若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

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注目されるFRBの選択

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FRB による量的金融緩和は昨年10月で終わった。

本来ならば、これの出口戦略は、買い取った3兆7千億ドルの国債とMBS(住宅担保証券)を売り始めるというのがあるべき姿である。

本当にもうアメリカ経済が大丈夫なら、膨らみきった、FRBのバランスシートを少しずつでも落としていくのが筋である。 短期金利の上げということを金融正常化とFRBは称しているようだが、本当の正常化は金利もさることながら、保有債券の売却が大事である。

短期金利の上げは、失敗すればまたすぐ金利引き下げができる。

2000年の速水日銀は、一時の見せかけの景気回復に騙されて、時期尚早な、金利上げを2度もやってしまった結果、再び景気の下落に直面 、すぐにはメンツもあって金利上げに戻すことはできず、仕方がなく、日銀自体が初めての非伝統的金融政策である、量的緩和に踏み切ることになった。意図せざる形で、先進国の中央銀行ではじめて、量的緩和に踏み切る栄誉に浴した。

今度のFRBのいわれている利上げは、日銀の記念碑的な失敗と肩を並べるFRBの失敗となるのか。それともその前に米国株式が暴落して、ぎりぎりでFRBを失敗の寸前で踏みとどまらせるのか興味深い。

過去のトラックレコードでみてFRBの政策はあまり信用出来ない。

米国株が暴落すれば、目先の失敗は逃れられるが、QE2という、FRBの失敗からは逃れられない。どちらの失敗がまだましか。

QEバブルが破裂したら、FRBにはもうとる手段は残されていない。こちらの方が、米国経済にとって恐ろしいことである。 なぜなら金融政策は出しつくし、残されているのは財政政策ということになる。

財政政策となると議会からタックスマネーを出させることになるが、議会は上下両院とも共和党が多数である。歳出の増加には徹底的に反対している彼らから積極的な財政政策は出てこない。アメリカ経済はQEバブル破裂後、いくところがなく長期低迷を余儀なくさせられる。

誰がアメリカ経済は強いなどといったのか。

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