マンハッタンの住宅事情
米国の住宅市場の価格を示す指標に、ケース・シラーの数字がよくつかわれる。
あのなかでNY 地区とあるのは、New Jersey、 Connecticut州も含めた、NY通勤圏の指標である。NY地区は他のめちゃくちゃなバブルをやった地区に比べると住宅の落ち込みはましである。NYでもマンハッタンは別物である。
11月中旬に読んだNY タイムズによるとマンハッタンでは、買い手によるビディング・ワー(bidding war -複数の買い手が争って買値を上げる)が起こっていると報じている。
具体的な例は、アッパー・ウェスト(小生の住んでいるエリア)のone bed room (日本の2LDK )のアパート(ちなみに我が家はthree bed rooms )を昨年リーマンショックの日にマーケットに699千ドルで売りに出した人がいる。当然最悪のタイミングでマーケットに出たので買い手はいない。売値を649千ドルに下げたが、買値は585千ドルで3人ほど買いたい人がいた。7カ月マーケットに出したが売れないので今年6月にいったんマーケットでの売りをひっこめた。
8月の終わりごろになると別のブローカーが645千ドルでオファーを出したらどうかと言ってきたので、マーケットに出したところ、複数の買い手が興味を示し、その中の一人は650千ドルで買うということになった。
昨年のリーマン前のプライスよりは悪いが、ことマンハッタンについては、相場がほとんど下がっていない。ここへきて、待ちかねた買い手が買いに入ってきたということらしい。さらにドルが下がったこともあり外国人が現金で買いたいというのが多い。
もちろんこれは、このままドンドン相場が上がるということではないが、希少性の高いマンハッタンのアパートは下値が堅いということになろうか。
米国の不動産市況もさまざまである。





