペンタゴンのど真ん中の時間帯にあたるB点を通過することで、新しい流れがどのように出てくるのかがポイントになるからだ。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。大きく上昇した後も下落することなく推移している。また、右肩上がりのCDラインが下値支持線として存在しているからだ。この場合、480万円を窺がう動きになっていこう。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。ペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。また、右肩下がりのBDラインが上値抵抗線として存在しているからだ。この場合、400万円を試す動きになっていこう。

雲の上方を推移し堅調な展開を続けているが、雲のねじれの位置が接近してきていることから週末にかけては要注意か。

「上値を抑えられる」

堅調な展開を続けているイーサリアムだが、上値抵抗線として存在しているADラインを超えることはできず、その下方に存在しているACラインに沿って値を下げている。

次の注目日は7月12日前後である。

A点水準:約30万円
B点水準:約14万円  
C点水準:約24万円

今週のポイントはこのまま上値の重たい展開に移行するのかということである。

<あくまでも個人的見解>
B点に注目したい。週央にB点が位置する時間帯を通過する。したがって、B点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになるからだ。

<現在のシナリオ>
堅調な展開を維持している。A点が位置する時間帯では陽線を示現し、右肩下がりの上値抵抗線ABラインを超えてきているからだ。この場合は30万円を窺がう動きになっていこう。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。右肩下がりのACラインが上値抵抗線として存在している。また、ACラインの上方にはADラインも控えているからだ。そして、B点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性もある。この場合、24万円を試す動きになっていこう。

雲の上限に迫っている。すなわち、雲の上限が下値支持線となり、堅調な展開を維持することが出来るのか否かがポイントになるからだ。

「踏み止まるか」

横這いが続いている。ただし、B点が位置する時間帯を通過した直後より陰線が出現している。

次の注目日は7月13日前後である。

A点水準:約120円
B点水準:約40円 
C点水準:約90円

今週のポイントは踏み止まることが出来るのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
BCラインに注目したい。堅調な展開を維持するのであれば、右肩上がりで下値支持線として存在しているBCラインを割り込むことなく推移していくことが期待されるからだ。

<現在のシナリオ>
堅調な展開を維持している。下値支持線としてBDライン、そしてその下方にはBDラインが控えているからだ。この場合、80円を窺がう動きになっていこう。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。B点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わった可能性もある。なぜなら、B点が位置する時間帯を通過した直後より陰線が連続しているからだ。この場合、60円を割り込んでいくことになる。

雲の中を推移している。この場合、雲の下限が下値支持線となり、下げ止まることが出来るのか否かがポイントになる。割り込むと弱気が広がることになろう。

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プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

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