若林栄四 ニューヨークからの便り

若林栄四(わかばやし・えいし)

1966年東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。シンガポール支店、本店為替資金部及びニューヨーク支店次長を経て勧角証券(アメリカ)執行副社長を歴任。現在、ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では株式会社ワカヤバシ エフエックス アソシエイツ(本邦法人)の代表取締役を務める。

【著書】
・黄金の相場予想
・世界一やさしい図解FXの教科書
・異次元経済 金利0の世界
・富の不均衡バブル
・etc

書籍

トレトレブログ

黄金分割の1000日、1000週

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ドル/円相場の月足チャートを見ていると、おかしなことに気がついた。

ペンタゴンを当てはめていると、ドル/円相場の起点が大底の2011年10月31日の75円53銭ではなく、2011年3月17日の76円25銭と見た方がペンタゴンの日柄の整合性が高い。

76円25銭は震災後6日目のドル安値で、空前の大災害が日本を襲っているのに、大円高になるという不思議な現象にショックを受けた事件である。さすがにその翌日からG7の協調介入が入ってドルを80円台まで戻した。4月には85円台まで戻したが、戻りはそこまでで、そのポイントから75円53銭の大底、2012年3月には84円台の戻り高の後、9月13日に77円13銭の安値をもう一度見て其れから立ち上げた形になっている。76円25銭、75円53銭、77円13銭とリバース・ヘッドアンドショルダー(逆三尊)の底打ちの形である。

その76円25銭のところからペンタゴンをアプライするとこの11-12月でペンタゴンの右肩レジスタンス101-102円に引っかかる形になっている。ドル上げ相場が走りだしたのはその2011年3月から19カ月目の2012年10月である。その前の12ヶ月目の2012年3月には84円まで戻った相場が戻り天井を見たタイミングである。
12-19-31のシークエンスでいけば今年の10-11月に戻り相場が天井を打って下げに入るというのが美しい。

相場がなかなか戻り高値を見ないので不思議に思っていたが、震災3月11日からの1000日目が12月6日、76円25銭を付けた3月17日からの1000日目(142-3週)が12月12日となっているのでその節目まで我慢しているのかもしれない。

震災を相場の種にするのは不謹慎であるが、2011年3月17日の出来事は一種の怪奇現象と見てもよいだろう。したがって相場の起点にふさわしいのかもしれない。

震災からほぼ1000日で戻り高値を見て、1995年4月19日の円高値79円75銭からの1000週目である来年7月第1週に向けて円高(85円)が進行するというのが、黄金分割の示唆するところだが果たしてどうか。

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オバマケアーと共和党の憂鬱

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オバマケアーをめぐる争いは熾烈である。しかしすでに決着はついている問題でもあるのだ。すなわち、これはすでに法律になっているから、これをいまさら廃案にすることはできない。

4千7百万人といわれる無保険者をなくそうというのがこの試みであり、なぜ共和党が反対するのか日本人には分かりにくい。

我々日本人は敗戦後米国から自由と平等という概念を輸入し、民主主義国家として約70年の経験を持つ。筆者なども子供のころ自由と平等というのを小学校で教わった記憶がある。自由と平等、どちらも大変結構な概念で日本人も何かというと自由、平等と唱えてきた。

米国の場合この自由と平等が対立概念としてあり、自由を取るのか、平等を取るのかの議論がかまびすしい(※1)わけだ。日本の場合には自由も平等もどちらも結構で、どちらかに選択を迫られるということはない。

もちろん自由を唱えるのは共和党であり、オバマケアーで国民の自由意志に関係なく強制的に保険に加入させる点が共和党の拒否反応を招いている。強制的にしないと健康な人は保険に入らず、非健康の人間ばかりが保険加入することになり、それでは保険の会計が持たないということから、政府が強制する形になっているのだが、その点が政府からの自由を標榜する共和党の党是に反するということなのである。

民主党は平等の概念を立党の基本概念としており、貧富の差の縮小に意を用いている。4千7百万人もの無保険者は米国の国家としての恥であるとして、歴代大統領がだれも為し得なかった国民皆保険のオバマケアーを打ち立てたことは、リベラルの勝利として社会保障制度の導入と並ぶ大勝利といえよう。民主党議会とホワイトハウスはせっかく打ち立てたオバマケアーを2014年から実施する方針を変えるつもりは全くない。

強制的ということで共和党が最高裁に憲法違反で訴えたが、これは合憲と却下されている。オバマケアーをひっくり返すことは全く現実的ではない。

いくら騒いでもダメなのである。共和党はオバマケアーをひっくり返すには、ホワイトハウスと上院を制する必要がある。もしそれが可能になっても、すでにシステムとして発足したものは何千万人の既得権益者が、それの大幅な変更を阻むだろうから、はっきりいって無駄である。

共和党が今強烈に攻撃を加えているのは、実はこのオバマケアーが大成功になる可能性が強く、その恐怖が今の攻撃を激化させているというのがノーベル経済学賞受賞者であるポール・クルーグマンの意見である。面白い。

(※1)かまびすしい(喧しい/囂しい)やかましいや、かしましいの意

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